こんにちは。高岡氏です。
昨年末もやっぱり九州に行ってきました。
これで3年連続の年末九州となったわけですが、九州の赤新駅もだいぶ減ってきたのでそろそろ恒例行事ではなくなるかもしれません。
ここ最近は四国に全く行ってないし、こちらも実家にも近いのでそっちもありかなーと思っています。
↓ 2022年のやつ
2023/12/24(日)~クリスマスイブでも平常運転~
師走。一説には「師(僧侶)が走り回るほど忙しい」ことが由来だとされる月ですが、弊社も例外ではありません。残業祭り&23(土)の休出を条件にどうにか休みを取らせてもらいました。
今回は未乗の平成筑豊鉄道と筑豊電鉄がメインなので、北九州空港を利用してみることに。12000円と安価ではありますが、早朝便なので羽田周辺に宿(4000円)を取りました。16000円でも十分安いですよね。
人生初めてのスターフライヤーだったのですが、JALと遜色ない快適さでした。
非常口座席だったこともありますが、座席間隔の広さが特に際立っていましたね。
一応機内wifi対応の機体もあるようですが、今回は使えないものでした。たまには駅メモから完全に離れる時間も必要です。
そんなこんなでこれからもスターフライヤーを選択肢に入れてもいいかなあと思っていた矢先、最近話題のペット同伴搭乗について、国内線全便で導入されることが決まったようです。
こういうときにTwitterはとても良くないツールだなあと思ってしまうのが、どうしても「機内にペットを持ち込みたがる人ってちょっとアレな人が多そう・・・」というイメージを自分が持ってしまっているところです。
最初から隔離されて荷物室送りにされるならまだ諦めもつくでしょうが、「ペットは家族!」と主張する方が、果たして非常時にすぐそこにいるペットを見捨てて自分だけ逃げる、という選択をできるのか・・・。飛行機は機体の特性上燃え広がるのが早く、少しの逃げ遅れが大きな被害に繋がるからこそ、非常時は荷物を捨ててとにかく逃げろと言われるわけですからね。
個人的には、声のでかい人に媚びてもあんま良いこと無いと思うので、スターフライヤーのリピートはちょっと考え物です。
北九州空港は神戸空港と同じく、人工的に造られた島にポツンと存在する空港で、写真で言えば「空港北町」の方に位置します。
ちょっと不思議なのが、この島「空港北町」と「空港南町」に分かれていますが、前者は北九州市で後者は京都郡に属しているところ。
元々北九州空港はこのような海上ではなく、もっと西の市街地寄りにあり、ここは文句なしに北九州市だったので、それなら移転しても北九州市に無いとおかしい、ということになったんですかね。知らんけど・・・
朽網駅。名字では「くたみ」と読むのが一般的なようですが、地名は「くさみ」。
ちなみにお隣の苅田駅近くには
「京都郡(みやこぐん)苅田町(かんだまち)神田町(じんでんちょう)」
という知る人ぞ知る超難読地名が存在していたりする難読推しのエリアです。
九州の車両、ドア横こんな広かったっけ・・・
そして車内のスペース重視してる割にクロスシートなのはなんかちぐはぐ感があるような気もしますね。
とはいえ害悪ドア横ガーディアンの私にとってはありがたい構造です。
現在絶賛開催中の駅メモ・日豊本線&鹿児島本線のイベントに合わせてあたるパネルが置いてありました。
これ目当てで来たわけではないのですが、やはり駅メモが鉄道会社と積極的にコラボしているのは嬉しいことですね。コラボでモバファク株ももっと上がってくれると嬉しいんだけどなー。
さて、肝心の平成筑豊鉄道ですが、
の4路線を持っています。
門司港の観光線には乗ったことがありませんが、これも平成筑豊鉄道が運営しているというのはちょっと意外ですね。個人的には乗らずとも全駅チェックイン出来てしまっているのですが、レジェンドメモラーならばやはり実乗してナンボなので、いつかは乗りに行きます。
話を戻して、行橋から乗るのは田川線になるわけですが、いかんせん本数が1時間に1本と少なめです。なんとなく30分に1本はあるイメージだったんですけどね。
まあその理由は実際に乗るとなんとなく分かってきます。
行橋に到着したときにはちょうど10:34発の列車が出た後だったので、とりあえずいつもの隣駅まで歩くやつをやることに。
そうそう、昔この行橋駅周辺は兵庫県西宮市の飛び地であり、その名残で今でも「西宮市」の地名を残しているのです。
・・・というのは当然ウソで、これは「にしみやいち」と読み、兵庫県の西宮市とは全くの無関係です。
令和コスタ行橋駅
駅から20分も歩けば、ショッピングモール「コスタ行橋」に到着します。
まあよくある地方都市のショッピングモールという顔ぶれですが、奥の方のヤマダ電機とダイソーの間に駅への入口があります。
駅名に「令和」とつく通り、この駅は令和になって最初に設置された駅として話題になりましたが、実は2018年の西日本豪雨で開業が遅れたのが理由です。
社名の「平成」も、社名の決定日がちょうど昭和天皇の崩御と同じ日付になってしまい、新元号が発表されるや否や即座に命名を決めたそうですし、ある意味何かを「持ってる」会社なのかもしれません。
美夜古泉駅&今川河童駅
人がいないからかもしれませんが、1両編成の車内はやたら広々とした感覚があります。ローカル線でおなじみのキハ120系よりは絶対広いと思う。
行橋を出てしばらくは駅間がかなり近く、あっという間に今川河童駅に到着。
下車します。
先ほどの「令和コスタ行橋駅」が話題になって平成筑豊鉄道を調べてみると、ユニークな駅名の多さが印象に残ったという方も多いのではないでしょうか。
この「今川河童駅」もそのうちの1つ。
近くを流れる今川のカッパ伝説にちなんで名付けられた駅名で、近くの郵便局にはカッパ美術館のコーナーがあるようです。以前訪問した日高幌別駅みたいに、たまに郵便局を資料展示コーナーとして活用しているパターンがありますが、それだと平日しか空いてないからなあ。
駅周辺は特に何かあるわけではないので、そのまま東隣の美夜古泉駅に移動。
「美夜古泉」とはなんとも雅な駅名ですが、「美夜+古泉」ではなく、「美夜古+泉」の複合駅名です。最近秋田にできた「泉外旭川駅」みたいなもんですね。
「美夜古」という名前は、地名にこそ残っていませんが、現在の京都郡・行橋市の一部がそう呼ばれていたようです。リンク先の「豊前國」「亰都」の下にひっそりと「美夜古」の文字があることが分かります。
・・・しかしこんな昔の本がネットで読めるって凄い時代ですね。
なお、美夜古泉駅と今川河童駅は直線距離で1kmもなく、線路に並行した直線道路があるので徒歩でも10分程度で行き来できてしまいます。
田川線は17駅中なんと10駅が第3セクター移行後に開業した駅であり、駅名からもなんとなく察しがつきますが、令和コスタ行橋~今川河童の3駅もその中に含まれます。
住民のニーズを汲み取りやすい3セクのメリットがよく表れた路線といえますね。
犀川駅
みやこ町最大の駅、犀川駅に到着。
独特な形状をした駅舎が特徴的ですが、これでも無人駅です。
駅前はスーパーとカフェがあるくらいで寂しい風景です。
どちらかというと新豊津駅周辺の方が行橋市に近い分栄えていそうです(新豊津駅自体は秘境駅感がありますが・・・)。
一応擁護をすると、この犀川地区から役場があるみやこ町の中心部に行こうとすると峠越えをする必要があるというかなり不便な立地になっています。
元々峠を挟んだ北側が勝山町、南が犀川町、豊津町と分かれていたものが合併してみやこ町となったために現在のいびつな形となっているのですね。
犀川駅で降りる際に一日乗車券「ちくまるキップ」を購入。
行橋駅で購入することは出来ないので、途中駅で降りたければ列車内で運転手から買うしかないのですが・・・
ここで察しの良い方は、
「あれ、今川河童駅で一度降りてるよね???」
と思われることでしょう。
実際、今川河童駅で下車時にちくまるキップを買おうとしたのですが、
いかんせん停車時間にあまり余裕がないため、
「そのまま降りていいから犀川駅で買って!」
と言われてしまいました。
え?え?と戸惑っている間にも容赦なくドアが閉まりかけたので慌てて駅に降りましたが、こんなに余裕無いならせめて行橋駅でくらい買えても良いんじゃないかとは思いますね・・・。
さてさて、陸橋から見た景色がこちら。
田川線の中間駅の中では最も大きい駅の周辺でもこの調子なので、1時間に1本という本数も納得です。それどころか沿線の大部分がこんな光景の地域で1時間に1本を確保できているのは十分努力していると思います。
お昼はこちらの「よってこ四季犀館」に併設されたうどん屋で頂きました。
トッピングとうどんを別々で購入する讃岐うどん方式になっていますが、麺はうどんにしては細め。おかずのしいたけのうま煮が美味しかったです。
電子レンジの陰にひっそりと立てかけられたサイン。
よく見たらあの波田陽区のものでびっくりしました。結構最近来てたんですねえ。
ギター侍として一世を風靡した彼ですが、今は九州のローカル番組でMCを担当しているようです。
エンタの神様を見て育った人間なので、この時代に流行った芸人が今も頑張っているのを見るとちょっと嬉しいです。
東犀川三四郎駅
こちらもまた犀川駅から歩いてすぐのところにある「東犀川三四郎駅」。
三四郎って誰だよ、と恥ずかしながら最初は何も知らなかったのですが、あの夏目漱石の著作『三四郎』の主人公「小川三四郎」が京都郡の出身であることに因んで命名されたようです。
駅周辺にはこれといった施設はないのですが、窓枠に「三四」の意匠が施されているのがお洒落ですね。
駅で列車を待っていると、へいちくの観光列車「ことこと列車」が通過していきました。もう車体を見ただけで水戸岡デザインと分かっちゃいますが、乗り鉄やってるとどこもかしこも水戸岡デザインだらけで正直食傷気味かも・・・。
崎山駅
こちらは元々降りる予定はなかったのですが、
駅舎に惹かれたとちょっとした観光スポットがあるということで急遽下車を決めた崎山駅です。
こちらは国鉄時代からある駅で、駅舎も70年前の開業当時からのものだと思いますが、
後述する油須原駅と違ってほとんど廃墟のような佇まいです。
こういう建物は個人的には魅力的に映るのですが、もう何年かしたら駅舎が取り壊されてもおかしくなさそうなので、早めの訪問をおすすめします。
駅構内には本棚と貸傘があります。
本に関しては出所がほとんど特定の1人か2人じゃないかと思うようなラインナップですね・・・。
また、崎山駅に着いた辺りから雨が降り始めたので傘を借りようとしたのですが、埃を被っていたので使う気にはなりませんでした。
コート着てる冬で良かった。
この辺りから雪もちらほら見えてきました。
行橋の市街地はむしろ暑いくらいだったのですが。
というわけでここがちょっとした観光スポットの「崎山八幡神社」です。
一見何の変哲もない神社に見えますが、よく見ると鳥居の間に何か茶色いものが横たわっているような。
そう、ここは珍しい「構内を列車が横切る」神社なのです。
しかも踏切はなし。
近くの踏切の音だったり、そもそも周辺が静かなので列車が来ることは感知できますが、渡るときは「ほんとにここ渡っていいの・・・?」とちょっと罪悪感に苛まれました(笑)
近くには酒造もあり、時期によって試飲イベントなどを行っているので、温泉と合わせて寄ってみてはいかがでしょうか。
源じいの森
体も芯から冷え切り、そろそろ温泉に入ろうかということで、
駅の看板にはゲンジボタルが描かれており、「源じいの森」はゲンジボタルがたくさん棲んでいることに由来しているのかなと思っていましたが、微妙に違いました。
「源じいの森」という名前の由来は、「源」は源氏蛍の源、「じい」は村花である春欄(しゅんらん)を昔「じいばば」と呼んでいた事、
「森」は村の7割以上を森林が占めている事からきています。(引用元:源じいの森公式サイト)
春蘭についてwikiで見てみると、「じいばば」と呼ぶ理由がなかなか衝撃的でした。
一説には、ジジババというのは蕊柱を男性器に、唇弁を女性器になぞらえ、一つの花に両方が備わっていることからついたものとも言われる。
(引用元:Wikipedia「シュンラン」)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%B3%E3%83%A9%E3%83%B3
要はふたn・・・ゲフンゲフン。
というかなんでそれで「じじばば」になるんだ。
せめて若い男女で例えようとは思わなかったのか。
なんというか・・・お盛んですね。
そんなわけで、このかわいらしいゆるキャラの名前はそのまんま「源じいさん」です。
こちらの温泉ですが、
上述したちくまるキップを提示すれば入湯料は無料となります。
ただし、バスタオルはついてこないので別途有料で借りましょう。
ありがたいことに、無料でくつろげる大広間も設置されています。
無料wifiもあって至れり尽くせり。
ちくまるキップを持っているのであればここに来ない手は無いですね。
なお、温泉の方は多くの人で賑わっており、この寒い中露天風呂に入る人もちらほら。
ヒートショックには気をつけて。
外に出ると辺りはすっかり暗くなっていました。
あとは目的地・新飯塚のホテルに向かうだけ。
この日はクリスマスイブということで、ちょっと豪華にうな重を買ってきました。
でも食料は全て半額なので、なんと1000円以内に収まっています。
とはいえちょっと買い過ぎました・・・。
2023/12/25(月)
宿泊したのは「新飯塚ステーションホテル」。
宿泊時に渡された朝食券を使い、併設されたベーカリーで600円分のパンを購入することができます。パンの種類は豊富で、かつボリュームもあるので満足度が高いです。
窓からは新飯塚を発着する列車を間近で見ることもできますよ。
新飯塚駅。
「新」を名乗ってはいるものの、この名前になったのは90年も昔。
市役所は近いものの街の中心部までは少し距離があるため、飯塚市の代表駅ではありますが駅周辺は意外に閑静で、飲食店もあまり多くはありません。
ちなみに、私は行きませんでしたが、ラーメンマニアには有名な「来来(らいらい)」というお店があり、なんと朝4時台に開店して朝の内に売り切れるというまさに「幻の店」なんだとか・・・。
話のネタになると思うので、物好きな方は一度行ってみてください。
古墳と変わった地名~桂川町~
この日最初にやってきたのは桂川駅。
桂川町(けいせんまち)という小さな町の玄関口です。
この桂川町ですが、1896年に桂川村として発足して以降、他の自治体と一度も合併していません。そのため、隣接する飯塚市に囲われるような形になっています。
他の筑豊地域の自治体と同様、炭鉱が経済を支えていた桂川町ですが、やはり現況は決して良くはないようです。合併絡みでは悶着があったようで、議会のリコールに始まり、町長の交代や議会解散に伴う選挙など、町政は大きく混乱しました。
さて、そんな桂川町に何をしに来たというと・・・
変わった地名があるということで、探索をしに来ました。
その名も「寿命(じゅめい)」。「じゅみょう」ではありません。
以前篠栗線に乗った際にテクテクライフを起動していると、天道駅という駅の近くにこの寿命という地名を見つけて気になったのが訪問のきっかけです。
天道という地名自体が天道宮という神社に由来しているらしく、寿命という地名もそれに関係していそうですが、少し調べただけでは由来が出てきませんでした。
もちろんこの地域にある建物にはことごとく「寿命」の文字が入っています。
なんか長生きできそうな地名ですね。
うろうろしていると寿命が100%になってしまい、FINISH!(意味深)してしまいました。そのうち私が死ぬようなことがあれば、恐らくこのせいです。
さて、日本には大小合わせて様々な古墳が存在していますが、
福岡県には1万を超える古墳が存在し、全国7位の数を誇ります。
日本で最も有名な古墳といえば、大阪府堺市の仁徳天皇陵古墳だと思いますが、
大阪の古墳の数は3500基ほど。
数だけならなんとその3倍もあるということになります。
実はへいちくの沿線にもたくさんの古墳がありますし、この寿命地区にも古墳があります。
とはいえいずれもぱっと見の古墳っぽさが無く、いまいち分かりづらい面があります。
そこでこの「王塚古墳」です。
空中写真で見ると、一部は失われているものの、前方後円墳であることがはっきりと分かりますね。
「王塚古墳」で画像検索をしてもらうと分かるのですが、内部は非常に色鮮やかな装飾が施されており、桂川駅のデザインにもそれをイメージした装飾が施されています。
とはいえ、実際の内部は保護のためにわずかな時期しか一般公開は行われません。
そのため、隣接する「王塚装飾古墳館」にて内装のレプリカを見られるようにしているのですが・・・
月曜日は定休日でした・・・。
美術館や博物館を訪問するときは、ちゃんと定休日を確認しようね!
お兄さんとの約束だ!
筑豊電気鉄道に乗るっ
その後篠栗線に乗って博多駅へ。
篠栗線はやたらと人が多く、通勤ラッシュばりの混雑でした。
博多といえばやっぱり豚骨ラーメンということで、昼食を食べて鹿児島本線に乗り込みました。
工業都市・北九州を支える街黒崎
黒崎駅。
JR九州の中では乗車人員ランキング8位を誇る大きな駅です。
駅メモ的には、今回の鹿児島本線・日豊本線イベントの主役・黒崎あたるの故郷駅ですね。
駅構内には、北九州の誇る産業用ロボットの超一流企業・安川電機謹製のおみくじロボットがあります。
最初に見たときは異常が出ていたのでどうしようと思っていましたが、駅員が監視しているのか、さっさと直して復旧しました。
私が引いたのは中吉でしたが、明らかに中吉の減りが早いですね(笑)
安川電機はいわゆるBtoB企業ですが、ニューイヤー駅伝でその名前をご存知の方も多いと思います。
黒崎には同じくニューイヤー駅伝の常連チームとして知られる黒崎播磨もあり、ニューイヤー駅伝ファンにとってはお馴染みの街ですね。
北九州市といえば、どうしても「全盛期からの衰退が著しい街」というイメージが強いですが、これだけ見ると全くそんな風には見えません。
衰退しているようには見えない、とは言ったものの、駅周辺はなんとなく不穏な雰囲気が漂っています。
こちらは駅に隣接する元「メイト黒崎」だった建物。
運営会社が破産し、現在は管理者不在のまま放置されてしまっています。
私の地元・福山でも長らく駅前に「キャスパ」というショッピングモールが放置されていたので、こういうのを見るとどうにも他人事だと思えないんですよね~・・・。
やっぱり街の玄関口である駅のすぐ目の前にこういう建物があると、第一印象が「寂れた街」になっちゃいますからね。
おまけに建物の前の通路は通行止めになっているので純粋に邪魔です。
とっとと次の引き受け先が出てくれるか取り壊すかのどちらかを決めてもらいたいですね。
駅前のパチンコ店「太陽会館」。
ユニークな祝い花のメッセージが特徴的です。
パチンカスの方にとってはあるあるなんですかね?
最近競艇にハマっている私ですが、パチンコは今更手を出そうとはなかなか思えないです・・・。まあ、立ち回りを勉強すれば今の時代でも勝てるんでしょうけど。
結局なんでも勉強しなきゃ美味しい思いはできないってことですな。
駅周辺を少し歩いたので、そろそろ筑豊電気鉄道に乗りましょう。
車両は路面電車のそれですが、路線は全て専用軌道です。
終点なのに"中間"駅
今回は赤新埋めのためほぼ乗るだけの予定だったのですが、
誤って途中の筑豊中間駅行きの列車に乗ってしまいました。
せっかくなので隣駅まで少し歩くことに。
それにしても、「中間(なかま)駅」の名前通り中間に位置する駅なのに終着駅に設定されているのでちょっと混乱しちゃいますね。
スーパーに隣接した駅となっています。
駅周辺はいたって普通の住宅街です。
せっかくなので隣の駅まで歩いてみます。
せっかく良さげな撮影スポットがあったのに全然上手く撮れませんでした。
そんなわけで橋を渡ると、希望が丘高校前駅に到着。
正直なところあまり沿線には観光地らしい観光地は無さそうだと思っていましたが、
どうやら世界遺産に登録されたポンプ室があるようです。
明治時代の建築を現在に遺す貴重な建物で、しかも未だに現役。
確かに凄いのですが、現役なだけに通常の動力施設同様敷地内への立ち入りは許されていないジレンマ・・・。Googleレビューでも、近くで見れないことにガッカリする声が散見されました。
なお、トイレには旧駅名を遺すパネルが現存しています。
川の土手の内側にあるから土手ノ内、そのまんまですね。
筑豊電鉄の最新車両・5000系の車内には随所に木材が使われており、
水戸岡デザイン大国九州の息吹をここでも感じることができます。(知らんけど)
終点の筑豊直方駅は高架駅となっており、福北ゆたか線の直方駅からは少し離れています。
どうせなら直方駅まで延ばせばよかったのに。
当然直方市サイドも検討自体はしているようですが、こういうのって結局頓挫してるイメージです。
名大関のふるさと、直方
この日はクリスマス。
直方市内でもイルミネーションが施されており、美しい光景が広がっていました。
須崎町商店街。
すぐそこのイルミネーションとのギャップがえぐい。
恐らく彼の現役時代なんてほとんど知らないであろう女子高生達が像をバックに皆で写真を撮っていたのが印象的でした。
まあかく言う私も、彼の現役時代といえば毎場所8勝7敗でかろうじて大関の座を死守してるイメージしかないのですが・・・
(なお、2009年は全6場所で8勝7敗というもはや貫禄すら感じさせる成績を残しています(笑))
彼は特に人気の高い力士で、博多~直方駅を結ぶ特急列車「かいおう」にその名が使われています。存命の人物が、しかも現役中に特急の名前になるというのは極めて異例です。彼の引退から10年以上が経ちますが、かいおう号は彼のようにこれからも末永く走り続けることでしょう。
まとめ
実は最近転職活動を始めまして、思った以上に忙しい日々を過ごすことになってしまいました。
元々コミュニケーション不足を理由に、テレワークから出社を促す方針が発表されたことで、軽い気持ちで「転職活動してみっかー」というノリで始めましたが、転職エージェントから滝のように求人を勧められて正直訳分からなくなってます(笑)
というわけで、この九州旅行の記事もかなり時間がかかってしまいました。
まあ元々更新頻度は低いので、気長に書いていこうと思います。
ではでは。