どこかの駅メモラーの雑記帳

そこそこベテランの駅メモラーのブログです。旅行記や日々感じたことを書いていきます。

「どんなに弱くても黙って見守るのが真のファン」は嘘だと思う

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こんばんは。高岡氏です。

 

今回もプロ野球についての話題です。

 

突然ですが、

 

カープがとにかく弱い。

 

 

プロ野球データFreak
セリーグ順位表
 

広島佐々岡監督怒りあらわ「投手が全て」最下位転落

 
 
今日も苦手横浜相手に取られも取られたり8失点。
この3連戦3試合で30失点とまさに「悲惨」としか言いようのないチーム状況です。
 
 
まあカープが弱いのは日常茶飯事で、むしろ優勝した2016~2018年がおかしかったんですが。
 
この2016年より少し前あたりから、
 
カープ女子」
 
なるいわゆる「にわかファン」の増加が色んな意味で話題を呼んだのも記憶に新しいですね。
 

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↑ 代表的なのがこの人で、TVで野球のルールどころか応援しているはずのカープの選手すら満足に把握していない、というもはやにわかと呼べるレベルかどうかすら怪しい醜態(?)を晒してしまったために、この「カープ女子」という単語は、ネット中では基本的にネガティブな文脈で使われることがほとんどになってしまいました。

 

 

今年、コロナの影響で球場には入場制限が設けられ、おまけに上記の弱さを晒してしまっているカープ。3連覇のときの熱はすっかり冷めてしまったのではないでしょうか。

 

さてこういう状況になると鼻息を荒くし始めるのが、ある程度ファン歴の長い人たちです(あえて「古参」とは表現しません)。

 

彼らはこぞって

 

「ま、暗黒時代を経験してる俺たちにとっちゃこのくらいの弱さは耐性ついてるから何とも思わないけどねw」

 

と言います。

それに加えて、この記事のタイトルみたいなことを言いだします。

 

 

私、思うんですけど、

 

 

 

 

だからなんやねん。

 

 

ファンが勝利を願うのも、応援しているチームに強くあってほしいと思うのも当たり前じゃないですか。

それなのに応援しているチームがどんなに無様な試合をしようが、泥沼の連敗地獄に浸かろうがなんとも思わないファンのことなんて1ミリたりとも羨ましいと思いませんよ。

 

まあかく言う私も、今のカープが負けてもそこまで悔しいと思わなくなってしまいました。中高生のときは、あまりのカープの不甲斐なさにTwitterにひたすらカープの愚痴ばかり書き込んでいたものです。強さの程度は今と大して変わらないのですがね。

 

じゃあなんで悔しくなくなったかというと、

 

慣れのせいで感性が死んでしまったというのが正しいと思います。

 

なんか勘違いしたファンが「目の前の結果に一喜一憂するな!」って他のファンに言ってることがあるんですけど、目の前の結果に一喜一憂してはいけないのは選手ですよね?ファンは目の前の結果を見て好き勝手に言える特権があるはずです。

 

だからといって以前の私のようにアホだのボケだのといった言葉を並べ立てるのがあるべきファンの姿かと言われれば多分違うような気がしますが、弱いときには弱いときなりの態度をとっているほうがファンっぽいなあと自分は思ってしまいます。

 

 

 

ここまで色々書いてきましたが、結局のところカープが強ければこんな不毛な議論はしなくてよくなるので、もっぺん強くなってくれ、カープよ。

 

【徒歩メモ】日田彦山線の不通区間を歩く 最終回 【実質廃線】

こんばんは。高岡氏です。

 

タイトルの通り、日田彦山線徒歩企画記事の3つ目、ラストになります。

 

tk0k1975.hatenablog.com

 

 

tk0k1975.hatenablog.com

 

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前回はここ、筑前岩屋駅に到着したところで終わりました。

もうすぐ13時、すでに歩き始めて7時間ほど経っていますが、私の体のある部分が既に悲鳴を上げていました。

もちろん峠を越えてきたので脚もかなりきつかったのですが、それ以上に

 

 

 

 

が本当に痛い。

 

ひたちなか海浜鉄道を歩いたときも、箱根を歩いたときもそうでしたが、長距離歩行をして最もつらいのって実はケツなんです(私の場合)。毎回あまりにも苦しめられるので、さすがに私も無策のままではいません。

 

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テッテレテッテテッテレテッテッテー(のぶ代ドラが道具を出すときのアレ)

 

「徒歩 尻 痛い」で検索して一番上に出てきたブログで紹介されていたので早速ポチりました。朝ホテルでコイツを塗ってきたので大丈夫なはず!だったのに・・・

 

まあ効果の持続時間が7~8時間程度、と書かれてたのでそれもあるんだろうとは思うのですが、そもそも重点的に塗っていたのは尻の割れ目だったのですが、痛いのはむしろ腿の付け根の辺りでした。痛恨のミス!

 

仕方がないので筑前岩屋駅のトイレでもう一度塗り直しましたが既に痛いところに塗っても余計痛いだけですね(当たり前)。今度は札沼線の廃止区間を歩こうと思っているので同じミスを繰り返さないようにしたいです。

 

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最盛期は結構大きい駅であったことが窺える構内となっています。

そしてここは結構派手にやられていますね(4枚目)。崩れた土砂が山になっています。まあこの山中なので優先度が低いだけなのかもしれません。

 

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さてこの筑前岩屋駅で名物とされているのがこの岩屋湧水です。車で汲みに来ている人も何人かいました。というか車でないと難しいと思いますが。

しかしこの有料水汲み場の左隣には無料で汲める泉もあるので、鉄道で来た人は主にそっちを使っていたのでしょう。

 

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彦山駅周辺で見られた「めがね橋」はここにもあります。これも鉄道遺産行きでしょう。

 

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この辺りは蛍の名所としても知られているようで、公園には「ほたる館」なる施設もあります。

 

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大行司駅が近づいてくると建物が増えてきます。

時刻は14時を回っていましたがまだ昼飯を食べていなかったので、2枚目の坂本屋さんで肉うどん(550円)頂くことにしました。老夫婦が営んでいる昔ながらの食堂といった店構えです。

 

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昨年建てられた大行司駅の新駅舎、だったのですがなぜか施錠されており中には入れず。感染対策の一環なのでしょうか、なんとももったいない印象。

室内には、駅名にちなんで力士や行司のサイン色紙が飾られています。

 

さてホームはどこだ・・・。

 

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いやキツいわ。

まあ伝説の宇都井駅レベルではありませんがね。おまけにスロープもあるので遥かにマシ。

 

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ホームと線路はなんとなく日豊本線の山間部っぽい雰囲気を醸し出しています。行ったことないけど。

 

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隣は宝珠山と名のつく駅ですが、旧宝珠山村の中心地はむしろこの駅周辺です。

右に見えるグラウンドでは子供たちが遊んでいる姿が見えました。こういう田舎で子供の姿を見るとほっとするのは私だけではないはず。

 

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難所の筑前岩屋駅さえ越えてしまえば後は平坦な道のりです。

これといった見どころも特にないです。

 

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味のある木造駅舎、そして県境に立つホームが特徴の宝珠山駅

 

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駅舎内の掲示板ではなかなか香ばしいレスバトル(?)が繰り広げられていました(笑)。

BRT化が決まった今、これを書いた人たちは何を思うのか・・・。

 

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大行司駅みたいな新しい駅舎も良いですが、こういう古い駅舎にしか出せない味というのはありますね。

 

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そろそろ本気で書くネタが無いです。

まだまだ旅行記を書くには未熟ですね。

 

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近くの商店でガリガリ君を買って大鶴駅を訪問。この辺りの線路はもう草に埋もれてしまっています。

 

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こちらも2010年建設と新しめの駅舎になっています。電灯はセンサー式となっており、部屋に入ると自動で点灯しますが椅子に座ると反応せず消えてしまうのがネック。

 

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今年映画が公開されるなどもはや国民的人気といっても過言ではない進撃の巨人

この翌日に大雨で由布院や湯平の方は大打撃を負ってしまいましたが、「巨人」よりも現実の自然の方が遥かに恐ろしいですね。

 

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この中だと「日田天領めだか」に目が行きますね。

調べると日田市のふるさと納税の返礼品として扱われているということで驚き。

https://www.furusato-tax.jp/product/detail/44204/403828

 

しかもウナギの蒲焼より高い・・・!

 

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「マリオワールド」

これも気になりますが時刻はもうすぐ18時。19時44分までに夜明駅に着く必要があるので今回は断念。

なお開館は17時までということだったのでどのみち行けなかった模様。

 

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対岸に渡ると今山駅の駅舎が見えました。

 

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ここまで見てきた中では最もオーソドックスな感じの棒線駅です。

しかしやたらと構内にスペースがあるので、ここももう少し大きな駅であったことは窺えます。また隣の大鶴駅と違って線路が草で覆われているということもなく、よく手入れされているなという印象です。

 

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九州横断自動車道の高架。

この辺りから突然雨が激しくなりました。まあむしろよくここまで降らなかったな、という思いでしたね。

 

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夜明駅前の通り。

2路線の分岐駅ではありますが、少し寂しいものとなっています。

写真だと分かりにくいですが本当に土砂降りだったので、一刻も早く駅舎に避難したいという思いでいっぱいでした。

 

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19:08 夜明駅到着

 

添田駅出発から13時間、ついに到着。独特の字体が哀愁を誘う駅舎ですが、感慨に浸る間もなく急いで駅舎に駆け込みました。

 

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大鶴駅と同じく2010年に作られた駅舎で、座っていると電灯が消えるところまで全く同じです。せっかく漫画まで置いてあるのにこれじゃゆっくり読めないような気もしますが、基本的に通学する学生は複数人同時に利用するので問題はないのでしょう。

 

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机の下には保育園の園児が作った「復旧おめでとう!」ボードが。

当時は気づかなかったのですが、特急「ゆふいんの森」を象ったものになっていますね。これを撮った翌日に再び長期不通に見舞われてしまうことになるのですから皮肉なもんです。

 

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19:44発の久大本線にのり久留米へ、そしてその後は鳥栖から特急みどりに乗り継ぎ佐世保まで行き本日の行程は終了です。

なお、皆さんご存じの通り、翌7/6は長崎を始め九州北部が豪雨に見舞われる事態となってしまいました。どうにか松浦鉄道佐世保伊万里間は乗れたものの、そこから列車は動かず、どうにかバスで長崎空港へ辿り着くことは出来ましたが・・・。

 

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私が乗る予定だった20:20発羽田行きは欠航。

なんとこの悪天候にも拘らずANAは運行していたため、こちらに乗ることも考えましたが、さすがに怖かったので空港内で一夜を明かすことになってしまいました。

 

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周りに誰もいない空港内というのは新鮮で、不謹慎ながら少しワクワクしてしまいました。

その後空港内に宿泊する利用者が集められ、公民館の会議室のような場所に通されました。

 

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そこでは職員の方が非常用の飲料水と塩むすびを振る舞ってくれました。

夕飯抜きも覚悟していたので本当にありがたかったです。

 

このとき隣に座っていた、長崎在住のおじさんと少しお話をしたのですが、

 

おじさん「何しにここに?仕事ですか?」

僕「いや~ちょっと観光に・・・。県外移動自粛も解禁されましたし・・・。」

おじさん「ダメだよこんな時期に来ちゃ~(笑)」

 

・・・ごもっともです。

まあこれがウイルスのことを言っているのか大雨のことを言っていたのかは分かりませんが。

 

ともあれ翌日の飛行機で無事に還れたのでひとまずOKです。

 

ではまとめに移りましょう。

 

徒歩データ

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個人的には10万歩くらい歩いた気分だったのですが、意外にそうでもなかったようです。まあスマホは手に持っている時間の方が長いのであくまで目安ですが。

やはり一番きつかったのは彦山~筑前岩屋間の峠越えです。国道211号線を経由していればもう少し肉体的にも精神的にも楽に行けたかもしれませんが、そうすると筑前岩屋駅にも行けなかったので致し方なし。

次に来ることがあれば、気になっていた深倉峡やマリオワールドなどを訪問してみようと思います。

 

今回のレポートは以上になります。

ありがとうございました。

 

 

 

「潔癖主義」がプロ野球をつまらなくする


巨人・北村拓己選手の円陣声出しについて思ったことを話します

 

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こんばんは。高岡氏です。

 

8/5のプロ野球阪神ー巨人」戦において、ちょっとした「事件」が起こりましたが、ご存知でしょうか?

 

まあ上にその件について語られている動画を貼ってるんですけど、

 

簡単に言うと、試合前の声出しにおいて巨人の選手が

「藤浪選手(相手の先発投手)の球に当てられる前にバットに当てましょう!」

という発言をしました。

まあこれだけなら身内の軽い冗談程度で済んだ話なのですが、

あろうことか巨人はその声出しをTwitterアカウントで公開してしまったのです。

 

当然のことながら阪神ファンを中心に怒りの声が巻き起こり、事態を重く見た巨人側は当該ツイートを削除しお詫びを掲載しました。↓

 

正直、どんなつまらないことでも何がきっかけで炎上してしまうか分からないこのご時世に、このような動画を上げてしまった巨人のTwitter担当はセンスがない、と言わざるを得ません。これは事実だと思います。

 

 

しかし、それを抜きにして考えればこの発言はそこまで批判される筋合いのあるものでしょうか?

 

この藤浪選手、今年こそ安定した投球を披露していますが、去年までは危険な球がかなり多かったのも事実です。しかも狙ったように右打者の頭にすっぽ抜けていくことから、主力の怪我を恐れた他球団は、彼の登板時は露骨に左打者を並べるなど対策を取っていました。

優れた動体視力を持つプロ選手相手にすらここまで恐れられているくらいですから、今回の発言が出るのは至極当然のことだと思います。

 

そもそもの話、身内だけでそういう話をするのはむしろ優しいほうですよ。

今年はウイルス騒ぎによって観客の声が聞こえない状況ですが、TV中継には野次が入り込むことがままあります。観客もいないのに誰が声を出しているのか、それはベンチにいる選手であったりコーチ陣だったりします。

 

河川敷などで草野球を行っているところを見ても、試合中誰かしらが必ず声を出しています。その声の中には相手を精神的に揺さぶるための汚い野次も当然入り込むわけです。

ましてプロ野球選手たちは文字通り自分の人生をかけて野球をやっています。

身も蓋もない言い方をしてしまうと、野次や少し揶揄われた程度で崩れてしまうような選手は、プロとしてはその程度の選手だったと言われてしまうような世界なんです。

そのことを少しでも理解していれば、この発言をした選手を責め立てたり、ましてやその選手の妻のSNSアカウントに突撃してしまうような愚かな行為は出来ないはずなのですがねえ・・・。

 

結局のところ、文句を言っている人たちの

「自分の知っているプロ野球の世界がこんなに汚いはずがない!」

という勝手な思い込みによって巻き起こされた炎上なんです。

自分の見ている世界こそが常に正しくて正義である、こう思っているからこそ、

「他人の冗談程度の野次に対する怒りを、関係ない本人の妻にまで汚い言葉を使ってぶつける」なんて矛盾に溢れた行為が平気で出来るのでしょう。

 

そう考えると、やっぱり誹謗中傷問題なんて永遠に解決しない、ということがはっきり分かってしまいますね。

 

tk0k1975.hatenablog.com

 

勝って浮かれているファンをTwitterに上げて、

「こいつら調子に乗ってる!許せない!これだから〇〇ファンはマナーがなってない!」

と盛り上がる連中も同じです。

 

こういう人種に限って、

「相手へのリスペクトがない」

「相手の存在を無視している」

などとのたまうのですが、私に言わせればむしろです。

 

愉快になる相手がいれば、それと引き換えに自分が不愉快な思いをするのは当たり前のことじゃないですか。

逆に、自分が愉快に思っていることについて相手が不愉快に思っているかもしれないけど口に出さないだけ、とは考えないのでしょうか。

 

 

「俺は不快なものを一切見たくない、だから他球団のファンは俺の思う理想の行動をしやがれ」

 

奴らの思想を一言で表すならこうです。自分にとって不快なものが一切排除されなければ気が済まない、まさに「潔癖主義者」です。どちらが相手へのリスペクトを欠いているかなんて一目瞭然ですよね。

 

「俺が不快だから」という理由で嫌っているものが無くなったとき、その瞬間は脳汁ドバドバかもしれませんけど、もしかしたら一時の快楽のために大切なものを失ってしまうかもしれませんよ。

 

まとまりのない文章になってしまいましたが、私の"お気持ち"はこんな感じです。

ではでは。

 

【徒歩メモ】日田彦山線の不通区間を歩く ② 【実質廃線】

こんにちは。高岡氏です。

 

日田彦山線添田~夜明」間を完歩するチャレンジ後半となります。

 

前回 ↓ は彦山駅に着いたところで終了しているので、今回はその続きとなります。

 

tk0k1975.hatenablog.com

 

さて、不通区間の主要駅・彦山駅に着いたということはもう半分くらいは来ているかな・・・

と思って地図を開くと

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まだ30km近くありました(絶望)

距離的にはむしろ彦山駅以南からが本番と言った感じです。

 

地図上の左、国道211号線を通ったほうが所要時間がわずかに短くなるのですが、彦山駅の次の「筑前岩屋駅」はちょうど地図上の「5時間49分」の辺りにあるため、近道を通ると徒歩で訪問するのが困難になってしまいます。

 

そして、前回少し触れた代行バスの運行形態についてですが、直通するバスは左の国道211号線ルートを通るため、筑前岩屋駅彦山駅間が分断されている状態になっているというわけです。

 

さて休憩も済んだことで早速彦山駅周辺を少し探索・・・

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「連続雨量200mm以上は通行止め」と書かれていますが、この「連続雨量」というのは、ざっくり言えば雨が降り始めてから降り終わるまでの累積雨量を指します。

 

ここ(↓)に気象庁が出している連続雨量のデータが乗っているのですが、

https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/data/mdrr/pre_rct/alltable/pre24h00.html

「連続雨量200mm」となると地域によっては普通に観測史上1位レベルだったりします。九州、特に福岡では、観測史上1位のほとんどが2000年代になってからのものとなっています。最近の雨の降り方って本当異常ですよね~・・・。

 

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ちなみに通行止め看板の右にある川沿いの道は旧道となっており、車は通れなくなっています。

旧道側には謎の鳥居と、公園のようなスペースの入口がありました。

 

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まだ列車が走っていたころは撮影スポットになっていたであろう、いわゆる「めがね橋」と呼ばれる形の橋。この橋もいずれは壊されることになるのでしょうか?BRTに転換されてもなるべくそのままの形を保っていてほしいと切に願います。

 

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工事はまだまだ終わる様子はありません。

 

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さてそうこうしているうちに分かれ道に突入。

上の地図で説明した通り、県道52号線方面は筑前岩屋駅を経由できるコースで、国道500号線方面は近道ではあるものの筑前岩屋駅を回避するコースです。

全駅訪問を目指す私は当然県道52号線方面に進むことになるのですが・・・。

「峡」とか「峠」とか「普通車離合困難」とか何やら不穏なワードが並んでいますね・・・。

 

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なぁ~んだ!普通に2車線あるじゃん!
しかも車通りが全く無く、快適そのものです。

 

ところで3枚目の「深倉園地」というのが何か気になる・・・。

ということで少しだけ寄り道・・・。

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数分歩くとこんな看板がありました。
なるほどかなり迫力のある自然風景を見ることが出来そうですが、ここに行くとなるとさらに10㎞くらい余計に歩く必要が出てきて、さすがにそんな余裕はないので元の分かれ道へ引き返しました。

 

にしても、明らかにチ〇コの形をした「男魂岩」「男魂祭」なる祭りの存在は非常に気になるところです。というかこの看板自体結構年季が入っているように見えるし今でもそんな祭りをやっているんだろうか・・・。

これは11月上旬に再訪する必要がありそうです。覚えていたらぜひ行ってみようと思います。

 

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道中とても綺麗な棚田があり癒されます。

が、この棚田を見てから10分と経たないうちに、

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まずは2車線あった道路が1車線になり、

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一気に険道の様相を呈してきます。

あまりの変わりように困惑してしまうレベルです。思えばあの棚田はこの県道・・・いや、険道の最後の良心だったのかもしれません・・・。

 

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そこから先はこんな光景が延々と続きます。

おまけに途中から携帯も圏外に。これじゃ彦山駅の回数稼ぎが出来ないじゃないか!

・・・こんなときでもあくまで頭の中心には駅メモが巣食っています。

 

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峠道で唯一見つけた家。といってもさすがに別荘か保養所の類でしょう。こんなところに定住するのは童話に出てくるおばあさんくらいのもんです。

 

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途中で開けた道に出て2車線になってもなお圏外のまま。

 

本当に道はここで合ってるんだよな?

 

そんな疑念が湧き始めます。この峠道に入ってから1時間程度経ちましたがすれ違った車はわずかに1台。もしこんなところで倒れてしまっては確実に野垂れ死ぬ運命が待ち構えています。太陽が照り付けていないことが幸いです。

 

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1車線になったり2車線になったりしながらグネグネグネグネと登っていきます。

当然この間もずっと圏外です。

1枚目の写真辺りで、2台目の車とすれ違いました。向こうもこんなところを歩いている人間がいるとは思わなかったでしょう。

 

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道中でちょいちょい見かけたのですが、このピンクの紐って何のためにあるのか・・・

と思ったらみんな同じことを思っていたようで、知恵袋に答えが書いてありました。

 

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1214407652

 

一瞬、道に迷わないためのマーキングかなんかかと思いましたが、基本的に一本道なので迷う余地はありません。

 

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そして正午頃ついに・・・

木と岩と川以外の建造物を拝むことが出来ました。

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このトンネル内が自治体の境界となっている模様。

明らかに後からシールで貼った「東峰」の下にはうっすら「宝珠山」の文字が。

合併があったということで全く新しい名前にしたというのは分かるのですが、明らかに宝珠山」の方が縁起がよく個性的な名前だとは思いませんか?

てか合併しても村のままってあんまり意味なくないか・・・?

 

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見ての通り、筑前岩屋駅は四方八方を山に囲まれているため、路線内では最も秘境度の高い駅となっています。ここをトンネルで直線にぶち抜いた彦山~当駅間は数少ない鉄道優位な区間だったと言えるかもしれませんが、だからどうしたというレベルです。

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そして12時20分頃、ようやく集落にたどり着くことが出来ました。

長かった・・・。本当に長かった。

といっても駅まではまだまだ距離があるのですが、もうこの光景を見ただけで

 

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「・・・もうゴールしてもいいよね?」

 

夜明駅までまだまだ20㎞くらいあるにも拘わらず、脚が攣る一歩手前まで来ていたので必死に伸ばしました。油断してたら多分ここで旅は終わっていたと思います。・・・冗談抜きで。

天下の険・箱根を8時間歩き続けたのだからこのくらいの峠越えなんてわけないだろう、と思っていたんですがねえ。やっぱり脳味噌駅メモ人間にとっては圏外区間が続いたことがダメージ大きかったですね。

 

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なんかこの辺は棚田が有名らしいのですが、そんなものを見る余裕もないくらい疲れ切っていました。ていうかこれより上で紹介した棚田の方が私は好きです。

 

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12:46 筑前岩屋駅到着(彦山駅出発から約3時間後)

 

 

長くなりそうなので、今回はここまでにしておきます。

次回は筑前岩屋駅からスタートです。

・・・まさか1区間だけでここまで行くとは思わなかった。

 

 

「自ら死ぬ」という選択肢

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こんにちは。高岡氏です。

 

某人気俳優が自殺した、というニュース。すっかり地上波のドラマやバラエティを見なくなった私でもさすがに大きな衝撃を受けました。

 

・イケメン

・性格・・・は知らんけど少なくとも多くのファンを得ている

・今まさに俳優として最も脂の乗った時期

 

パッと思いつくだけでも、自殺する要素なんてどこにもないように思えます。

彼の心中にはそれより遥かに大きな闇が渦巻いていたということなのでしょうか。

 

 

そんでもって本題なんですけど、

皆さん、「自殺」についてどんな感情を持っていますか?

 

まあ客観的に見たらよくないことですよね。

私はまだまだ人生やりたいことがたくさんあるので、死にたいなんてこれっぽっちも考えていません。たぶん、私みたいな人間は幸せなんだろうな~、って思います。

 

でも、「自殺はよくない!」って具体的に何がよくないんでしょうね?

 

一番多い意見としては

「他人に迷惑がかかるから」

「悲しむ人がいるから」

ってとこだと思います。

 

でも思うんですけど、

自殺を選択するほど思い詰めている人に対して「他人が~」という理由で止めようとするのって変じゃないですか???他人のことを気にするだけの余裕があったら自殺なんてしませんよ。

 

結局そういう理由で止めようとするのって、自殺しようとしている当人のことは全く考えていないんですよね。

 

なんだったら、常に他人のことばかり気にしなければならないのに疲れて死を選んだのかもしれません。

 

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こち亀』の名場面の1つとして知られている「『生きる』モード」の箇所ですが、

このシーンで「どう生きるか」を探すのは自分のはずですよね。

 

他人がどうこうではなく、自分がどうしたいか

 

単に「自殺はダメだよー」というのではなく、そういうメッセージも込められているんじゃないかなー、と私は思います。

 

 

もし自殺したいという人がいたら、とりあえずこの両さんのセリフを頭の中で反芻してみましょう。そんでもって生きたいと思える理由が見つかったなら万々歳、それでも死にたいと思うならば死を選ぶのも仕方のないことだと思います。

 

人生の主役は自分なんですから、常に自己中心で生きましょう。

【徒歩メモ】日田彦山線の不通区間を歩く ① 【実質廃線】

こんにちは。高岡氏です。

 

今回のレポートは、去る2020年7月5日(日)、

日田彦山線添田夜明駅間を全区間徒歩で制覇してみた」

というものになります。

 

日田彦山線といえば、2017年の九州北部豪雨により上記の区間が現在でも不通となっており、つい先日、不通区間の鉄路での復旧が断念されBRT化が正式に決定した路線となっています。

 

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日田彦山線添田-夜明間のBRT化が正式に決定…乗車機会は3倍、約400世帯で利便性が向上

https://response.jp/article/2020/07/17/336678.html

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また、この旅の前日には熊本・鹿児島でも豪雨災害が発生。

特に球磨川流域の人吉市周辺は壊滅的な被害を受け、鉄道ではJR肥薩線くま川鉄道などが長期運休を余儀なくされることとなりました。元々台風銀座として知られる九州地方ですが、もはや台風以外の災害の方が目立つようになってしまいましたね。

 

九州旅行自体は3月頃に既に決めていたのですが、元は7/4開催予定のサンフレッチェ広島 vs サガン鳥栖戦をメインに据えていたので、ウイルス騒動で試合が無くなってから今回の廃線ウォークを決めました。

 

さて、本題に入りましょう。

 

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田川伊田駅 5:38発(※写真は前日夜撮影)

 

この非常にお洒落な駅舎が目立つ田川伊田駅からスタート。どうやら駅舎をホテルとして使用しているらしいのですが、知らなかったので駅周辺のホテルAZに宿泊していました。

 

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ホームに行くと当駅始発の添田行き列車が止まっていました。

今回は長期戦になると踏んで始発列車を選んだのですが、ホテルのプランが朝食付きであったため(6時から)、チェックアウトの際は受付の方から

「もうお出かけになるんですか!?」

と驚かれてしまいました。始発の次が1時間半後でなければ普通に朝食食べたかったですよ・・・。

 

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田川後藤寺駅を過ぎてから車内は私1人に・・・、と思って前の車両へ探検に行ったらもう1人乗ってました。鼻歌とか口笛吹いたりしてなくてよかったあ~。

 

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七夕が迫っていたこともあり、途中駅のホームには笹が飾られています。

「もう大災害に見舞われることがありませんように・・・」

というお願いも多かったことでしょう。ですが現実は非情です。

 

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添田駅 6:02到着

 

鉄道はここが終点になります。2,3番線はありますが1番線はありません。3番線には折り返し小倉行きが止まっていました。

 

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構内踏切を渡って駅舎の方へ向かう構造となっています。

 

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代行バスの時刻表。1日13本、午前中以外は1時間に1本ペースで運行されています。

また、ほとんどの車両が途中の彦山駅で折り返す点も特徴です。この理由は後程痛感することになるのですが・・・。

 

駅周辺はこんな感じ。

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コンビニはありますが残念ながら閉業しているようです。近くに同じチェーン店がもう1軒あるので、調達の際はそちらを利用しましょう。

 

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添田駅から南にある踏切。分かりにくいかもしれませんが、遮断機の棒が撤去されています。

 

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添田駅に近い線路に関しては、まだ廃線ムードはありません。

 

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しかし、少し駅から離れてみるともうこの有様。廃線同様の扱いを受けてしまっています。

鉄橋は恐らく2017年被災当時のままの姿でしょう。ひどく歪んでしまっています。

 

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自然に還りつつある踏切。

 

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前日の熊本豪雨のこともあり、やはり雨は大きな不安材料の1つ。時折傘を差さないと鬱陶しいと思う程度の雨は降りますが、徒歩に支障をきたすレベルのものではありません。

 

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この手のローカル線にはお決まりの光景ですが、残念ながら「乗って残そう」という呼びかけが必要な時点で既に「終わっている」のではないかと思います。
そもそも自治体がお金を出さない時点で答えは出ているんですよね。廃線のニュースが出るたびにこういうよく分からない団体が大きな声を出すので、

「金も出さないくせに鉄道は残せとはどういう了見だ!」

と住民に対する怒りの声がネットで上がるまでがテンプレなのですが、

ぶっちゃけ大半の住民がどうでもいいと思っているのではないのでしょうか?

そりゃ今まで慣れ親しんでいたものが無くなる寂しさはあると思いますよ。でも実際問題自分が使っていないものに対してそこまで執着するもんですかね?

まあ何にでも言えることですけど、一部の声の大きいだけの集団の意見が全体の総意だと思ってはいけないよなー、と、誰でも意見を発信できる今の社会だからこそ強く心に留めておきたいものです。

 

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水を受け流すような形状にすることで流されないようにする「沈下橋」ですが、それさえも流されてしまっているのが災害の大きさを物語っています。

 

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いわゆる地域の憩いの場というやつです。

専門家ではないので分かりませんが、ウイルス対策でプール施設は使えるけどサウナ・足湯は使えないというのは違和感があります。普通に考えたらプールの方がいわゆる「濃厚接触」の可能性が高そうですが・・・。

 

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プール施設の隣にはミニ遊園地があります。

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こちらは閉鎖されているわけではなく、中では可愛らしいアヒル達の戯れを見ることができます。もちろん遊具は使えず、イベントは軒並み中止となっていますが、これだけでも十分旅の疲れを癒すことは出来るのではないでしょうか?

 

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さらに遊園地の隣には道の駅があり、その脇にひっそりと勧遊舎ひこさん駅の入口があります。なお道の駅には車が多く停まっていますが、さすがにこの時間から営業しているはずもなく、搬出入作業を行っている最中でした。

 

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歓遊舎ひこさん駅 7:07到着

 

2008年に開業した、この路線の中では最も新しい駅となります。ご存じの通り2017年に休止となったため、鉄道駅としてはたったの10年ちょっとの役割に終わってしまった、なんとも可哀想な駅です。あと私のPCでは一発で変換されてくれません。

それにしても、ここだけ見るともはや鉄道の来ない駅には見えません。線路も綺麗にしていますし、廃線跡を活用したトロッコ列車でも走らせるんでしょうか?子供も多く訪れるでしょうしそれもアリだと思います。

 

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全く見えませんがこの時点で気温は20℃を少し下回る程度。徒歩には絶好の条件です。

最近私が長距離徒歩やるときはいつもこのくらいの気温な気がします。頼むから雨だけは降らないで・・・

 

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雨どころか晴れ間が出てきました。クソ暑いから勘弁してくれよ・・・と思いながらも絶景が見られたのでOKです。

 

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さて歓遊舎ひこさん駅

「あれ・・・もしかして本当は廃線にはならないのでは・・・?」

とつかの間の夢を見せてくれた日田彦山線ですが、一瞬で廃線っぽさを取り戻してくれました。

 

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何やら立派な碑文が建っていたので読むと、この辺りの田んぼはほんの30年くらい前にようやく整備されたものだとのこと。なんか田んぼってこういう田舎にはデフォであるもんだと思ってしまいがちですが、ちゃんと整備しないと本来できないもんなんですよね・・・。

 

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豊前桝田駅 7:36到着

 

これぞローカル線!と言うべき風情のある1面1線駅です。駅の構造から察しのつく通り、かつては1面2線構造の島式ホームでした。

 

さて写真をパシャパシャと撮りながらふと思ったことが・・・

「やべえ、トイレ行きてえ・・・」

 

長距離徒歩、特にこういう田舎道を歩いているとどうしても切り離せないのがトイレ問題。トイレのある施設を見つけたらとりあえず済ませておくのが定石ではありますが・・・ 歓遊舎ひこさん駅にいた時点では全く尿意はなかったので、油断していました・・・。

 

当駅周辺には公衆トイレなんて気の利いたものはなく、どうしようかと思っていたところ、私に悪魔がささやきかけてきました。

「どうせ誰も見ていないんだし、駅のホームで用を足せばよくね?」

正直尿意とはいっても、今すぐ出さなきゃ死ぬ!というレベルのものではありませんでしたが、「ここで出しておかないと不安になる」程度はありました。

 

しょうがない!ええい、ままよ!

 

覚悟は決めた。いざ線路と反対方向の草むらへ・・・

と、ズボンに手をかけた瞬間。

 

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ひ、人がいる!!!

 

なんとこのおじいさんは、私が駅構内に入ってからの一連の行動を見ていたらしく、

ニコニコしながらこちらを見ていました。

 

チ〇コを出そうとしていた私はすんでのところで公然わいせつ罪を回避することができましたが、当然立ち小便をしようとしていたところを見られるなど恥以外の何物でもなく、完全にパニックになってしまいました。

 

私「アハハハハハ・・・」

 

おじいさん「&%#’*>*?」(※パニックのあまり何を言っているのかわからない)

 

私「いやーちょっと駅巡りにきました・・・へへっ」

 

おじいさん「}*>{‘‘#”>‘」

 

私「へ???なんですか???」

 

おじいさん「*‘+>*。*‘!」

 

私「はい???なんですか!?!?!?」

 

おじいさん「何も言ってないよ!!!」(※ここでやっと聞き取れた)

 

一気に力が抜けていくのを感じました。

パニックになるあまり、私は幻聴と会話をしてしまっていたのです。

もっともおじいさんから見た私の奇っ怪な行動の方がよほど恐怖だったことでしょう。

いたたまれなくなり、そそくさと豊前桝田駅を後にするのでした・・・。

 

立ち小便、ダメ、ゼッタイ。

 

気を取り直して・・・

 

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豊前桝田駅からほど近いところにあった橋梁です。柱上にあったはずの路盤は綺麗に流されており、対岸に続く線路の存在が無ければ、これが鉄道のものであるとは分かりません。

鉄路での復旧が無くなった今、もはやこの柱に残された役割は後世に災害の恐ろしさを伝えるオブジェとしてのもののみです。

 

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そんな「オブジェ」の隣には、綺麗に再建された「本村橋」の姿が。

車の通る道は確実に復旧させて、鉄道の通る道は放置。

これがこの地域の出した「答え」なんだと思います。

公共交通は、オタクの為に存在するものではありません。オタクがどんなに声を上げようと、地域の主役はそこに住む人たちです。その住民が「いらない」と言うのであれば、もはや残す必要はありません。

 

せめてこの「本村橋」が住民に愛される橋となることを祈ります。

 

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対岸の様子。

 

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踏切が無いのに、明らかに線路を渡るしか選択肢がないような道。そんな道を用意しておきながら、「危ないから線路に入るな」とは何事だ、と言いたくなります。

今となっては待てども待てども列車は来ないので、好きなだけ横断することが出来てしまいますが。

 

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ここまで来ると、「立入禁止」の柵もありません。

 

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大人しくしていれば田舎風情を感じられる川なのですが・・・

 

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入口の上に飾られたサインがもの悲しさを演出する小屋がぽつんと佇んでいます。

調べたところによると元々豆腐屋を営んでいたようですが、火事によって閉業を余儀なくされたようです。でもサインと写真、建物の骨格自体はきっちり残っているのが不思議なところ。

ちなみに火災前の写真と火災直後の様子は下にリンクを貼っておきますので、気になった方はご覧になってください。

 

食べログ とうふ工房 豆庵

https://tabelog.com/fukuoka/A4007/A400703/40024079/

 

まーくんの小部屋★福岡で頑張る専業農家

https://ameblo.jp/lm177596/entry-12169446987.html

 

写真を見る限りは機材を買い替えるお金が無かったって感じですかね・・・?

 

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こんにゃく屋は分かるとして、お面屋というのもあったのか・・・。営業していそうな雰囲気ではありませんでしたが、さりとて閉業してるような感じもしません。どのみちこのウイルス騒動の中営業していてもまともに利益は出ないと思うので休業しているだけ、という可能性もありそうです。

 

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100円で10ℓ!?

や、安い・・・。終点の日田といえば日田天領水が真っ先に思い浮かびますが、この辺りも美味しい天然水の産地として有名なんですね。

しかし、そんな美味しい水の産地が水害によって壊滅的な被害を受けることになってしまうというのはなんとも皮肉な話です・・・。

 

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元々はもっと川沿いにあった旧道の隣に、新たなルートが作られています。

 

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別の水自動販売機もありましたが、こちらは硬貨を入れるところが封鎖されています。

先ほどは100円10ℓと明記されていましたが、こちらはどのくらいまで出せたんでしょうか。

 

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添田駅から歩いてきて本当に久しぶりに信号を見た気がします。

 

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ここまで来ると、彦山駅はもうすぐです。

 

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彦山駅 8:57到着

 

添田駅から4駅目、多くのバスがここで折り返し運転をしている彦山駅です。

 

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手前に停まっているのは代行バス、というより代行タクシーですが、この車両はそもそも「添田⇌彦山」を結ぶ運用でしか使われていない様子。

 

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駅前には川魚や山菜料理などを提供する飲食店がありますが、この時間なので営業はしていませんでした。またチラッと見えていますが、この地域は柚子胡椒の発祥の地らしく、近くにはそれを売っているお店も存在します。

 

駅構内はこんな感じ。

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3番線には、現在も土砂崩れで埋もれた線路が放置されています。

ただ、自然に還っているような場所はほとんど見受けられず、大きな駅ではありますがこちらも地域住民が手入れを行っていることが窺えます。

また、駅名は「彦山」なのに、観光案内には「英彦山」と書かれていて(※読みはどちらも「ひこさん」)ややこしいのですが、元々「日子山」だったものが「彦山」に変化し、さらに「英彦山」と名を変えていったとのこと。

 

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代行バスの時刻表になりますが、ここで一つ気づくことがないでしょうか?

 

そうです。彦山駅止まりのバスと、筑前岩屋駅始発のバス。直通するものを除いて、完全に運行が分断されているのです。

なぜこんなことになっているかは次回に説明するとして、今回はこの彦山駅に着いたところで終了とします。

 

ではでは。

 

 

【徒歩メモ】箱根駅伝・5区を歩く ~後半~

 

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こんにちは。高岡氏です。

 

前回投稿から随分間が空いてしまいました。その間に弊社の在宅勤務期間も終了し、明日7/13(月)より普通に出社の毎日を送ることになります。といっても申請すれば継続することは可能なのですが、駅メモラーとしてはやはり移動のない毎日は寂しいので、私は出社を選択した次第です。

 

 

 

というわけで、前回は運休中の箱根登山鉄道「箱根湯本~強羅」間を完歩しました。

 

 

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ここから先は実際の箱根駅伝と同じく(強羅駅は経由しませんが)、国道1号線を経由して芦ノ湖のゴール地点へと向かいます。

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強羅駅彫刻の森駅の間にある餃子センター。駅名標を模した可愛らしい看板が目印です。

 

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彫刻の森駅から登り道を進み国道1号線に戻り、右方向に進みます。

見て分かるように、ここからまた登り道が続きます。

 

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廃墟マニアが喜びそうな「箱根ホテル小涌園」跡。私もぜひ探検してみたいのですが残念ながら出入口は封鎖されています。有名観光地だと廃墟探検は難しいでしょうね。

 

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さっきの箱根ホテル小涌園の場所、近くにユネッサンもあるためかそこまでは歩道が伸びているのですが、そこを過ぎれば早速歩道は無くなります。まあここを歩いていく人なんてそうそういませんしね。

なんて言っていると、反対側から老夫婦が歩いてきました。どこから歩いてきたのかは知りませんが元気な方もいたもんです。私ももし長生きすることがあれば、生涯歩いていられたらいいなーって思います。

 

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上に挙げた地図に、小涌谷駅から国道1号線に通じる道が白線で記されていましたがここのことでしょうか。いったい誰がこんな道を使うんでしょうか・・・。周辺に民家はないのでほぼほぼ登山客に限定されるとは思います。

 

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周辺のバス停。土日祝の日中の本数が多いところはまさに観光地ダイヤって感じですね。

 

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犬の神様といえば、最近某Vtuberの動画をよく見るようになりました。Vtuber、というより最近の主流と化している生主系Vtuberに対してなんとなく食わず嫌いをしていたのですが、いざ見てみると可愛いんですよねこれが・・・。

我ながら男ってちょろい生き物だと思います・・・。

 

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まだまだ登り坂は続くのですが、既に疲労困憊です。
歩いて進むだけでもかなり体力を使うというのに、こんなところを走って進む箱根のランナーは化け物ですね・・・。

 

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記憶が正しければ、テレビ中継ではこの辺りで順位確認が行われているはずです。実際に歩いてみると、「ここで下り坂かあ」とホッとしたところでまたすぐ登り坂があるのが見えるので、結構精神的にキツい場所だろうなと思いました。

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長距離徒歩をやっていて一つつらいところは、興味を持った観光スポットがあってもそこを見ていくだけの気力が無くなってしまいがちなところですね・・・。

実際ここに寄ったのも、右に見える椅子で休憩するためですし。私の体力不足を痛感しております。

 

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こちらも5区名物の1つ。周囲の風景は木に封じられて全く見えないので、「あのスカイツリーより高い!」と言われても全くそんな実感はありません。

 

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「曽我兄弟の墓」というバス停の近くにある史跡。1枚目の入口からして草ボーボーで、あまり整備されていないことが窺えますが、人が歩く音がしたので訪問者は普通にいる模様。

 

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精進湖ではなく精進池。

この辺りまで来ると、私以外にもぽつぽつ徒歩マンが現れ始めました。

芦ノ湖まであと少しです。

 

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恐らくこれも昨年の台風の爪痕でしょう。元は右のような石垣が建っていたのでしょうが、完全に破壊されて中の層が丸見えでした。

 

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ついに芦ノ湖周辺に到着!・・・ですがフィニッシュ地点はまだ見当たりません。ここからさらに1kmほど進んだところにあります。

 

ちなみにこのときプロ野球の開幕カード第3戦が行われていたのですが、我らがカープはビジター3連勝のかかったハマスタで最終回に見事に逆転負け・・・。新外国人スコットが、先発したルーキー森下の初勝利を消すという非常に後味の悪いものでした。

歩きながら速報でカープの試合展開を確認していたので、フィニッシュ地点に着く前にこんな結果を見てしまい脱力・・・。

でももう少しなので最後の力を振り絞って歩きます。

 

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沿道に観客が大勢いるシーンしか見たことがありませんでしたが、それがいなくなるとこんなに広々としているんですね。

 

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そしてついに!

フィニッシュ地点到達!!!

 

時刻はこのとき17:06だったので、

およそ8時間かけて、

・箱根湯本~強羅間

・強羅~芦ノ湖フィニッシュ地点間

 

を歩き切りました。

 

■感想

さすが「天下の険」と歌われるだけのことはあり、非常にタフな歩行になりました。ゴール直後はあまりの疲労感にしばらく動けず。

また歩ききったら温泉に行こうと思っていたのですが、一番近い温泉はゴールしたあたりで営業が終了し、少し距離がある温泉についてはもはや歩く気力が湧かなかった始末・・・。体力面についても強化が必要だと痛感いたしました。

観光地ということで、全体的に交通量が多かったのも特徴。バスの運行頻度も高いので、ここを歩くor走るとなったら、十分周りに気をつける必要があります。

最後に、いい加減ケツ擦れの痛みがやばい。次回は何かしらの対策を打たないと・・・と思った次第。

 

~徒歩データまとめ~

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ではでは。