こんにちは。高岡氏です。
突然ですが皆さん、
転職活動してますかー!?
私はこの記事を書いている4/6(土)時点で第一志望群の企業から内定を貰える運びになったため、とりあえず一区切りついたところです。
とはいえまだ「上司に退職を伝える」というある意味面接よりよっぽど難しいイベントが待っているのでここからがむしろ本番なのかもしれません・・・
さて、今回現職をしながら初めての転職活動を経験してみたということで、その経緯と面接の様子、難しかった点などを今後のためにも振り返っていこうと思います。
転職に至った経緯
発端は2/19(月)。
ALLメールに人事総務部から一通のメールが送られてきました。
「会議の結果、当面の間在宅勤務から出社勤務を促進する方針となりました。」
※エンタ世代
ここで弊社のプロフィールをば・・・
・初年度の給与は320万(年俸制)
・基本給20万+66000円(みなし残業40h)
・入社して3年間は20万の固定昇給、4年目以降は人事評価による(ちなみに私の年収は400万です)
・家賃補助なし(←ここ重要)
みなし残業40時間も人によっちゃ即ブラック認定されそうですが、私は基本的に平日は少々残業してもいいからその分有休を取りまくるスタイルなのであんまり気にしていませんでした。昨年末の九州旅行や6月のエスコンフィールド訪問なんかも上司に頼み込んで許可を貰った代わりに、平日は0時近くまで残業した日もありました・・・。
まあそれよりも家賃補助が無いというのが一番の問題です。
私思うんですけど、
家賃補助払う金も無いくせにいっちょ前に都心の一等地にオフィス構えるんじゃあねえ!!!
特に新卒就活のときは、皆都心のキラキラオフィス勤めに憧れるものですが、
実際に働き始めるとそんなものはクソどうでもよくなります。
飲食店も電車も人で溢れていて嫌になります。
特に満員電車での通勤。
現職のオフィスは代々木にあるのですが、コロナ騒動前は荻窪に住んでいました。
中央緩行線は都内きっての穴場路線であり、荻窪在住時はほとんど満員電車を体験しませんでした。
ですが在職2年目にコロナ騒動が発生し、弊社でもリモートワークが原則化したことで、家賃の安い現在の相模大野に引っ越してきたわけです。
荻窪在住時の家賃が65000円で、相模大野の今の家賃が39000円ですからね。
しかもどちらも同じ1K・風呂トイレ別・2口コンロ付きです。部屋は若干狭くなりましたが、この3つは外せない条件なので仕方ありません。(そしてどちらも駅から徒歩15~20分・・・)
まあ39000円という物件はこの辺りでも結構珍しいレベルの安さっぽいですが、ともかく家計的にはだいぶ助かりました。
ただし、家賃の代わりに私鉄屈指の混雑路線、小田急小田原線の沿線に住んだことで当然通勤状況は大幅に悪化。相模大野の時点で地方の混雑路線くらいには混んでおり、新百合ヶ丘以東は言わずもがな。それこそイモを洗うような混雑です。
でも年収400万・家賃補助無しで都心に住むなんてそれこそ馬鹿のやること。
今の企業に勤める限り、通勤地獄から抜け出すのは難しいと思ったのが転職を考えた理由の1つです。
てか企業はなんでもうちょい分散しようと思わないんですかね。
例えば
・ターミナル駅ではなく、通勤路線の途中にオフィスを置く
・人が集まる巨大ターミナル駅とは敢えて逆の方にオフィスを置く
これだけで全然違うと思うんですけどね~。
通勤で精神と体力を削られなければ仕事にももっとリソースを割けるはずなのに・・・。
辞めたい理由
実は最初は、弊社の名古屋オフィスに転勤を申し出ようと思っていました。
名古屋は日本三大都市の1つでありながら家賃が東京に比べ圧倒的に安いですし、東京・大阪両方に1時間程度で行けるため、全然アリな選択肢です。
何かと馬鹿にされがちな名古屋ですが、正直田舎者が僻み根性爆発させてるだけだと思ってます。名古屋は良い所だと思いますよ。
ですが、今私が参画しているPJのメンバーは協力会社のメンバーを除けば全員東京勤務ですし、またそのPJがいつまで経っても落ち着く気配を見せないため、私一人が名古屋に行くという状況はなかなか作りづらい状況でした。
それに、仮に転勤すると
「せっかく希望を叶えてもらったんだしあと〇年は頑張るか・・・。」
という具合に心情的に転職するのが難しくなりそうだと思いました。
そもそもなんでそんなに転職したいの?って話ですが、
①東京、というか関東から出たい
②現職に将来性を感じられなくなった
の2点が主な理由ですかね。
①の理由については上述したようにどこに行っても人、人、人の関東からそろそろおさらばしようと思ったからです。
そしてどうせおさらばするなら、「この機会にいっそ地元に帰ろうか?」とも思いました。元々地元志向もありますし、大型連休の度にいちいち帰省するのもお金がかかって面倒ですからね。それならば地元で働いたほうが経済的です。何かあったときに実家に帰りやすい方が良いですしね。
②についてですが、弊社、マージで若手が定着しません。
つい先日も1個下の世代(今年5年目)が辞め、とうとうこの世代も残すはあと1人となってしまいました。
いやいや、採用時は6人もいたのになんで4年で5人も辞めることになるの???
毎年コンスタントに新人を5名程度採用しているのですが、3年で3人残っていれば良い方と言えるでしょう。
こんな有様なので、社員一人で色々な案件や社内活動グループを兼任する必要が出てきて、かつ新人教育も担当しなければならないという地獄のような状況になっています。
ちなみに私は普段から全然出社しないせいで影が薄いのか、2つ以上の案件を掛け持ちする状況にはなったことがありません。それでも現在のPJの作業量だけでも結構な量ですし、掛け持ちなんてした日には恐らく潰れてしまうと思います。
現状を見ていると私もいずれ貧乏くじを引かされる運命は目に見えていますし、そうなったら辞める機会を完全に逃してしまうことになるでしょう。
エージェントに登録
さて、転職を決意した時点で早速エージェントに登録することにしました。
とりあえず登録したのは、
・doda
・Geekly
の2つです。
なぜ2つ登録したのかと言いますと、「とりあえず大手のエージェント1社」+「IT業界に特化したエージェント1社」の組み合わせにしておけばひとまず安心かなあと思ったからです。
登録した途端、さっそく面談の予定を組んでくれと言われました。
dodaはオンラインで、Geeklyは渋谷のオフィスへ直接出向く形でした。
今になって思うと、個人的にはdodaの方が使いやすかったかなあ・・・。
まあエージェントも商売でやってるので、やっぱりある程度数撃ちゃ当たる的な応募をするのは仕方なくはあるのですが、
Geeklyのスタイルは
「どうしても応募したくないところ以外は全部応募しちゃいましょう!」
なのに対し、dodaは
「現職との兼ね合いもあるでしょうし、まずはご紹介した求人からある程度絞って応募しましょう!」
とこちらの事情にある程度配慮してくれた印象があります。
あと、Geeklyは基本的に都内の企業が中心になってきます。
なんとなく全国区のイメージがあったのですが、全然そんなことはなかったですね。
まあ私にとっては正直あまり合わなかったエージェントでしたが、このへんは勿論人によって異なってくるので、一概には言えません(でも選考書類作成サービスはありがたかったです)。
とはいえ、1社気になる企業はあったのでそこだけはしっかり受けることにしました。
現職をしながらの転職活動、正直どうよ?
―――ぶっちゃけ一時は心が折れそうになりました。
特に書類選考の結果が出揃い、エージェントからめっちゃ一次面接の日程調整を迫られてるときが一番キツかったです。
2つのエージェントを合わせて50社くらいは書類選考が通りましたんで、そこから各社の適性検査を受けまくる日々・・・。
適性検査について個人的に印象に残ったのは、図形を組み合わせて「入社後に活躍している私」を作れ、というお題ですね。
(こんなんで何が分かるんや・・・)と思いながら受けていましたが、そんな思いが会社側に通じてしまったのか、この手の適性検査を使う企業の選考は全部落ちました(笑)
後で調べてみると、NTTデータ系列ではこの種類の適性検査が重視されているみたいですね。ちなみにNTTデータ本体にも応募していますが、いつまでも結果が返ってこないのでたぶんサイレントなんでしょうね。
ちなみにSPI・玉手箱も当然受けましたが、心なしか新卒就活のときより簡単だったような気がします。たぶん気のせいですが。
他にきついことといえば、やはり自己分析ですね~。
よほど優秀な方であれば自分の実績を数字を交え具体的に伝えて出来ることをアピールすれば良いだけでしょうが、私みたいにこれといった実績が無いと、自分が何も成し遂げていないという事実に打ちのめされ、メンタルがやられます。
ちょうど現職での作業も増えてきているタイミングだったので、自己分析してるときは正直ヘラってましたね(笑)
いよいよ面接・・・ 新卒面接との違いは?
さて、50社くらい書類で通った中から、適性検査で落ちた分を除き、結果的に面接を受けたのは7社でした。
「少ないな!」と思われるかもしれませんが、個人的には現職をしながら同時に対応できるのはこれが限界でした。中には現職の就業時間中にしか面接時間を設定していない企業も多く、まだリモートワークだから対応も出来ましたが、これが出社強制だったら今頃転職しようとすら思っていなかったでしょうね。
7社のうちの3社が特に志望度の高い企業であり、残りの4社は正直面接練習だったり、とりあえずエージェントの顔を立てる感じで受けてましたね・・・。
結論から言えば、志望度の高かった3社からは全て内定を貰うことができました!!!
正直ここまで上手くいくとは全く思ってませんでした。
新卒就活のときはそもそも一次面接すら一度も受かったことありませんからね。本当にただの一度も通ったことがありません。
現職は適性検査+一度の面接で内定が出る職場だったので、そもそも一次面接という概念が存在しないんですよね。そういうわけなので、一次面接に受かったことでさえびっくりしちゃいました。
ここからは私が考える新卒面接と転職面接の違いを挙げて行こうと思います。
①心の余裕
あくまで現職をしながら、の場合ですが、正直これが一番大きいと思います。
新卒のときは受けては落とされ受けては落とされ・・・を繰り返し、7月には一時期自暴自棄になってエージェントから紹介された企業の面接をブッチしてましたからね・・・。
受からなければ無職→焦る→なんで自分が受からないのか冷静に判断もできないまま落ち続けていく・・・
これが私の新卒面接でしたが、転職面接ではそもそも「ダメならダメで今の企業があるよね」という精神的な余裕がありました。
上ではちょっとヘラる時期もあったと言っていますが、新卒就活でどんどん持ち駒が無くなっていくときの焦りに比べれば何ということはありません。
いくら現職の将来性に不安があると言っても、少なくとも当面は問題ないので、じっくり自分と向き合う時間、志望企業ごとの面接対策の時間を取ることができました。
②話す内容
さて、就活が嫌いな点としてよく挙げられる理由としては、
「面接は嘘をつくのが上手いやつが勝つゲームだから」
ではないかと思っているのですが、これは半分正解で半分不正解だと思っています。
なぜなら、基本的に面接というものは、
「今までやってきたことを話せば(レベルに見合った企業には)受かる」
からです。
実際、新卒就活のときは
「バイトで給料アップを勝ち取った」
「サークルでリーダー経験をした」
などありもしない経験を話して当然落ちていたわけですが、
現職の面接では開き直って、
「趣味の一人旅で自分一人で全ての計画を立てていく計画性を学びました」
みたいなことを言ってたら受かりましたからね。
実際私は一人旅が趣味ですし、旅行の計画・宿の手配も当然私が1人で行っています。
本当に計画性が培われたかどうかは微妙ですが、要は実体験をいかにうまく自分の強みに落とし込んで話せるかが重要というわけです。
ここで、
「面接は嘘つくのが上手いやつが勝てる」論が半分正解で半分不正解というのは、
「基本は事実ベースで話せばいいが、嘘とは言えない程度に盛って話すことは必要」ということですね。
ではなぜ「面接は噓つき大会だ」なんて言われるのかというと、
実際にそれを言う人が、面接で話せるような経験をしてこなかったと思い込んでいるだけだからだと思っています。
その点転職面接はまだ楽です。
まあ上では現職で何も成し遂げていないからヘラった、なんて言っていますが、全くの未経験転職でもない限り、仕事でやることなんてどこの企業も大して変わりません。
なので今やっている仕事の内容をそのまま話せばいいだけです(もっとも、私もそれに気づいたのはエージェントに相談してからでしたが・・・)。
ポテンシャル採用である新卒就活との違いはそこですね。
とはいえ、新卒就活であっても働いた経験を話すことはできます。
それがインターンシップです。
まあバイトでも良いのですが、実際に企業で働くイメージをつけられるのはやはりインターンシップになってくるのではないでしょうか。
私は(なんで社会に出る前から会社で働かなきゃならんねん・・・)と思ってインターンシップに応募しなかったのですが、皮肉にも転職活動をしている今になって「インターンシップには行っとけ」と言われている意味を実感しました。
まとめ
ということで最終的には大満足の形で転職活動を終えられそうなわけですが、今後の行動次第ではこの選択が不正解になる可能性も十分あり得ます。
とはいえ人生の転機であることもまた間違いありません。
会社に不満を言うだけ言って何もしないよりも、とりあえず転職サイトに登録するだけしてみるだけでも全然違ってくるはずです。
周りに変化を期待するのではなく、自分が変化しなければならない。
転職活動は、この言葉の意味を実感させられるものとなりました。
ではでは。