どこかの駅メモラーの雑記帳

そこそこベテランの駅メモラーのブログです。旅行記や日々感じたことを書いていきます。

「配属ガチャ」について思うこと

こんにちは。高岡氏です。

 

昨日『メイドインアビス』の2020年に公開された劇場版作品をネトフリで見ましたが、一体何を食っていたらあんな悪趣味な話を思いつくんだろう・・・ととても「度し難い」気持ちにさせられました。あとプルシュカちゃんのいじらしい姿を見ていると、今秋に発売されるフィギュアがちょっと欲しくなっちゃいました。

 

以前には『魔法少女育成計画』にもハマったことがあるので、基本的に可愛い皮を被ったえげつない話は私の好みなんだろうな、と実感。

 

 

さて、そんなことより本題ですが、

 

最近「○○ガチャ」という言葉がネット界隈で何かと流行っていますね。自分ではどうしようもない運の要素を、ソーシャルゲームの「ガチャ」になぞらえたものです。

以前は「親ガチャ」なる概念がテレビで紹介されるほど一般的になったこの言葉ですが、今度は

 

「新卒社員が配属ガチャに悩んで内定ブルーになっている」

 

らしいです。

 

news.yahoo.co.jp

 

いやね、一言いいですか。

 

くっだらねえええええええええええええええええええ

 

 

正直「ガチャ」という言葉自体が好きじゃないというのもありますが、「親ガチャ」についてはまだ分かる部分も多いですよ。だってこっちは本当の意味で完全に運ですからね。でも「配属ガチャ」だって???やかましいわ!!!

 

というわけで、「配属ガチャ」で悩むことがいかにあほくさいことであるかを、意識低い系会社人であるこの私が説いていこうと思います(説得力皆無)。

 

 

 

あほくさい理由その①~募集要項ちゃんと読んだか?~

さて、こちらは私の故郷福山市が日本に誇る食品トレー容器最大手企業「エフピコ」の募集要項ページです。
では、「勤務地」と書いてある箇所を読んでみましょうか。

 

いや、もう既に書いてあるやんけ。

 

ということでね。勤務地に「全国」「他県」の文字があるにも関わらず、「あああああああ勤務地がどこか分からない~~~~不安だああああああ」と悩む余地なんて本来無いはずなんですよ。

 

どうしてもエリア勤務をしたいのであれば、1都道府県にしか事業所の無い会社だけを受ければいい話ですよね?はい、これで悩みが一つ解決~~~。

 

え?大企業だとどうしても全国転勤が必要になる?

うるせえ!!!中小で我慢しろ!!!

 

幸い我が国はお隣のように、「一握りの大企業に入れなければ餓死一直線」というような国ではありません。中小企業にもまともな労働条件はたくさんあります。

 

部署にしても、「総合職」を選ばなければ良い話です。日本企業では未だにオールラウンダーこそが正義、という風潮が強く、ジョブローテーションを重ねることで様々な経験を積んでこそ一人前になれる、という考えが一般的です。だから新人が営業希望だろうと、容赦なく地方の製造拠点で工場勤務をさせてくるのです。

 

近年では欧米に倣ってジョブ型採用を行う企業も増えているとかいないとか、ということですが、やはり未だに大手企業では「全国勤務型総合職」という募集が一般的なように思います。どうしてもやりたい仕事があるのであれば、大手企業ばかり見るのではなく、中小企業にも目を向けてみてはいかがでしょうか?

 

あほくさい理由その②~日本の就活制度~

皆さんご存知の通り、わが国では「新卒一括採用」が就活の主流となっています。

この「新卒一括採用」制度が何を指すかというと、

 

仕事の「し」の字もロクに知らないようなヒヨッコでも、新卒カードさえあればほぼ全ての企業に入れる可能性がある

 

ということです。

実際には建前上そうなっているというだけで、学歴フィルターなども間違いなく存在するとはいえ、冷静に考えてこれって凄いことですよね。どんな無能でも就活に全力を注げば年収1000万円だって夢ではないのですから。

 

ですが、裏を返せば「どんな有能や無能も『新卒』という括りで一緒くたにされてしまう」ということでもあります。

つまり、あなたにどれだけ仕事の能力がある、という自負があったとして、会社からしてみれば全員ペーペーです。結局のところ、「新卒一括採用」のレールに乗っかって採用された人間にそこまで差は無い、ということです。

 

そんな扱いが嫌なら専門職を目指すという手があります。文系ならば弁護士のような士業を目指す、理系ならば専門分野で院進し、教授の推薦を得るなり専門職枠で就職する、はたまた航空大学校のような、卒業出来ればほぼほぼ進路が決まるような学校に通ってみるとか・・・。

 

兎にも角にも、他人と同じようなことをしておいて自分だけ特別扱いされるなんて思うなよ、ってことです。

 

あほくさい理由その③~どこに行こうがつきまとうもの~

仮に自分のやりたい仕事ができる部署に所属できたとしましょう。でももし上司がとんでもない意地悪な性格をしていて、とてもじゃないけど一緒に働けなさそうだったら?

 

仮に自分の気に食わない企業から転職したとして、また次の企業でも同じようになってしまわないという保証はどこにあるのか??

 

そもそも転職前の企業の方がまだマシで、それからどこに行っても一生転職前の企業よりマシな所に出会えないかもしれない・・・。

 

確かに「ガチャ」の要素は対策を行うことで減らしていくことが可能です。でも究極的な部分では結局「ガチャ」であることは変わりません。つまりいくら「ガチャ」に悩もうが、その悩む時間ははっきり言って時間の無駄でしかないのです。

 

 

tk0k1975.hatenablog.com

 

以前に言ったことですが、メンタルを保ちたいのであれば、自分の力ではどうにもならないことでいちいち悩むのはやめましょう。

あるいは、「本当に自分の力ではどうにもならないのか」を考えてみることも時には必要かもしれません。「ガチャ」という言葉には、どうにもならないことに対する諦めの気持ちが込められているように感じますが、実際のソシャゲのガチャには「天井」「ピックアップ」「リセマラ」など、自分の狙い通りの結果を呼び込むための仕組みが多々あったりします。勿論、お金や時間などのリスクはかかりますが、自分の思い通りにしようというのならばそれ相応の対価が必要ということです。

 

高い対価を支払ってでもやりたい仕事があるのならばそれでいいし、特にやりたいこともないのであればいっそ流れに身を任せてしまったほうが良いと私は思いますよ。

 


ではでは。