こんにちは。高岡氏です。
11日、野球ファンにとって結構大きなニュースが飛び込んできました。
そう、
MLBの両リーグDH制導入です。
DH制の是非についてはNPBでも再三にわたり議論されており、2020年の日本シリーズでは原監督の蛮勇提案により、両チームともホームゲームでDH制を採用するという珍事があったように、特に巨人はDH制導入に積極的な球団だとされています。
で、逆に「絶対に反対!」の立場をとっているのが我らが広島東洋カープであると言われています。ホームゲームのDAZN中継も認めていないなど、何かと「他と歩調を合わせない球団」扱いされている感がありますがそれはともかくとして・・・
今回のMLBの決定により、間違いなくNPBも両リーグDH制導入の方向に舵を切るだろうなあと思っています。ワンポイントリリーフ禁止は導入されませんでしたが、基本的にNPBはMLBのルール決定に追従する傾向がありますからね。それに効果が疑問視されていたワンポイントリリーフ禁止と異なり、DH制の導入は明らかに興行的な面でのメリットが大きいです。私も投手はもっと打撃のことを考えてくれても良いと思います。
でもね、それを差し引いても私は
セ・リーグにはDH無しを維持してほしいと考えています。
そりゃあ、セパ交流戦で明らかにセが水をあけられている事実や、昨年の日本シリーズまでセのチームがパの本拠地でなんと「13」連敗していたという事実もあり、DH制の有無が全く関係ないというのはもはや暴論であると言って良いでしょう。
それでも、それでも私はセのDH制には断固反対です。
だってDH制を導入しちゃったら試合終盤のぐちゃぐちゃな打順が見れなくなっちゃうじゃないですか!!!
たとえば、
1(中)宇草
2(遊)小園
3(一)坂倉
4(右)鈴木
5(左)西川
6(捕)石原
7(三)林
8(二)上本
9(投)小林
私がカープファンなので昨シーズンの最終戦のスタメンを記載したのですが、これが試合終了時点だとこうなります。
↓
↓
↓
1(三)三好
2(遊)小園
3(一)安部
4(右)野間
5(投)栗林
6(捕)石原
7(左)曽根
8(二)上本
9(中)大盛
(赤文字はスタメンとの違い)
言うてこれはまだ大人しい方ではありますが、4つのポジションにおいてスタメン時と打順が異なり、さらに投手が5番に入っています(ここ重要)。
私はこういうのに萌えを感じる人種なのです。
なんでこれがいいかと訊かれると言葉で説明するのは難しいのですが、そもそも私「打順」そのものが結構好きなんですよね。ポジションと名前が並んでるのって見てるだけで色々妄想が膨らんで楽しくなりませんか?
学生時代は色んな名前とポジションを組み合わせた打順を作ってノートに落書きしてたもんです。「この選手はこういう能力でこの選手はこうで・・・」という具合に。
で、近代プロ野球において唯一の「定位置」と言っていい場所が「9番・投手」じゃないですか。ラミちゃんが8番投手とかやってましたけどそんなのは例外中の例外です。その「定位置」から外れた位置に投手がいるってのが良いんだよなあ。ちなみに上位にいればいるほど好きです。
これが高校野球とかだと、基本的にピッチャーやるような子は身体能力が高くクリーンアップを任されることが多かったりするので、敢えてプロ野球でこういう打順が見られることが重要だと私は勝手に思っています。
だから理屈じゃなくてDH制が導入されると私が非常に困ってしまうのです。もしセにもDH制が導入されてしまえば、応援歌を歌えないのと相俟ってプロ野球の魅力が50%以上減退してしまうと言っても過言では・・・いやさすがに過言ですが、結構本気でショックを受けてしまうと思います。
タイトルだけ見たら何の話かまるで分からないと思いますが、つまりはDH制に唯一反対しているとされる、カープのオーナーである松田元氏には是非ともその「最後の砦」を守ってほしいのです。
そもそも2021年は交流戦も日本シリーズもセの勝利です(カープはくそみそにボコられたけど・・・)。DH制が無くたってパに勝てることを証明した年といえます。今年も来年もセが勝って、DH制なんて必要ないことを世間に知らしめてやろうじゃありませんか!!!
DH制、絶対反対!!!
ではでは。
(カープがパにボコられてるのはDH制云々じゃなくてパのデータ分析を怠ってるせいだから・・・)