どこかの駅メモラーの雑記帳

そこそこベテランの駅メモラーのブログです。旅行記や日々感じたことを書いていきます。

職業に貴賤はあるよ、という話

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こんにちは、高岡氏です。

 

最近すっかりVtuberの動画をよく見るようになってしまいました。

最初はなんとなく抵抗があったのですが、たまたま見たVtuberのゲーム実況動画がまあ可愛くてね・・・。まあ元々アニオタをやってた人間なのでVtuberにハマるのは必然だったのだと思います。

 

 

で、そのVtuberが動画内で「職業差別」をしたということで炎上してるみたいなんですよね~。

www.nicovideo.jp

 

ここに登場してる尾丸ポルカちゃんという子、良いキャラしてて個人的にはお気に入りなんですけど、こういう形で話題になるのは正直ショックでしたよね。

 

 

まあVtuberのことはひとまず措いておくとして、今回はこの「職業差別」ということについて私なりの考えを述べていこうと思います。

 

1.職業差別は当たり前の感覚として根付いている

 

はい、ぶっちゃけ我々は日頃からナチュラルに職業差別をしてるんですよ。

我々が大学受験や就職活動に熱心になる理由を考えればそれはすぐに分かります。それは今回の騒動でも登場した「清掃員」のような職業に就かないようにするため、ではないでしょうか?

清掃員のようないわゆる労働集約的な仕事というのは、誰でも出来てしまう上に代わりはいくらでもいますから(もっとも、「代わりはいくらでもいる」というのは世の中の多くの人にとって当てはまることなんですけどね)。

5ちゃんねるでは「就職偏差値ランキング」なるものも作られて日夜内定先マウンティングが行われています。

悲しいかな人間というものはヒエラルキーを作らないと生きていけないものなのです。

 

2.ほならね、自分がやってみろって話ですよ

 

とりあえず世の中の人は「職業に貴賤なし」なんて綺麗事を言って不都合な現実から目を背けるのではなく、格差があるのだということを自覚していく必要があると思います。

「いや、職業に貴賤はない!」と主張する人達、牛丼屋でDQN客に怒鳴られても文句ひとつ言わずにキビキビ牛丼作れますか?きったない倉庫で1日中単純労働していられますか?死にゆく老人の下の世話ができますか?

きつい・汚い・臭い or きつくはないけど何もスキルが身に着かないのがいわゆる底辺職です。二言目には「働き方改革」だの「スキルが無いとAIに仕事を奪われる」だのと言われる現代においてこれらの職業が立派な職業だと堂々と主張できますか?

 

確かにこういう職業が無いと我々の生活が成り立たないのは事実です。事実ですが私はこういう職に就きたいとは全く思いません。就くとすればどうしても困窮してしまったときの最終手段です。

 

3.「安定した職」なんて存在しない

 

気をつけておきたいのは、職に貴賤はあるけど、いつ自分が「賤」の側に転落してしまうか分からないということです。

Vtuberという職業にしても、今はかなり稼げているのかもしれませんが、年を取っても同じスタイルを続けられるとは考えにくいですからね。にじさんじとホロライブが主導してきたVtuberバブルもいつまで続くかは分かりません。下手に成功体験があるぶん、プライドが邪魔をして身の丈に合わない生活スタイルをして破産してしまうかもしれません。そういう意味でVtuberという職業は、清掃員よりも先の見えない職業と言えるかもしれませんね。

 

4.感謝の気持ちを忘れずに

 

結局のところ、職業の貴賤というものは確かに存在します。ですが、そもそも「みんながやりたがらない仕事をやってくれている人達」のお陰で世の中は成り立っているのです。自分がそのような仕事をやりたくないと考えるのも当然ではあるのですが、であるならばせめて彼らに対して常に感謝の気持ちを忘れず、優しく接していくことが人として大切なのだと思います。

 

ではでは。

 

(追記)

上に挙げた切り抜きはかなり偏ったものであることも事実のようです。元の動画を確認せずにこの記事を書いたのは軽率でした。ちゃんとソースを確認しないといけませんね。