こんにちは。高岡氏です。
今風邪の症状に苦しみながらこの記事を書いています。
コロナ騒動中は全くといっていいほど風邪を引かなかったのに、終わってからきっちり罹ってしまう辺り、コロナ対策の有用性を身をもって証明する形となってしまったのが悔しい・・・。
これのせいで週末の草野球オフ会参加も断念せざるを得なくなったので最悪オブ最悪です。
まあこの旅行中も色々と不運に見舞われたものとなってしまったわけですが・・・。
というわけで本編いってみましょう。
5/20(土)~中央本線でのんびり旅、のはずが~
今回購入した乗車券がこちら。
ルートは
町田→(横浜線)→八王子→(中央東線)→塩尻→(中央西線)→名古屋→(東海道新幹線)→新横浜→(横浜線)→長津田まで、となっています。(町田は残念ながらギリ東京なので横浜市内には含まれないのがちょっと残念。)
ただ往復するだけではつまらないだろうと思ったのと、中央本線の黄新駅の回数稼ぎをしておこうという駅メモラー的思考から、いわゆる「一周乗車券」というものを購入しました。
結果的に長所と短所(?)の両方を味わうことになったわけですが・・・。
八王子→塩尻間ではあずさに乗車。乗車時点ではほぼ満員の盛況ぶりで、通路には立ち客もいるほどでした。
私もさっさと席につこうとすると、なぜか先客が・・・。
「あれ、号車間違えたかな・・・。」
さすがに立ちっぱは嫌だぞ・・・?一旦スルーしてとりあえずトイレに行って落ち着きを取り戻し、再度指定した座席を見ても全く同じ席でした。
そこで勇気を出してそこに座っていたお婆さんに
「あの、席間違ってませんか・・・?」
と指摘すると、
お婆さんは戸惑い顔で座席上のランプが青であることを示します。座席が書かれたメールを見せるとやっと退いてくれましたが、「座席のランプが青=好きに座って良いよ」って意味じゃないからね・・・?
まあちょっとしたトラブルはありつつもなんとか座席を確保できたところで、特急乗車時間は4時間ほどあるので、今回はなかなか見れていなかった『ぼっち・ざ・ろっく!』のアニメを一気見しました。
漫画も面白いですが、音楽をテーマにした作品はアニメにすると映えますね。むしろぼっちちゃんはアニメの方が壊れている気が・・・。
新幹線だと駅メモが気になってアニメどころではないので、程々に駅間が離れている在来線特急のメリットを味わうことができました。
まさかの"触車"事故
塩尻では乗り換えに30分ほどあったので途中下車。
5月とはいえ各地で夏のような暑さが記録されていますが、駅を出た瞬間涼しい風が吹きつけてきてさすが長野!という感じでした(とはいえ塩尻は盆地内部なので暑いときは普通に暑い)。
塩尻からはしなのに乗り換え。ここから先はJR東海の管轄です。
引き続きぼざろを見ながらのんびり旅を楽しんでいたのですが、降車駅の多治見まであと少しというところで不穏な車内放送が流れます。
「先ほど高蔵寺~定光寺駅間におきまして、人が列車と接触する触車事故が発生しましたため、ここから先運転見合わせが発生します。」
JR東海の独特な言い回しとして「人身事故」を「触車事故」と表現するというのは知識としては知っていましたが、実際に聞く機会はあまり無いよなあ・・・なんて考えは一瞬で消え去り、15時開始のサンフレの試合に間に合うかどうかが一気に危ぶまれてきました。
ちなみにJR東海はめったなことでは謝らないことでも知られていますが、このように明らかに自分たちに非が無い状況では絶対に謝らない精神は他の日本企業にも見習ってほしい部分ですね。
事故区間は高蔵寺~定光寺間ですが、多治見駅に列車が詰まっていて先に進めないため、しなのが本来止まらない土岐市駅に停車する措置が採られました。
生粋の鉄オタならばこれでも嬉しいのかもしれませんが、残念ながら私はまだ鉄オタにはなりきれていなかったようです。
警察の現場検証も最終的に2時間ほど行われたようで、現場はもはや「触車」どころではなく「ドグシャア!!!」って感じだったのでしょう(激ウマギャグ)。
土岐市駅にはベルマートが入居していますが、特急の客が押し寄せて現場は大混雑。レジは基本セルフしかないのに店員がほぼつきっきりで使い方を案内するというまさに現代日本な光景が繰り広げられていました。
そしてこんな状況にもかかわらず、私の後ろに並んでいた女子中学生達は
「轢かれた人無事だといいね~。」
と事故に遭った人を心配する聖人っぷりでした。
まあでも実際にこの後用事がある身になってみると、「ふざけんなよ・・・」と恨み言の一つも言いたくなるもんです。
でもこのとき、適切な判断ができていればまだ試合には間に合った可能性はあったのです。それは駅に着いた時点で即タクシーを使って高蔵寺まで行くこと(この日は豊田スタジアムが目的地なので、高蔵寺から愛知環状鉄道で新豊田まで行く予定でした)。
この日は、せめて多治見まで行ってくれないかな・・・と色気を出してしまったのが大失敗でした。
土岐市近くのタクシー会社はあまりキャパシティが多くないようで、1時間くらい経ってからやっとタクシーを使おうとしたら既に出払ってしまっていました。
そら急にここまで需要が増えるとは思わないですよね・・・。
そして14時を少し回ってからようやく多治見までの運転再開。
もはや愛知環状鉄道ルートで試合に間に合うような時間でも無いので賭けに出ることに。
多治見→豊田スタジアムをタクシー移動!!!
Googleマップで調べると両区間は40kmほど離れており、タクシー料金の目安が書かれたサイトで見ると40kmは約16000円というゾッとする数字が・・・。
タクシーに乗ってからはなるべく料金メーターを見ないように一心不乱にテクテクライフで地図を塗りつぶしていました。
結果的に13210円だったので意外に安かったのですがほぼ焼け石に水です。一周乗車券で少し運賃が安くなったかと思いきや新幹線東京→京都の片道運賃を余計に支払うことになる間抜けぶりを披露してしまいましたとさ・・・。
そして試合は・・・
サンフレッチェ広島 1-2 名古屋グランパス
前半先制するも即追いつかれ逆転負け・・・。チャンスを沢山作りながらも一瞬の隙を突かれ名古屋の誇る強力FWにカウンターで失点を許すというよくある展開に。
これで前節首位・神戸、そして2位・名古屋のアウェー連戦に連敗。今季得点が入らない以外は攻撃のスタッツが良好なサンフレッチェですが、この連戦を見る限りでは「上位には攻撃が通用していない」と言われても仕方ないと思います。
ところで、カープとサンフレッチェ、ネットに毒されていると2つのチームは常にいがみ合っているように思われてしまいがちですが、コラボ商品を出すなど普通に仲良しです。
そんな両チームですが、今季は攻撃の下手さであったり、上位には勝てなかったりと嫌な部分で共通点が目立ってしまっています。
そんな部分で仲良くならんでええんじゃ!
ちなみに豊田スタジアムには前半30分頃の到着となりました。
「頼む・・・俺が着くまで試合動くな・・・」と願いながらの道中でしたが、願いが叶ったのか入った得点は全て前半35分以降のものでした。着いて早々に先制点取ったまではよかった・・・。
結果的に全線で運転再開したのは14:26だったそうですが、タクシー使わなかったら先制点を見れずただただ逆転を待つだけのもっと悲惨な展開になっていたでしょうし運転手さんには感謝しかありません。
ここをキャンプ地とする!人生初の・・・
ショッキングな連敗を喫してしまいましたが切り替えていくしかありません。
まずはこの日のホテルへ。
日本全国ちょっとした都市にはどこにでもある東横インですが、楽天トラベルやじゃらんでは基本的に安い順からソートする私にとっては全く縁のないものでした。
ですが、この日はこの東横インに「ある特徴」を見出したため、人生初めての東横イン宿泊と相成りました。
豊田市の中心街には愛知環状鉄道の新豊田駅、名鉄の豊田市駅の2つがあり、西は名古屋、北は瀬戸・春日井、南は岡崎と色々な場所に便利なアクセスを誇ります。
今回泊まった東横イン豊田市駅前は、駅メモの位置情報的にはちょうどこの2駅の境目辺りに属するホテルだったのです。
回数稼ぎし放題だぜ!Fu~☆
なお
位置情報がこんなときに限って優秀だったせいで、豊田市にしかチェックインできませんでした~~~
部屋に入ったらモニターがこんなことを訊いてきましたが、どっちを選んでも朝飯食えるなら訊く意味ある???
ちょっとお散歩
人口40万人超えの豊田市、同程度の人口の工業都市として元福山市民の私は少しばかりライバル心を抱いておりますが、実際戦わせたらどっちが強いのか気になりますね。
というわけで勝手に戦わせてみましょう。
製造品出荷額(2020年時点)対決
工場の規模を測る上での指標では豊田市(15兆1,717億円)の圧勝。福山市(1兆7164億円)がまるで大したことないように見えますが、豊田市・・・というかトヨタがチート過ぎるだけです。
上場企業の数(2023年時点)対決
福山市(12社)に対し豊田市(4社)ということでこちらは福山市の勝利ですね。豊田市はトヨタ王国が強すぎる、あるいは内陸都市であることも関係しているのでしょうか?
W杯で使えるレベルのスタジアム
日韓W杯を開催する前提で建設された豊田スタジアムは、国内のサッカー専用スタジアムとしては埼玉スタジアムに次ぐ規模を誇ります(なお、サッカーの方のW杯は結局開催できなかったもののラグビーW杯では晴れて会場に選ばれています)。「専用スタジアム」であることが一番大事。福山シティも頑張ってはいますが専用スタジアム建設は遠い未来の話になるでしょう・・・。
新幹線の駅
これを言うと東京生まれの人に馬鹿にされるかもしれませんが、地方民にとって新幹線停車駅があるという事実は本当に大きいのです。しかものぞみが止まるとなれば街としてのランクは一流であると見做して良いでしょう。
これ以上やると本題からずれそうなので、最後に決定的なやつを1つ出して終わりにしましょう。
それは・・・
海!!!
決まり手は~海、海の有無で、福山市の勝ちです。
以上、茶番でした。
名鉄・豊田市駅と愛知環状鉄道・新豊田駅はペデストリアンデッキで繋がっています。
デッキの上には屋外カフェ、下にはスケボー広場などがあり、住民達の憩いの場としての役割も果たしています。
豊田市の誇る2大スポーツチーム・名古屋グランパスとトヨタヴェルブリッツ。この街の規模でJ1とリーグワンのチームを両方持てるのがトヨタ王国の実力です。
離れた場所からでも豊田スタジアムは存在感がありますね~。
たまたまバッティングセンターを見つけたので、今日一日散々な目に遭ったストレス解消と翌週の草野球の練習を兼ねてちょっと打って帰ることに。
1プレー300円とごく一般的な設定ですが、広々としたスペースにケージの数も多く、土曜日の夕方というそれなりに人が来そうな時間帯でも待たずにプレーすることができました。
やっぱり打つのは楽しいし、次こそ草野球に参加するために健康管理をしっかりしないとなあ・・・。
夕飯は愛知といえばなこのお店。
「『台湾ラーメン』のくせに名古屋発祥ってどういうことやねん!」
とツッコまれるのはお決まりですが、
この味仙の創業者が編み出したラーメンを、「台湾人が作ったから」ということで「台湾ラーメン」と名付けたのが由来なので正真正銘の「名古屋めし」です(なお、メニューには『イタリアン』『アメリカン』『アフリカン』なるものも存在するのでさらにカオス・・・)。
店内には待ち客もいましたが、ここは一人客用のカウンターもあるため待たずに通されました。一人の方が得をすることもあるのです。
具材はゴロっとしたミンチ肉とニラのみというシンプルな構成。
激辛!というほどではないものの、口に入れた瞬間即咳き込む程度にはしっかり辛い・・・。私自身辛いのは好きなのですが辛いのが得意な体質というわけではないので、辛い料理を食べるときは常に鼻水と汗をダラダラ流しながら食べ進めています。
・・・辛い系ラーメンといえば地元福山の「ほんてんラーメン」も久々に食べたいんだよなあ・・・。でもなかなかその機会がない!(泣)
個人的にはここを超える旨辛ラーメンにはまだ出会っていません。
思い出補正も存分にありますけど。
5/21(日)~のんびり愛知さんぽ~
この日の最初は新豊田からわずか2駅の三河豊田駅へ。
駅のすぐ目の前には巨大な工場群が林立しています。
そう、豊田市を”豊田市”たらしめている巨大王国・トヨタ自動車の本社工場群です。
ホームはやたらと長く、また写真だと分かりづらいですが、上下線で柵がずらして設置してあります。
トヨタの従業員は驚異の37万人超え(2022年3月末時点)。軽く数万人がこの本社周辺に集結するわけですから(この駅の平均乗降客数は1万人超程度)、こうして停車位置をずらして上手いこと混雑を緩和しようという作戦です。
トヨタのお膝元だからといって特に駅舎に特殊な意匠があるわけではありません。
なお右にはもう一つ改札口があります。
三河豊田駅の東側、本社工場群の位置する地区はそのものズバリ
「トヨタ町」という地名です。
企業名がそのまま地名になっている例としては他にも
・スバル町(SUBARU)
などが代表的。
テクテクライフの画面を見て頂ければなんとなく分かると思いますが、
まあ広いですよね(1.744㎢)。
これが日本の誇る世界的大企業・・・。
これが世界的大企業だ!
本当は技術博物館「トヨタ会館」を見ていきたいと思っていたのですが、ちょうど日曜日は閉館日でした。
土曜日は開いているので、やっぱ前の日は新幹線で来ておけば・・・と思ったり。
それにしても・・・
駐車場大杉ィ!
写真に撮ったのはこれだけですが、まだまだ立駐はあったし平面駐車場もありましたからね・・・。合計で何万台収容可能なのでしょうか。
愛知環状鉄道を使う人もそれなりにいるのでしょうが、自動車会社の社員ならばやはり自動車通勤の割合が高いのでしょうか(まあ自動車会社の社員が自社の自動車を買えないようではね・・・)。
帰りはせっかくなのでトヨタ以外のディーラーがないか歩いて見てみました。
国道248号線はトヨタ、トヨタモビリティ、ネッツ、カローラ、トヨペットとトヨタの系列ディーラーが勢ぞろい。
こんな中で他所のディーラーが出店していようもんなら肩身が狭いなんてもんじゃないですよね・・・。
新豊田駅まで歩く間に見つけられたのはスズキのディーラーだけでした。
あとはホンダ・日産のディーラーもそれぞれありますが、日産は梅坪駅の近くに1軒だけとバチバチ(?)な模様。マツダは地元の小さな会社が1軒だけ看板を出して販売しているようです。
スズキはトヨタとかなりズブズブな関係にあるようなので、本社のすぐ近くでも店を出してもらえた、ということなんでしょうかね・・・?
なお、豊田市を走る車を見てみると、トヨタが多いものの他社の車もそれなりに見かけました。
話題のあの公園へ
大河ドラマ『どうする家康』のラッピング車両に乗って八草駅に到着。
ここからリニモに乗り換えです。
駅舎やリニモ車体には、昨年11月に愛・地球博記念公園に開設された「ジブリパーク」のラッピングが施されています。
「ジブリの世界を表現した公園」ということで、せっかくなので訪問してみることに。
ジブリパークで○○に遭遇!?
愛・地球博記念公園駅で下車。
いや~暑い。ゲート付近にローソンがあるのでアクエリアスを購入。
公園に入る前に、どこかの魔法の世界に出てきそうなデザインのエレベータ棟が出迎えてくれます。雰囲気がありますね。
ジブリパークのアトラクションの1つ「ジブリの大倉庫」とアイススケート場が併設されています。
アイススケートはまだやったことがないのでちょっとだけ興味はあったのですが、転んだら痛そうだな・・・という思いが強くて日和ってしまいました。
中心には広々とした芝生広場。寝転んだら気持ちよさそう。
まだ新しさ効果もあってか今土日で当日券を取るのは難しいでしょうね。
平日であれば余裕のある日もあるようです。
また、チケットはローチケ、あるいはBoo-Wooチケットなるローチケの亜種みたいなサイトでしか買えないことに注意。だから入場ゲートから一番近いところにローソンがあるのでしょうかね。
仕方がないので愛・地球博記念館でも適当に見てから移動しましょう。
盛り上がるジブリパークを尻目に、隅に追いやられた感のあるこちらはガラガラです。
無料にしてはそこそこ展示があるので、休憩がてらジブリパークの入場時間まで暇を潰すのにちょうど良いですね(ジブリパークは入場時間もチケットで指定されています)。
すると、なんと14時からあのモリゾーとキッコロがやって来て写真撮影会があるというではありませんか!
モリゾーとキッコロといえば愛・地球博のマスコットキャラクター。可愛らしいデザインで人気を博し、万博が終わってからも彼らの登場する教育番組は8年も続くことになるほどです。
見たところ彼らは毎週日曜日の14:00~14:15の間に出現して撮影会を行っているようです。
1週間に1回、たった15分のチャンスと考えるとなんかめちゃくちゃレアな気がしますよね。愛知の端っこ・高蔵寺
愛知環状鉄道は時刻表が張り出されているのに、JRの方はスマホで見てくれと言われます。
一応改札階にはちゃんと時刻表を掲示しているのですが、ホームに無いのはやっぱり不便ですね。
普通列車多治見行きに乗って目的の駅へと向かいます。
都会から最も近い”秘境駅”?その①~古虎渓駅~
というわけで、名古屋から1時間もかからずに行ける”秘境駅”として有名な古虎渓駅です。
もう1つの定光寺駅についてもそうですが、トンネルに挟まれた駅なので駅メモ上では快速、特急に乗っていると取り逃してしまうケースもあり、注意する必要があります。
もっとも、docomoはトンネル内でも電波は良好でした。デュアルSIMで入れている楽天モバイルは完全に死んでいましたが・・・。
仮にも中央本線の駅なので、ホームは非常に長くなっています。
この角度からだと森の中に無理やり線路を通したみたいに見えますね。
こんな感じの駅ですがかつては窓口があったようです。
似た地名に多治見市虎渓山町があり、そこには国の名勝である庭園を擁する永保寺があります。
その寺が昔はこの近くにあったから「古」虎渓・・・なんてことはなく、単純にこの辺りの地形が地名の由来となっているようです。
こんなロケーションの駅ですが、ロータリーには車や自転車がぽつぽつと停めてあります。
やはり都会の近郊だけに利用者はそれなりにいるのでしょう。
駅正面の橋を渡って対岸に出てみますが・・・
あ、あれ???
歩道は草に覆われていてまともに歩くことができません・・・。
県道は車がビュンビュン通っていて歩道が無いと困るレベルなのですが・・・
困って引き返すと、橋の手前に歩行者用の通路がありました。
なるほど、こっちから行けばいいのか~、なんて思いながら進んでいると、道中にヘビがいてビビり倒してしまいました。
ほんとにこっちでいいんだよね・・・。
駅から脱出するだけで軽い冒険気分を味わえます。
歩いて脱出すると最初に見る光景がこれ。
「秘境」という割にゃえらく俗な風景だぞ・・・
サイクロプスさんが頼もしそう。
雀荘もラブホテルも見た感じ両方現役っぽいですね。
”遊んで泊まれる秘境駅”というわけですね!
信号を曲がると集落へ続く坂が現れます。
天候によっては集落から駅に行くこの道は封鎖されてしまうようです。
駅から15分くらい行くと市之倉町の集落に着きます。
この集落にはある特徴があります。それは・・・
市之倉町は「陶の里」と呼ばれており、あちこちに窯元が点在しています。
神社にも干支をモチーフにした陶器に、陶器を天井に埋め込んだそのものズバリ「陶天井」などがありました。
集落の中心部にあるさかづき美術館で、平安時代から続くという陶の里の伝統に思いを馳せつつ、お気に入りの器を探して窯元巡りをしてみるのもいいですね。
行きは気付かなかったのですが、営業しているのかどうかわからない料亭の駐車場奥に、途中の坂をショートカットするためのトンネルがあり、隠しダンジョンみがあってちょっとワクワクしました。
帰るときには徒歩でやって来る住民2人に出くわしたので、やはり市之倉集落の住民が古虎渓駅を利用しているようです。
都会から最も近い”秘境駅”?その②~定光寺駅~
最新型の315系に乗って1つ隣の定光寺駅へと移動。
恐らくですが、ぱっと見では古虎渓よりもこちらの駅で降りたくなる人の方が多いのではないでしょうか。
なぜなら駅からの眺望が素晴らしいからです。
古虎渓駅はどうしても「周りに何もない」印象が強いですからね(実際はラブホと雀荘があるけど・・・)。
崖側にある多治見方面のホームに行くには奥の階段を上がり地下道を通る必要があります。
かつて多治見~高蔵寺を結んでいた中央本線・旧線には14か所のトンネルがあり、現在は1か所が解体され13か所になっているものの、それらは「愛岐トンネル群」と呼ばれ近代化産業遺産に認定されています。
といっても張り紙の通り年がら年中公開されているわけではないため、期間中はそれなりに混雑するようです。
そして恐らくここに着いた時点で最も目を引く建物がこの「千歳楼」でしょう。
かつては著名人を多くもてなしたようですが、現在はこの通り営業を終えています。
このような川+鉄道沿いの廃墟といえば東武鬼怒川温泉の廃墟群を思い浮かべますが、似たような理由でこちらも解体できずに放置されているようですね。
ですが、そう遠くない場所に住宅地があったり、名古屋から程近い場所にあったりすることもあってか不法侵入は絶えないようです。私も正直入ってみたいし
こういうときこそドローンを使って中を見せてほしいもんですよね。
廃墟になって久しい旅館もあれば、対岸の「應夢亭」は今なお頑張って営業を続けています。
宿泊はもちろん、食事だけの利用も可能なようです。
應夢亭の奥に続く道に行ってみると・・・また坂かあ。
しかもさっきの古虎渓より急!ここまで既に3万歩近く歩いてきた体に最後のムチを入れていきます。
坂を登ると、この町名の由来となった定光寺に続く道が見えてきます。
時間的にも体力的にも厳しかったので今回はスルーしました。
右手にあった定光寺公園で休みながら今回の旅を振り返っていました。
・・・久々にケツが痛くなるまで歩いたなあ。
ちなみに定光寺駅自体は春日井市に属しますが、駅の正面を流れる庄内川が瀬戸市との境界になっています。
確かに雰囲気は秘境駅っぽさがありますが、やはり大都市近郊らしく利用者もそこそこいることが窺えました。
もっとも定光寺駅に関して言えば、見た目の雰囲気についても「秘境駅」というよりは「寂れた観光地の駅」と言った方が近いように思えます。
まあいずれにせよどちらも一癖も二癖もあって面白い駅です。名古屋からすぐに行けるので観光で行くところがなければぜひ行ってみてください。
そして帰宅
中央本線経由の一周乗車券にはちょっとした落とし穴があり、名古屋で途中下車をしてしまうと金山~名古屋間の経路重複特例から外れてしまうため、駅員に言ってこの区間分の往復運賃を支払う必要があります。
とはいえさすがに名古屋は駅ナカが充実しているので、たかだか数百円をケチる必要もないでしょう。
この日は知多に本店を構えるまるは食堂にてエビフライ定食を頂きました。
エビフリャーがおっきくてどえりゃー美味だでよー(似非名古屋弁)!
名古屋~新横浜くらいの距離であればひかりでも十分です。
この便は途中停車駅が浜松だけだったのでのぞみとほぼほぼ遜色はありません。
とはいえなんらかのトラブルがあったのか10分程度の遅延がありました。
結局行きも帰りも遅延に巻き込まれた旅でしたね・・・。
まとめ
今回は何と言っても行きの人身事故、これが痛かった・・・。
次回こんなことがないように私が出来る対策としては、
①時間が決まっている予定が先にあるときには行きを新幹線にする
②人身事故があったときはなるべく早めに代替交通手段を確保する
まあ究極的には運の問題ではありますが、起きてしまったときにいかに冷静に対応できるかが旅慣れマンと一般人の境界みたいなところがありますね。
というわけで、いよいよ次は6月の北海道旅行です。
草野球には行けなかったけどこれだけは石に齧り付いてでも行きたいと思っています。
本当に楽しみ!
というわけでまた次回。
ではでは。