どこかの駅メモラーの雑記帳

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【これであなたも騙されない!】プロ野球選手・監督の信じてはいけない言葉集

こんにちは。高岡氏です。

 

現役ドラフト、カープからまさかの矢崎放出っ・・・!

 

ドラ1で入団して色んな意味でインパクトを残したもののなかなか芽が出ず、それでもコーチと二人三脚で頑張ってついにセットアッパーとして返り咲くという経緯、そして昔の選手のような職人気質な面など個人的に応援していた選手だったので正直ショックでした。

 

ユニフォームも買うくらいには好きだったので、来年は誰のものを買おうかな・・・と考えています。

なんならヤクルト版の矢崎ユニも買っちゃおうか。

とにもかくにも、彼にはカープのフロントがバカな判断をしたと後悔するくらいの大活躍を見せてもらいたいものです。

 

そして私が最も印象に残っているのが昨年2023年のこの試合。

友人と一緒に観に行った試合ですが、9回裏2死1,3塁での牧との勝負は手に汗握る最高の戦いでした。ヤクルトでもファンの胃袋と心を掴む投球を期待しております(笑)

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なーんてことを言っていたらさらに衝撃のニュースが・・・

 

MLB移籍と思われていた九里、まさかの国内移籍だった!!!

 

あれだけメジャー挑戦をにおわせておいてまさかのオリックス移籍。

しかも石川や大山らの去就に隠れて今日まで全く報道が無かった中での突然の発表だったので、さすがにびっ九里です。

 

しかもタイミング的には現役ドラフトで2人も獲得して枠はもう九里を除けば2人しか残っていない状況。ここまでのサイレントぶりと合わせて考えると、人的補償を取られる可能性が薄くなったタイミングを狙って発表したのかと邪推してしまいます。

もしそうだとしたらオリックスのフロントはやり手だし、逆にカープフロントの現役ドラフトからのムーブがあまりに下手くそ過ぎて泣けてきます。

・・・まあ貧打なのに打撃コーチを留任させるチームに期待したら駄目か・・・

 

さて、FA移籍につきものなのが、ファンからの「裏切り者」の声です。

 

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特に九里は、過去に「生涯カープ宣言」と言うべき発言をしていることから余計にでも反発を招いています。

 

ここで思ったのですが、選手や監督が叩かれるときに掘り返される発言って、なんか大体パターン化していますよね。

ここで挙げるような発言をしなければ、あるいはファンが真に受けなければもしかしたらファンもキレることなく、選手や監督にとっても余計な心労が減ることになってWIN-WINになるかもしれない!

そう思って今回の記事を書くことにしました。

 

というわけで、早速挙げていきましょう。

 

 

監督編

1.バントはしない(危険度:★★★☆☆)

様々なデータが可視化される現在、ネットで蛇蝎のごとく嫌われているのが送りバント

当然そんな送りバントを多用する監督は犯罪者であるかのように叩かれますし、「バントをしない」と言えば大いなる期待を持って受け入れられます。

 

ですが結局のところ、シーズンが進み始めると部分的にバントを解禁し始め、終いには終盤にランナーが出ると4番打者が送りバントの構えを見せるようになり絶望させられてしまうのがオチです。

 

そもそも、監督がこんなことを言い出すチームって漏れなく貧打なんですよね。

普通に打ったところでどのみち点が入らないのだから、バントをして少しでも走者を次の塁へ送りたくなってしまうのも仕方のないことだと思います。

 

なのでバントをしないと宣言するのであれば、それ相応の打力のある選手を補強することもセットで行うべきでしょう。

ですが現実的に考えて、現代プロ野球においてスラッガーはどの球団も喉から手が出るほど欲しい存在。

しかも運良くシーズン40本打てるような逸材が出てきたらことごとくMLBに旅立ってしまう時代ですから、結局のところどのチームにも非力な選手を入れざるを得ない状況になっています。

つまりNPBでバントを無くすというのは現実的に考えて相当難しい課題と言えますから、こんなことを監督が言っていたとしても我々ファンは真に受けないようにしましょう。

 

2.選手起用を好き嫌いで判断しない(危険度:★★★★☆)

類義語に「実力のある選手を使っていく」「若手を積極的に使っていく」も挙げられます。

こちらは新監督が言いがちなことですが、

まあ十中八九「愛人起用だろ!」と叩かれる選手が数人は出てきます。

これがベテランだった場合はさらに反発が強く、カープでは田中広輔松山竜平の2人が失速のキーマンとして槍玉に上がりました。

まあ普通に考えたら20打席以上もノーヒットの衰えたベテランを起用し続ける理由が分かりませんよね。2軍で期待の若手がたくさんいるというのに!

 

 

 

 

・・・だがちょっと待ってほしい、2軍に期待の若手、言うほどおるか???

 

 

あくまでカープ基準とはいえ、2軍でそれなりに試合に出ている中で「期待の若手」と呼べる選手をピックアップしてみました。

そしてその中でも、田中広輔さんも守る内野手に絞って守備成績も見てみましょう。

 

これを見ると、彼らが1軍に呼ばれない理由がはっきり分かりますね。

みんな守備率が低すぎて、1軍に上げてもせいぜい代打要員になることしかできません。特に守備の難しいと言われるマツダスタジアムでは、守備率が8割台に落ちてしまう可能性すらあります。

 

この中でも攻守共にマシな成績を残している林はたまに1軍に呼ばれますが、そこでもこの程度の成績しか残せず、はっきり言って完全に期待外れですし、なんなら来年はいよいよ首が涼しくなってくる頃です。

 

一方で散々馬鹿にされている田中広輔さんですが、

今季左打者相手に無双したソフトバンクのヘルナンデスから、一時は同点となる3ランホームランを放っています。

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ヘルナンデスの対左右別成績がこちら。

対左の場合は被打率1割台、さらに4割の確率で三振を奪う剛腕ですが、そんな投手から彼は左打者で唯一ホームランを放っているのです。

 

宇草や中村健人、二俣と少ないチャンスをきっちり生かした選手も確かにいましたし、若手にチャンスが与えられない、のではなく、実は彼らはスタートラインにすら立てていない、と言ったほうが正しいのではないでしょうか。

 

結局のところ、監督は本当に「実力通り」に選手を起用しているし、それでもチームが勝てないということは、それ即ち選手層がペラッペラで吹けば飛ぶようなクソザコナメクジだった、というだけのことなのではないでしょうか。

 

 

選手編

1.お金じゃない(危険度:★★☆☆☆)

FA宣言をした選手が発する言葉の代表的な存在がこちら。

大抵これに「高いレベルでプレーしたい」がセットでついてきます。

 

ですがこれでソフトバンクや巨人に4年16億みたいな条件で移籍した日には、

 

「結局金じゃねえか!」

 

とツッコまれるのが恒例の流れ。

 

・・・とはいえ昨今のMLBでは年俸のインフレが加速し、つい先日はヤンキースのフアン・ソトがメッツと15年総額7億6500万ドル(約1147億円)という頭おかしい契約を結んだことが話題になりました。

「あの」藤浪でさえ5億の契約をゲットできましたし、もはや金を得るだけならMLBに移籍しない手はない、という現状です。

スター選手に関しては、MLBではなくNPBに留まってくれてありがとう!と言うべき時代なのかもしれません。

 

まあ特に日本人は金儲けを嫌う傾向にあるので、とりあえず無意識のうちに枕詞的に言ってしまうのかもしれませんね。

中には黒田のように、数十億レベルの契約を断って古巣に復帰する本当の狂人(良い意味で)もいますが、彼がこのような契約を結んだ背景にも、ある程度の金は稼ぎ切ったという経済基盤、安心感が全く無かったとは言えないはず。

 

何にせよ契約の話で金銭面を全く考えない人間なんてまずもっていないので、ファンはこんな言葉を真に受けないようにしましょう。

 

2.(FAを取った選手が)正直、迷っています(危険度:★★★☆☆)

まあこれは球団にもよるかもしれませんね。

 

カープでFA権を取得した選手がこのセリフを言うと、99%移籍を前提に考えていると言っても過言ではありません。

カープの場合残留する選手は迷う間もなく即残留宣言しますからね。

 

中には今年の大山のように本当にただただ迷っていただけの選手もいますが、基本的には

 

「現球団と他球団とで迷っている」

 

というよりは、

 

「他球団と他球団とで迷っている」

 

くらいに考えておくのが良いと思います。

 

3.生涯○○宣言(危険度:★★★★★)

というわけで、今回の九里も言っていたとされるこの言葉ですが、九里の行動からも分かる通り、

FA権取得前にこんなことを言っていても絶対に真に受けてはいけません!!!

 

ではなぜこのような宣言をしていたにもかかわらず移籍をしてしまうのでしょうか?

 

答えは簡単です。

 

人の考えなんていつかは変わるもの。

まして九里が「生涯カープ宣言」をしたのは入団直後のこと。

そりゃプロに入った直後は舞い上がっているでしょうし、自分を拾ってもらった恩を感じて忠誠を誓うのも当然のことです。

 

我々だってそうじゃないですか?

私は新卒就活時、9月まで無い内定のまま就活を続けていましたが、とある都内のIT企業から内定を頂き、即入社を決意しました。

当時はメンタルもやられていたので、そんな中で拾ってくれたこの会社で頑張るぞ!と決意を秘めていたものです。

ですが、勤めているうちに色々不満や不安に思う点が出てきて、今年ついに転職を果たす結果となりました。

 

それは九里にも同じことが言えるでしょう。

入団以降ずっと先発やロングリリーフ、果てはセットアッパーが退場したときの尻拭いなど、持ち前の頑丈さを生かしてずっと「便利屋」として頑張ってきて、近年ようやく先発ローテーションに定着しました。

 

www.chugoku-np.co.jp

 

ですが彼は元々バッティングが苦手なこともあり、また今季は早いイニングで代打を送られる機会も多く、「DH制があってもっと長いイニングを投げられる」という思いから今回の移籍を決意したそうです。

彼が代打を送られるのは打撃が苦手というよりは突然崩れる悪癖があるからだろう、というツッコミはさておき、10年もやっていれば何かしら所属組織に不満が出てくるのは当たり前で、それを別の方法で昇華できればいいのですが、どうしても譲れない点があったからこそ今回の決断に至ったのでしょう。

 

というわけで、彼らプロアスリートも結局のところ我々と同じ人間なのです。

それに宣言をした当時と今とでは彼の身の周りの状況も異なっているはず。

 

ですから「生涯○○宣言」を真に受けて選手を中傷するような人は、VTuberの「彼氏いません」を真に受けて「ぺこーらに、告白しようと思ってる。」ととんでもないことをスレに書き込んでしまう童貞を笑うことは出来ないと思います。

 

・・・ですが、この「生涯○○宣言」、残留を決めたときに発するとむしろ人気を確固たるものにできます。

 

nishispo.nishinippon.co.jp

 

西武ライオンズ・栗山の有名なエピソードですが、他球団ファンから見ても本当にかっこいいと思います。同じくチーム愛を貫く中村剛也と共にファンから絶大な人気を誇る選手ですよね。

 

現在カープでは、9月の暑さ厳しい中での屋外デーゲームに対して選手からも不満の声が上がっていますが、もっと選手に寄り添って残留したくなるようなチーム作りをしてほしいものですね。

そして我々ファンも残留を選んでくれた選手をもっと大事にしたいものです。

 

 

【番外編】嘘だと思っていたら実は本当だった言葉

さて、ここまで「信じてはいけない言葉」を紹介してきたわけですが、このままだと

 

「俺たちは何を信じればいいのか・・・」

 

と疑心暗鬼になってしまうファンもいらっしゃることでしょう。

 

そこで、逆に「嘘だと思われていたけど本当だった言葉」もありましたので、せめてもの慰めにしていただければと思います。

 

www.youtube.com

 

というわけで現・カープ監督の新井さんの発言

 

カープが・・・大好きなんで・・・つらかったです」

「僕は喜んで出ていくわけではないということを理解してほしい」

 

カープファンが、

 

「じゃあ出ていくなや!!!」

 

と総ツッコミを入れたこちらのセリフですが、

周知の通りあれから新井さんはまさかの復帰からのリーグ3連覇への貢献、さらには監督にまで就任するというウルトラCを披露することに!

 

この会見について、移籍の最大の理由は、

「実は金本さんと野球がやりたかったから」

だったということが後に自著で語られています。

ですが本心を言えば本人にも迷惑がかかると思ったことで、上記の発言につながったようですね。

 

結果的にカープが大好きだったのも本当だし、辛かったのも本当、そして金本さんへの愛も本当という、新井さんの人柄が表れた伝説の会見となったのでした・・・。

 

まあこの人が監督だとFA引き留めにも説得力無くなるよね

 

 

まとめ

いかがでしたか?

私がパッと思いつくところではこんなところだったのですが、もっとたくさんありそうだとは思います。

もし他に何かあればご意見いただけると嬉しいです。

 

まあプロ野球に限ったことじゃありませんが、人の言うことを鵜呑みにしてしまうのは危険ですよね。

自分の中で「ああ、勝手に信じた俺が馬鹿だったな・・・」と反省するだけなら良いですが、それが選手や監督への誹謗中傷に向いてしまうともう目も当てられません。

だからといって「一切選手・監督を批判するな!」という空気も正直あまり良いとは思わないので、「愛あるブーイング」と「誹謗中傷」の境目もまた難しいところです。

 

まあ結局のところ所詮はエンタメなので、裏切り者の登場も含めて楽しむものなんだと思います。

「清濁併せ吞む」という言葉もありますし、本気で怒っている人に対しても否定から入らず、そういう人もいるんだなあと寛容になることが大事ですね。

自分に合ったエンタメの楽しみ方を見つけましょう。

 

ではでは。