どこかの駅メモラーの雑記帳

そこそこベテランの駅メモラーのブログです。旅行記や日々感じたことを書いていきます。

【島原鉄道攻略】年末に長崎行ってきた part.2

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こんにちは。高岡氏です。

 

先日ワクチン2回目を接種しました。接種後の翌日は少し熱っぽくて怠さがあったのですが、その次の日にはすっかり元通りになりました。もう2回打ったんだからこれっきりにしてほしいのですが、世間は相変わらず感染者数だけで大騒ぎしていてもう呆れるしかありません。数だけ見て大騒ぎしないためにワクチン接種を進めたんじゃなかったんですかね・・・。

 

 

まあそんなしょうもない話はさておいて、年末に行った長崎旅行の続きの記事を書いていこうと思います。駅メモ的にもそれ以外でも初乗車の島原鉄道編です。

 

tk0k1975.hatenablog.com

 

【2021年12月27日(月)】

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諫早駅

九州に行く機会があまりないのでよく知らなかったのですが、新幹線の線路も出来ており長崎新幹線の開業に準備万端といった感じでした。新幹線が完成すればみんなの九州きっぷで行ける範囲も広がるでしょうし楽しみですね。

 

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さて私鉄に乗るときの恒例行事フリーきっぷ購入・・・、といきたい所だったのですが、なぜか購入が不可能となっています。

 

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そう、島原鉄道のフリーきっぷは休日にしか買えません。ウイルス騒動で混雑を避けるという意味でも、平日のフリーきっぷをもっと充実させても良いと思うのですがどうなんでしょう・・・。島原鉄道をビジネス利用する客なんていなさそうだし。

 

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この通り、フリーきっぷを使えば単純に往復するだけで1000円以上お得になります。まあ仮に買えたとして今回は島原に泊まるためあまり金額的な恩恵はありません。

ですが、地方私鉄は現金精算がほとんどなので、元を取れなくても単純に現金を使う手間が少なくなるという意味でフリーきっぷはありがたい存在です。だから可能ならばフリーきっぷは年中出していてほしいなあ・・・。

 

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隣の本諫早駅止まりも多いですが、30分に1本のペースで島原港行きの便が出る時間帯もあるのでやはり本数は充実しています。後で触れますが、廃線区間でも交換設備のある駅が多い印象を受けましたね。

 

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10:08発の島原港行きに乗車。とりあえずこの日の宿泊地である島原に向かいます。

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道中には有明海の干潟が広がります。

 

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というわけで島原駅に到着。

とりあえずリュックサックを預けて、レンタサイクルで島原港駅や大三東駅に行こうとしたのですが・・・。

 

窓口の人「すみません、今充電中で1時間後になっちゃうんですよ~。」

 

ここのレンタサイクルは全て電動だったようです。仕方がないので時間つぶしにまずは昼食を頂くことに。駅からすぐの「姫松屋 本店」で島原名物「具雑煮」を頂きました。文字通り野菜、餅、穴子、鶏肉などの様々な具が入った優しい味の料理です。

 

www.google.com

 

ちなみにこの「具雑煮」を、店を出る辺りまでずっと「貝雑煮」だと勘違いしていた私は、「全然貝入ってなくない・・・?」と違和感を抱きながら食べ進めていました・・・。

 

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この後、結局レンタサイクルのことを忘れて島原港駅まで歩いていくことに。徒歩30分程度なのでレンタサイクルなしでも大丈夫でした。

 

 

とその前にふと思い出しました。島原鉄道は2008年に収益の振るわない島原外港(現・島原港)~加津佐間を廃止しており、ひょっとして廃線跡がまだ残っているのではないかと・・・。

「もし廃線跡がしっかり残っていたら、次の日に雲仙岳ハイキングに向かう予定だったのを変更して廃駅徒歩に切り替えよう!」ということで、島原港駅を差し置いて廃止区間の様子をちょっとばかし見に行くことにしました。

 

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というわけで島原港駅の一つ隣、秩父が浦駅までやって来ましたが、思った以上にしっかり廃線跡が残っていました。というわけで翌日の予定決定です。

 

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様子見も済んだので島原港駅に逆戻り。

途中駅時代は交換設備もあったことが分かりますが、現在では単なる棒線の終着駅となっています。時刻表で終電の行き先設定が1つ手前の島原船津駅になっているのは、この駅での夜間滞泊が不可能だからとのこと。

 

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折り返しの列車は可愛らしいラッピング列車でした。

「おどみゃ」というのは一人称「私」を指す言葉ですが、広島弁で似たような響きの「おどりゃ」が「おいお前」というような威嚇の意味で使われるので言葉って面白いですね。

ちなみにヘッドマークに描かれた人物は島原新聞社の社長を務めた方みたいです。

 

www.moppara-web.jp

 

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隣接する島原船津駅には車両基地があり、こちらの方がターミナルっぽさがあります。

 

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本当はレンタサイクルで来るつもりだった「日本一海に近い」大三東駅。まあやっぱり鉄道ファンなら鉄道で来ないとね!ということにしておきます。

 

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諫早駅大三東駅の満潮時刻が分かりますが、ちょうどこの時間帯に来れました。

 

「日本一海に近い駅」というと現在最も有名なのは愛媛の下灘駅だと思いますが、あそこは駅と海の間に道路を挟んでいるのに対し、ここはまさにホームのすぐ後ろが海になっています。

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柵も無いので特に子供連れの場合は転落してしまわないよう注意が必要でしょう。

 

この大三東駅では2015年から「幸せの黄色い列車王国プロジェクト」の一環で、ホームに「幸せの黄色いハンカチ」を掲げているとのこと。

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このハンカチを飾りたい場合は、このガチャポンを回して専用のハンカチを手に入れる必要があります。ハンカチに加えて当駅の入場券(硬券)と鉄道むすめの描かれた缶バッチもセットでついてきます。

こちらのガチャポンは1回につき100円玉が5枚必要と少々面倒な仕様になっており、近くに両替機があるわけでもありません。でも安心してください。

 

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駅には自販機、さらに駅前には商店があるのでお金を崩すことができます。

なお、自販機のラインナップがキリンレモンだらけなのは、昨年2021年に当駅でキリンレモンのCMロケが行われたことに因ります。

 

www.youtube.com

 

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せっかくなので私もキリンレモンを購入し、ハンカチガチャを回しました。

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というわけで駅メモ界のアイドルこと美子さんを描きました。大三東駅を訪れる観光客に少しでも駅メモを布教できれば幸いです。(なおいくらか期間が過ぎると神社に奉納されてしまうらしい・・・)

マジックの一発描きにしては我ながらよく描けたと思うのですが、唯一悔いが残るのは頭がどこぞの総書記みたいになってしまったことです。

 

ちなみに私は作業しているところを他人に見られるのがとにかく嫌なので、人の出入りが無くなるスキを狙って描きました。常に2組ほどの観光客が出入りするのでなかなか大変でした・・・。

 

年末とはいえ一応平日だったせいか下灘駅ほど観光客は多くなかったのですが、それでも観光地化された場所が嫌いな天邪鬼な方には、同じ路線の古部駅もおススメです。今回は行けませんでしたがこちらもすぐ傍に海のある駅です。

 

さて、翌日に廃駅徒歩を入れ早起きが必要になってしまったので、さっさと島原駅に戻ってリュックを回収しホテルに向かいました。今考えると島原駅近くのホテルに泊まるのになんでコインロッカー使っちゃったんだろう・・・。

 

というわけでpart3は廃駅探訪+雲仙編です。

 

ではでは。