こんにちは。高岡氏です。
最近カープファンクラブの継続特典が届きました。
スラィリーのツボ押し人形です。
ツボ押し人形というよく分からないグッズですが、とりあえず可愛いので嬉しいですね。
さて、今月最初の週末に山口、広島に行ってきました。
目的はタイトルの通り、広島の都心部に新しく出来たスタジアムを見に行くことです。
とても良いスタジアムだったので、少しでも現場の雰囲気を伝えられればと思います。
2/2(金)~港湾の工業都市、徳山~
というわけで、新幹線で徳山にやって来ました。
なぜ徳山なのかって?その理由は後述しますが、最近の私の傾向を見ればなんとなくお察しの方もいるかもしれません。
のぞみまで広島で行き、そこで乗り換えて1駅。一応のぞみも停車する駅なのですが、上下合わせて1日9本とかなり少なくなっています。
古いアンケートですが、徳山は「のぞみが要らない駅」No.1の座に輝いたことがあり、No.2の駅を地元に持つ私としては勝手に親近感を抱いています。
親近感を抱く理由としてはもう1つ、私の勤める会社が対製造業のBtoB企業なので福山のことも知っている社員がそこそこいたりするのですが、同様に徳山も駅前から見える工場が表す通りの工業都市です。
福山も徳山も地味ですが日本の産業の屋台骨を支えている重要な都市ですね。
山口ではふぐのことを「ふく」と呼んでいますが、「蝙蝠山」の「蝠」の字を「福」に見立てた福山とこれまた似ているなあと思ったり・・・
なお、昔は徳山市という自治体があったのですが、現在は合併により周南市となっています。ここは結構勘違いしている方も多そう。
案内板の文字にレトロを感じます。
徳山駅北口前の光景。
平日の16時頃という時間帯もありあまり人出は多くありませんが、さすがにのぞみ停車駅だけあってお馴染みのホテルチェーンや、アーケードに沿った飲食店が充実しています。
また、レトロ感を残す駅構内とは対照的に駅の外見は現代風のお洒落な建物です。
南口の方はすぐそこに港があり、ここから大分・各離島へのフェリーが出ています。
本当は前日2/1(木)の仕事後に終電で徳山まで訪問し、この日は大津島を観光する予定だったのですが、仕事が長引き行けなくなってしまいました。
やっぱり労働はクソ・・・、まあ仕事後に旅行の予定を入れる私も迂闊でした。
特に仕事を進める上で計画性が皆無なのでいつもドタバタしてます。
中国地方の「小江戸」!?
さて、これといってやることもなく徳山駅周辺をうろうろしていたのですが、ふと目に留まった徳山有楽町郵便局。
wikiで見たところ、全国に「有楽町」という地名は10か所あるみたいなので、これだけなら単なる偶然の一致でしかないのですが・・・
新宿、原宿、代々木・・・
極め付きは代々木公園なんてものもあります。
また、上に貼った徳山駅近くのアーケード街の所在地は「銀座」です。
これだけ地名が被っていれば、偶然の一致と言うには出来すぎな気もしますし、実際一部では「大空襲で焼け野原になった徳山の街の復興祈願に東京の地名を拝借した」という説も囁かれています。
実際、空襲がきっかけで新しい地名が生まれたのは事実のようですが、一番東京から拝借していそうな「代々木」の元になった地名は遅くとも江戸時代から存在しているらしく、本当に東京から貰った地名は「銀座」「有楽町」の2つのみのようです。
しかも代々木公園は東京のそれより5年早く開園しているので、何でもかんでも東京が関係していると思ったら大間違いということでしょう。
なお、櫛ヶ浜駅の近くには「横浜町」が、新南陽駅寄りには「川崎」という地名があったり、「那智町」、「新宮町」、「速玉町」が隣接していたりします。
前者はたまたまでしょうが、後者は確実に熊野神社と関係がありそうですね。
夜の徳山
近年は「工場夜景」という言葉がよく聞かれるようになりましたが、ここ徳山も例外ではありません。
夜にはクルーズツアーも出ているようですが、定員10人と少ないので、旅行の予定が決まった時点で早めに予約したほうがよさそうです。
さて、そんな工場群の入口に、昭和に取り残されたようなお店があります。
その名もずばり「ラーメン屋」。名前を考えるのがめんどくさかったんですかね。
正直旅行者は入りにくい店構えですが、いざ入ってみると気さくなご夫婦が営んでいる良い雰囲気のお店でした。
豚骨ラーメンのお店ですが、夜は一品料理も充実しているようでした。
店主曰く、特に米にはこだわりがあるみたいなので、行ったときはぜひラーメンライスを頼んでみてください。
夜になって商店街にはシャッターが降ろされる中、不気味に光るパチンコ店跡?
「パーラー大丸」で調べても全く情報が無いしもしかしたら異世界に繋がる扉なのかもしれない・・・。
夜の徳山駅。
日中とは全く異なる幻想的な雰囲気を醸し出しています。どこか延岡駅と似た雰囲気を感じる・・・。
駅には周南市立駅前図書館、蔦屋書店、スタバが併設されており、学生達の自習スポットになっていました。いずれもなんと22時まで営業しています。
地方でこれだけ充実した設備があるのは珍しいですよね。
最近すっかり見なくなった「変な名前の高級食パン屋」ですが、ここ徳山にはまだまだ健在です。未だに生き残れているのはここの経営者が優秀なんでしょうか。
ネット民からは嫌われがちな変な名前のパン屋ですが、しっかり生き残っているお店は素直に応援したくなりますね。
初めての1位になりました
ところで、徳山への道中で、駅メモを始めてからのボチャレ自己記録を大きく更新する2000万ボチャレを達成しました!!!
そしてそのまま逃げ切って駅メモ歴9年にして初めてのデイリー1位も達成!
旅程が崩壊して萎え気味だった私に対して、駅メモの神が仕事を頑張ったご褒美をくれたのでしょう。
それにしても、最後に総合2ケタ順位を取ったのは6年も前という事実。
そのときに撮ったスクリーンショットがこちら。
今じゃインフレが進んでこのときの3倍以上のスコアを出さないと総合2ケタ順位を取れなくなってしまったというわけです。
この頃はにころwithひふみボチャレで経験値稼ぎまくってましたね。今はてすとであっさり潰される編成になってしまいました。時の流れって残酷だなあ。
2/3(土)~もはや旅の定番と化した競艇タイム~
というわけで、デイリー1位の強運を引っ提げ競艇に挑みます。
まあここに来ることは最初から決めていたのですが・・・。
モーニング開催を採用している上、最寄りの櫛ヶ浜駅から歩いて20分ほどかかるので、早起きして行くのが少々面倒です。一応徳山駅から無料タクシーが出ているのですが、朝っぱらからギャンブルに行くような人間だと思われたくないので(謎のプライド)、わざわざお金を払って時間をかけて行くのでした・・・。
案の定、開場時間に門に並んでいるのは歴戦の老兵と思しき人ばかり。まあでもその方がギャンブルしに来た!って感じで良いかもしれません。
この日は12レース中11レースが1コースの逃げで決着するという、「イン天国」徳山らしい日でしたが、投資額は11300円で払い戻しは13260円と、どうにか勝って終わることができました。
これで競艇デビューから3連勝。そろそろ予想屋を副業にすることを視野に入れようかなあ、なんて・・・。
競艇場は全国に24場ありますが、その全てで勝利を目指したいですね。
帰りは雨が降っていたのでさすがに櫛ヶ浜駅まで無料バスを使用。
接近表示にレトロを感じていいですね。
ここから広島駅を目指します。
2/4(日)これが専スタだ!エディオンピースウイング広島
旧広島市民球場跡地、ひろしまゲートパークの奥に進むと、スタジアムに続くペデストリアンデッキが見えてきます。
今回はスタジアム内覧会ということで、スタジアム建設に際して1万円以上を寄付した人に向けたイベントとなります。
サポーターのお金を使っているんだから、きっと良いものになっているはず・・・!
そう思いながら、中に入ります。
中に入って最初に出迎えてくれるのが、サンフレのレジェンド選手を刻んだプレート。
槙野がいるのは百歩譲って分かるとして、寿人がいないのはいかんでしょ。
なんか不自然に空いたスペースがあるので、ここに入る予定なんですかね?
しかし槙野が入るなら西川とか森脇がいても良いような・・・。
現役選手は入れないということでしょうか。
プレートを見終わって階段を上ると、さっそくピッチを一望できました。
うおお、ピッチが近い!!!
最大35000人が収容可能な旧エディオンスタジアムに比べ、収容人数は1万人減り少しコンパクトになりましたが、そのぶんどこからでも見やすそうな作りになっています。
その他の主な違いの1つ目は屋根の有無ですね。
旧エディオンスタジアムではメインスタンドの一部にしか屋根が無かったため、このように雨が降るとそれだけで観戦がおっくうになってしまいかねないものでした。
2つ目はデカデカとしたスクリーン。選手紹介の演出にも期待がかかりますね。
旧スタの座席は、大半が公園のベンチみたいにただの板張りのものでしたが、新スタジアムは全ての座席に背もたれがついており、快適な観戦環境をもたらしています。
通常座席以外にもバリエーションは豊富です。
スタジアムでの飲食時は、どうしても食器をずっと手に持っておくか膝に置いておくかになってしまい不便を被りますが、テーブルがついていればその心配も不要。
家族連れや団体客にとってはありがたい選択肢が増えましたね。
まあ私は基本1人なので、使っても一番上のテーブル座席くらいですけど。
スタグルも充実しており、コンセプトは「世界中のグルメを食べられる」ことのようです。
旧スタジアムだと、屋台はスタジアム外の広場に集中していたので、試合中の選択肢があまり無いのが欠点だったのですが、それを解消する形になるでしょうか。
旧スタではどうだったか分かりませんが、新スタでは試合以外にも様々な用途でスタジアムを使えるようになっているようですね。
退屈な会議でも、スタジアム内ならば少しは楽しくなるかもしれません。
旧スタは5階建てでしたが、新スタはなんと7階建て。
まだ本格開業前ということもあり、ほぼ階段しか使えなかったので結構良い運動になりました。
そして今回は特別に、普段はなかなか入ることのできない実況席、ロッカールーム、ウォームアップルーム、ピッチ、ベンチにもお邪魔させてもらいました。
観客席が近い、というのは観客側からすれば見やすくてありがたいのですが、選手からすればどうなんだろう、と思っていましたが、これはテンション上がるでしょうね。
早くここで試合を観てみたい!
ちなみに、一般人でもこの出来立てほやほやのスタジアムで試合をすることができます。先述した会議室やラウンジも含め、多目的での使用を受け付けています。
なんと1時間当たりおよそ13000円という安価で借りることができるので、有志を集めてサッカーオフ会をやるのも楽しそうですね。もっとも、抽選に当たるのは大変でしょうが・・・。
その他にはショップやミュージアムが併設されており、ミュージアムでは広島サッカーとサンフレの歴史を振り返ったり、サッカーに関するミニゲームをしたりすることができます。
より大きな数字のターゲットにボールを当ててスコアを競うパスのミニゲーム。
私も挑戦しましたが、当然のように平均以下という結果に。
見た目以上にしんどいです。
そしてPKをシミュレーションできるゲームもやってみました。
前の女性が結構良いシュートを決めていたのに加え、順番待ちの子供たちに見守られるというプレッシャーの中、なんと最初のシュートが決まっちゃいました。
思い切り真正面だったのですが、とにかく勢いのあるシュートを打ち込むのが肝要のようです。なお、その後は端っこに打ち込もうとしてことごとくカスみたいなシュートしか打てず、すごすごと引き揚げていくのでした・・・。
スポーツってムズカシイネ・・・
新スタジアムの感想
朝一に訪問して、12時過ぎにスタジアムを出ました。
もうガッツリ堪能してきましたよ。
どこからでも見やすい!臨場感たっぷり!快適な観戦環境!
ということで、早く実際の試合を見てみたいですね!
やっぱり専用スタジアムなんだよなあ。
寄付してよかった!
大きさで言えば旧スタの方が1回り、いや2回りは大きかったのですが、コンパクトで屋根がある新スタの方が、声援も反響してより迫力のある観戦が楽しめそうです。
とはいえ、全く懸念点が無いわけではありません。
この記事を書いている時点で、既にガンバ大阪とのプレシーズンマッチが行われた後なのですが、ゴール裏で立ち見、旗振りをしていたら後ろの人から見えないと文句を言われたという報告をちょくちょく見かけました。
これはエスコンフィールドの開業時にも見られた問題で、スタジアムきっかけで観に行こうとするライト層にとって、まずは一番安い席で見よう、という心理が働きやすいので、そうなるとゴール裏の「応援ガチ勢」と対立してしまうことになりやすいのです。
近年ではJFLのクリアソン新宿やBリーグのように、サポーターではなくクラブが応援を主導するというムーブメントが徐々に興隆しつつあり、このような対立が頻発すればいずれサンフレもその流れに巻き込まれてしまうかもしれません。
個人的には、騒ぐ人も静かに見る人も両方いてこそのスタジアムだと思うので、クラブ側で応援のやり方を決めて皆でお行儀よく見ましょうね~、というのが主流になるのは望ましいものではありません。ですから、この対立を解消できる方法を我々サポーターも含めて上手く見つけていく必要がありますね。
ちなみに、今回の内覧会でチェックインできた駅は
・本川町
・県庁前
・城北
・寺町
・別院前
の6つになります。路面電車のある街の中心部にスタジアムが出来ることで、こういうメリットも生まれるのですね。コンコースを一周できる作りなので、例えば距離イベのときは試合前にぐるぐる回ってpt稼ぎをすることも出来そうです。
ただし、野球と違ってサッカーは両チームのサポーターがなるべく接触しないよう動線に制限をかけることが多いので、そこのところはなんとも言えません。
ただ、駅メモ的な話でなくとも広電の路線が2つとアストラムライン・少し歩けばJRの駅にもすぐ行けるので、試合後の観客の分散という意味ではこれ以上ない条件となっています。
せっかくなので旧スタにも・・・
本当は昼から昔の同級生と会う予定だったのですが、当人の体調不良により流れてしまい、どうしたものかと思っていましたが、近くのひろしまゲートパークにて新スタ開業イベントをやっていたのでそこで時間を潰すことに。
サンフレOBの中島浩司さんと、同じくOBで現在は同チームのアンバサダーとして活躍する森崎浩司さんのトークショーがありました。
チーム事務所が新スタ内にあるためスタジアムに通勤している森崎さんですが、
「スタジアムからレストランまでが遠い」だの「スタグルよりこの辺にあるレストランの方が美味しいですよ(笑)」だの、チーム内部にいる方のリアルな(?)意見を聞くことが出来て興味深かったです(笑)
時間も余ったので、アストラムラインを使って旧スタジアムへ行ってみることに。
こちらは県庁前駅ですが、駅ナカの広告はまだ新スタ仕様にはなっていませんでした。
かつてのエディオンスタジアム最寄り駅、広域公園前。
1993年のJリーグ開幕から始まり、そこから2度のJ2降格と3度のJ1優勝を見届けてきたスタジアムと、そこへ向かう観客達を乗せてきたアストラムライン。
構内の展示からは、「俺達のこともずっと忘れないでくれよ!」というメッセージを感じさせてくれます。
試合終了後はこの駅前の坂道がアストラムラインに乗るサポーターで埋め尽くされ、道路は渋滞してバスが遅くまでピストン輸送を行う地獄の様相が呈されていましたが、そんな光景とももう無縁だと思うとさすがに少し寂しく・・・は、なりませんね、うん。
どれほどの地獄だったかというと、上述の新スタ開業イベントで奉納されたこの絵馬を見ていただければ分かることでしょう・・・。
サンフレの試合日以外でここに来たことはなかったのですが、結構車が停まってますね。
スタジアム前の広場は、スケボー兄ちゃん達の溜まり場になっていたり、サックスの練習をするおじいさんがいたりとのんびりとした時間が流れていました。
さて、ここまで旧スタのことを便宜上「旧エディオンスタジアム」と呼んできましたが、3月から新たに「ホットスタッフフィールド広島」となることが決まっています。
スタジアム名の変更工事が行われているのが確認できますね。
コンサートなどのイベント誘致、一般利用の拡大を目論んでいるそうですが、Jリーグ開催時は緩衝地帯設置などの要因もあって35000人までの収容となっているところ、それが無くなれば最大50000人入りますからね・・・。もしも50000人いっぱい入ったときの地獄は想像に難くありませんが、この辺どうするつもりなんでしょう。
案内図を見ると、全体的に均質化された新スタと比べて旧スタはかなり歪な構造をしていることが分かります。熱心なファンが集まる場所は通称「ゴール裏」と呼ばれますが、このスタジアムの特殊な構造ゆえにゴール裏の位置はスペースが少ないので、サンフレにとっての「ゴール裏」は近くのゲートの名前を取って「B6」と呼ばれてきました。
この「B6」という呼び名が今後新スタでもゴール裏を指す呼び名になるのかどうか、そこも少し気になるポイントだったりします。
直前に新スタを見てきたせいでもあるでしょうが、エディオンスタジアムって随分とオンボロだったんだなあと思わされます。試合のときはそこまで気にならなかったんですが、いなくなると途端にそんな部分が目につくようになりました。
まあこう言ってはアレですが、個人的にはこのスタジアムにそこまで強い思い入れはないんですよね・・・。昨年はラストイヤーってことで2試合観に行きましたが、それ以前となると最後に行ったのが2015か6ってレベルですからね。単純にあまり来たいと思うようなスタジアムではなかったです、正直なところ。
でも最終年に観に行った2試合の内、1試合は開幕戦で誤審で勝利を逃し、2試合目はチーム状態が最悪のときでいいとこなしの完敗。最後に気持ち良く終われなかったのはちょっと悔いが残っています。
市には有効な活用方法を見出してもらいたいですね。
なんだかんだで収容人数的には全国的にもトップクラスですから・・・。
まあ一にも二にも交通の問題をなんとかしないと、大規模なイベントはやり辛いとは思いますが。
帰り際、サックスの練習をしていたおじいさんが『東京ブギウギ』を演奏していましたが、それがこのスタジアムの雰囲気と妙に合っていて勝手にエモを感じていました。
まとめ
最初こそ想定外のトラブルがあった今回の旅行でしたが、デイリー1位を達成したり、新スタジアムを隅から隅まで堪能出来たりと結構充実していました。
去年はカープの観戦に力を入れていましたが、今年はサンフレの方も注目して見ていきたいと思います。まだ行っていないアウェーのスタジアムもたくさんありますからね!
皆さんもぜひ、エディオンピースウイング広島に足を運んでみてください。
ではでは。