こんにちは。高岡氏です。
以前に予約していたとあるチームのユニフォームが届きました。
一昨年の天皇杯で少しだけ話題になっていたのでご存知の方もいるかもしれませんが、「福山シティFC」という広島県福山市が拠点のサッカークラブのユニフォームです。
私の育った地である福山は、県下第2の都市であるにもかかわらず非常に地味で、自己紹介の際にもほぼ確実に「どこ?」と言われてしまうような町なので、このクラブを通じて福山の知名度が少しでも上がったら嬉しいですね。
ちなみに背番号の「77」は目についたのがリトちゃんのでんこNo.だったからです。
というわけで、茨城の全駅チェックインを目指す旅の2日目です。
【2022/2/20(日)】
前日は水戸駅周辺に宿泊。
Google検索のサジェストに「心霊」というおっかないワードが登場するヤバそうなホテルでしたが、3000円台で泊まれてウェルカムドリンク、無料朝食、大浴場がついてくるとても有能なホテルでした。
まあ口コミなんて星2点台とかでもなければあとは好みですね。
オンゲキのゲーセン訪問イベントは執筆時点で無事完了しました。
関東圏のスポットは大体駅構内または乗車中に取れるものばかりなので簡単に集まりました。
さて、茨城の鉄道旅といえば真っ先に思い浮かぶのが
「ときわ路パス」です。
つくばエクスプレスを除く全ての茨城県内の路線に乗れて2180円という破格のきっぷ。
今回の目的地と合わせて真岡鉄道や鹿島臨海鉄道鹿島線の回数稼ぎをしようと計画していました。
さあ買うぞー!
指定席券売機の「おトクなきっぷ」を選択します。
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
あれ?
なんでないの???
サイトをもう一度確認・・・
販売期間終わってた。
このきっぷが期間限定なのを全く知りませんでした。
・・・今回の目的地に集中しろということでしょうかね。
というわけで2日目は
を攻略します。
こちらも竜ヶ崎線に負けず劣らずの「レーダーでついでに埋められてしまう路線」として名高いと思われます。
あるいは、駅メモにおいて途中駅から分岐する支線は、本線での分岐駅(上菅谷駅)の隣からエキカンアクセスできてしまうため、この方法でもアクセスする人は多そうです。
9:05発の常陸太田行きは一応直通列車ではありますが、ここ上菅谷駅で20分程度停車して次の郡山行きを待つので、実質的に上菅谷始発のような形となっています。
途中のバカ停を除くと30分程度列車に揺られて常陸太田駅に到着。
思ったより大きな駅舎でした。
本数は概ね1時間に1本程度確保されています。
昼間と夜間は上菅谷ー常陸太田間でピストン輸送を行っています。
レンタサイクルは電動アシスト付き。観光地はことごとく山や丘の上にあるので普通の自転車だとたぶん死にます。
結局借りませんでしたが、HPにはマンボウだし県外の人間は利用自粛してね♡とあったので断られていたかもしれません。
3時間くらい市内を散策してました。
茨城といえばやはり「水戸黄門」こと徳川光圀。彼に因んだ史跡が各所にあります。
私は道中でマスクを失くしてしまいそれどころではありませんでしたが・・・。
北海道を代表するコンビニといえばセイコーマート。本州にも存在はしていますがそのほとんどがここ茨城に集中しています。
ということで中にはこのように撤退した店舗もありますが、ここは看板のデザインが現在のものと異なっています。探せばもっと古いロゴの店舗もありそうな予感・・・。
というか茨城って結構メジャーマイナー含めチェーン店が充実している印象があります。
関東平野、海運アクセスの良さ、ほどよく田舎・ほどよく都会、といった条件が色々重なっているのでしょうか。
駅からさほど離れていないにもかかわらず昨年春に閉校となってしまった県立佐竹高校。厳しい。
駅ノートに書かれている飲食店に行こうとしたら突然急な坂が現れてびっくりしました。かつて常陸太田の中心地として栄え、その名残で現在も歴史的な街並みがたくさん残っていることから「歴史に逢える街」を名乗っている「鯨ヶ丘」。丘の形が鯨に見えることから名付けられたんだとか。
「元祖西山手打うどん いづみや本店」
見た目はなんとなく入りづらそうな感じもしますが、茨城県内に5点の姉妹店を持つチェーン店(?)で、むしろ「早い・安い・うまい」の3つを兼ね備えた大衆食堂です。
注文したのは「秋山スペシャル(680円)」。
大根おろし、玉子とじ、なると、なめこ、ニラがトッピングされた、いわゆる「スタミナ」系という感じのメニュー。注文してから5分と経たずに出てきたものを見てびっくりしたのは、麺がとにかく極太な点。あまりコシは無く、すぐに噛み切ることができます。
とりあえずやることが無くなったので、常磐線の大甕駅まで歩こうかな・・・。
と思ったのですが、天気も良くない上にちょうど良さそうなバスがあったのでこれを使うことにしましょう。
ここに写っている「はたそめ入口」というバス停が悲劇の始まりとも知らずに・・・。
近くのセコマで買い出しをしていると結構ギリギリの時間になってしまったので慌てて最寄りの「はたそめ入口」バス停に行くと・・・。
あれ?なぜか「大甕駅西口」行きの時刻表が無い・・・?
バスが来るまであと数分しかないのでそれとなくバス停の近くに突っ立っていると、
目的の大甕駅西口行きのバスがやって来ました。
ぼく「お、来たk・・・バス「ブーーーーンwwwwwww」
なぜか奥の右折レーンを通って私をスルーしていくバス。バスにスルーされるという事態が恥ずかしくて、
「あー、まあバス待ってたわけじゃなくてスマホ見るためにたまたまバス停の近くに立ってただけだからねwww」
みたいな態でバス停からこっそり離れました(陰キャ特有の誤魔化し)。
次に来るバスは1時間半後。もうそれなら歩きでええわ・・・、と右折するとカラクリが分かりました。
そう、右折したところにあるこのバス停こそ大甕駅西口行きバスが止まるバス停だったということです。
地図で表すと、
土地勘のない人間にとってはトラップも良いところです。
こんな丘の上の住宅街なんて普通観光客は利用しないでしょうけどね。
突然ですがクイズです。
このバス停は何と読むでしょうか?
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
正解は
「せやさかい」でした!
茨城の田舎に突然現れた関西弁ということでバスマニアの間ではそこそこ知られている・・・、と思いきや検索してもほとんどヒットしませんでした。
時刻表を見て分かる通り、この区間を通るバスの本数は非常に少ないため、徒歩でなければ私がこのバス停の存在を知ることは無かったでしょう。
よく「ガッカリ観光地」なんて言葉を聞きますが、このような看板や石柱だけが建った史跡などもそう思われがちです。まあ私もどちらかというとガッカリしちゃう派です。
でもそれって受動的な姿勢だったり、観光をスタンプラリー的な物としか捉えていないからそう思ってしまうのではないかと。日本史や地域別の歴史を学んでいれば、昔の姿が復元されていなかろうと現役時の姿を想像して楽しめるんでしょうね。
「教養とは何か?」と訊かれれば、私は「ガッカリ観光地を楽しめる人」と答えます。
ちなみにここは後ろを常磐自動車道にぶち抜かれてしまったかわいそうな史跡です。
「大甕」駅といえば国内で最も難しい漢字を使っている駅の一つと言えますが、所在地の町名は「大みか町」とひらがな表記になっています。
せっかく唯一無二の地名なのになんかもったいないですね。
難しい字と難しい読みを組み合わせた難読神社「大甕倭文(おおみかしず)神社」。
応用情報試験が終わったら漢検一級の勉強でも始めますかね・・・。
日没前に来れて良かった。
大甕駅。一昨年に周辺の整備が行われたことにより、非常に綺麗な構内になっています。
かつては日立電鉄線という鉄道路線も走っていたらしく、常陸太田から大甕を経由し、常陸多賀~日立の真ん中辺りにある鮎川という所を結んでいたようです。ブログを書いている現在になってそのことを知ったので、この日までに存在を知っていれば廃線跡を探訪していたかもしれません。
和菓子とかいつ以来買ったか覚えていないレベルですが、せっかくなのでこの地の名物らしいものを購入。特にこの地の名がついた「大みか饅頭」は自称「和菓子の神髄」らしいです。私が行ったときにも出来立てのものは売り切れており、人気のほどが見て取れます。
私が購入したのはお店の商品を全て味わえる詰め合わせセットですが、個人的に一番好きなのは「十三まいり」という洋菓子風のお菓子でした。
【まとめ】
というわけで今回の茨城旅行は以上になります。
ときわ路パスが買えなかったのは想定外でしたが、それを買っていたら恐らくひたすら乗り鉄をやっていたので買えなくてよかったのかもしれません。
~当日の移動履歴~
おまけ・個人的に気に入ったアパート名
ではでは。