こんにちは。高岡氏です。
今回は、五能線旅行の3日目のレポートとなります。
前回記事↓
というわけで不老ふ死温泉を後にして、あらためてウェスパ椿山駅にやってきました。
色々な施設がありますが、現在営業しているのは一番下の「物産館コロボックル」のみとなってしまいました。いつか営業を再開する日はくるのか、それとも廃墟マニア達の聖地となってしまうのか。不老ふ死温泉が人気なだけに、その人気に肖ることも不可能ではないように思いますが果たして・・・。
そうこうしているうちに、8:54発普通列車弘前行きがやってきました。
この列車に乗るのは私とおじさんのもう一人だけでした。秋田方面に向かう人の方が多かったのか、それともこの後のリゾートしらかみが目当てだったのでしょうか。
深浦駅で下車。思ったより小さかったです。
この駅でコインロッカーを使おうと思ったのですが、この駅のロッカーはコインロッカーではなく、駅構内の観光案内所でロッカー使用の申請が必要なタイプだったようで、なんと
「観光案内所はウェスパ椿山駅に移転したからこのロッカーは使えません」
ということでした。なんでやねん。
ちなみに先ほどの弘前行き普通列車はこの深浦駅で20分もの「バカ停」を行うので、その間駅近くのコンビニで補給をすることが可能です。
頑張れば、こちらの「大岩」にも行って帰ることが出来るかもしれません。
岩の上からは、深浦の町や日本海を一望する絶景を見ることが出来るので、深浦駅で降りることがあればぜひ立ち寄ってみてください。
乗ってきた普通列車を見送ってからも、あまりに気持ち良かったので岩の上で20分くらいぼーっとしてました。正直もう何時間か寝て過ごしたかったです。ベッドでも置いてくれれば有難いのですが。
ちなみにここ深浦といえば、高校野球ファンにとっては伝説となっている「122-0」の試合で敗れてしまった学校があることでも知られています。
現在は「木造高校深浦分校」という学校になっていますが、野球部どころか学校自体の存廃も怪しい状況になってしまっているようです。
まあなんとなく来てみましたがここに来たからといって別に何をするわけでもなくすぐに引き返しました。主目的は別にありますが、まだ時間には余裕がありますからね。
途中リゾートしらかみがそれぞれ青森方面と秋田方面へと通り過ぎていきました。
最初は五能線の旧線かと思ったのですが、かつてはこの岩の辺りまでが海だったようで、岩の下に道路を通そうとトンネルを掘ったのがこちらの洞門だそう。
つまり右の道路は海を埋め立てて造られたものということです。町役場はその埋め立て地の上に建てられています。
さて、町を散策しているとお昼時になってきました。私が深浦で降りた最大の目的は、「セイリングで昼飯を食べる」ことです。
地元食材を使ったビーフシチューが有名な店で、英語や中国語の案内が店にあることからも多くの観光客が訪れていることが分かります。
前回初めて五能線に乗ったとき、深浦での乗り換え時間で食べられるかと思ったのですが、時間が遅く営業時間外だったので今回はそのリベンジを果たすときがやってきた・・・!
ほげっ・・・。
いやそんなことある・・・?なんという間の悪さでしょう。これならいっそコロナ休業と言われた方がまだマシでした。
ですがご安心ください。町周辺のお土産屋でセイリングのビーフシチューやミネストローネを再現したレトルト食品を買うことが出来ます。今回はこれで我慢することにしましょう。
結局昼飯は2枚目の写真真ん中の「海の駅ふかうら」で頂きました。
次なる目的地は鰺ヶ沢に設定。特に目的を決めていたわけではないのですが、せっかくなので色々な所で降りてみようの精神です。
この旅2回目のリゾートしらかみはくまげら編成でした。1回の旅行でもしかしたら3編成コンプできるかも?
深浦から青森方面へ向かう数駅は特に車窓が美しい区間となっています。
こちらは追良瀬駅付近で撮った写真ですが、田んぼと海の合わせ技が非常に美しいです。
今度来るときは追良瀬駅で降りて写真を撮ろうと思います。
リゾートしらかみ号ですが、途中の千畳敷駅で15分ほど停車して散策タイムが設けられています(もちろん普通に下車することも可)。
15分くらいあれば一通り見て回れるのでちょうどいい時間だと思います。
出発が近くなると汽笛を鳴らして知らせてくれます。音が聞こえたら素早く戻るようにしましょう。
鰺ヶ沢町は元力士・舞の海の出身地ということで、海の駅には「相撲館」が併設されています。といっても青森県内の展示施設は、全て9月いっぱいまで休業要請が出ていたようで、ここもご多分に漏れず物産館のみの営業となっていました。
正直土産物店はOKで展示施設はダメという基準がよく分かりません・・・。まあ田舎の物産館は地域のスーパーも兼ねていることが多いということでしょうが。
この町で舞の海よりも有名かもしれないのが、「わさお」の存在です。「ブサかわ犬」として話題になったわさおですが、昨年に亡くなってしまったようです。
こちらはわさおの飼い主が営んでいる「きくや商店」にある犬小屋です。現在では「ちょめ」という犬が彼の跡を継いでいるようですね。同店には現在でもわさおファンが多く訪れるということですが、この日は平日ということでその様子は見られませんでした。
できればここの名物であるイカ焼きも食べたかったのですが、あまり腹が減っていなかったのでパス。
きくや商店の前にある陸橋から弘前行きの普通列車を見送ります。
この橋の前にあるカーブでカメラを構えていた方もいたので、この辺りは撮影スポットとして知られているようです。
色々歩き回っていたら少し小腹も空いたので、駅前で「チキンボー」を購入しました。
いわゆる唐揚げ棒ですが、揚げたてを食べられるのがポイント。好みでマヨネーズをかけてもらえます。
揚げたてなので当然熱い上に油も落ちるので食べるときは気をつけましょう。
ということでこの旅3度目のリゾートしらかみに乗車。橅編成が来てくれればコンプリートだったのですが、残念ながらそうはいきませんでした。
また、鰺ヶ沢駅の窓口が16:30で終わっていたため車内で指定席券を購入。グリーン券やその他特急の指定席券のように、車内で買うと高くなるということはないのでそこは安心です。
次の目的地は木造駅。この駅に行く目的といえば・・・。
もうお分かりですよね。
\ヒカッタアアアアアア!!!/ pic.twitter.com/73KplDBkuN
— 高岡氏 (@tk0k_) 2021年9月6日
そう、この駅、列車が近づくと土偶の目が七色に光るのです!
・・・まあ、それだけといえばそれだけなのですが、実際に光るところを見れて良かったです。もしかしたらコロナを言い訳に自粛している可能性も無いとは言えませんし。
あと、駅前の歯科の建物もなかなかお洒落だったりします。
正直光る土偶を見るしかやることが無かったのでどうしようかと思っていると、隣の駅が何かと「ちょうどいい」ことに気付き、徒歩40分くらいかけてそちらに向かうことに。
現・読売ジャイアンツの中田翔が話題になっていた時期だったというしょうもない理由でやってきました。
何の変哲もない棒線駅ですが、駅名標がやたらボロボロなのが目につきます。
塩害かとも思いましたが、海からはそこそこ離れてるんですよね~。リゾートしらかみが止まらない駅の扱いなんてこんなものなのでしょうか。まあ一度は廃線も覚悟されていた路線ですしね。
なお、虫が飛び回っていたので待合室に入る勇気はありませんでした。
というわけで五能線フリーパスを使った旅はこれにて終了です。
自分のやりたいことが色々できたので満足な旅でした。でもまだやり残したことはたくさんあるのでまた来たいと思います。
とりあえず、次はセイリングで飯を食うぞ!!!
4・5日目に続く。