どこかの駅メモラーの雑記帳

そこそこベテランの駅メモラーのブログです。旅行記や日々感じたことを書いていきます。えっくす→@tk0k_

「学歴フィルター」について思うこと

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こんにちは。高岡氏です。

 

Twitterを見てたら、何やらとんでもない選考を行っている企業があると話題になっていました。

 

 

実際のページがこちら↓

recruit.visioncon.co.jp

 

さすがにいたずらで応募するようなことはしませんでしたが、他の人が試しにやってみると本当に一瞬で落選通知が来たとのこと。

 

このページで訊かれていることで当落の判断材料となり得るのは

・大学名

・学部名

・入学方法

・留年の年数

 

の4つだけですから、
もはや公然と「ウチには学歴フィルターがありますよ!!!」とアピールしているようなもので、いっそ潔さすら覚えてしまいます。

 

 

まあ当然のように炎上してGoogleMapも荒らされているのですが、

皆さんはこのような企業の存在をどう思いますか?

 

 

結論から言うと、私は

 

別に良くね???何が問題なの???

 

って感じです。

 

 

上に載せた応募ページなんですけど、その1つ前の新卒採用ページにはこのような文言があります。

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この会社では独自のデータを持っていて、その判断基準が会社に合わない人間はとっととおさらば、という仕組みにしていると明言しています。

要するに、

「推薦やAOで大学に入ったやつはウチには合わないよ」

とわざわざ明確に示してくれているんです。

 

理由も分からないままお祈りメールだけを寄越してくる数多の企業と比べて果たしてどちらが誠実なのか?って話ですよ。

 

ある口では

「企業は嘘を吐くな!本当のことを言え!」

とのたまっておきながら、明確な基準を示している企業に対しては

「ひどい企業だ!差別だ!」

ってそれはないでしょう。

そんなんだから就活上手くいかないんですよ(9月まで就活やって中小の内定1つしかもらえなかった経験者は語る)。

 

 

まあ問題点があるとすれば、ここまで明け透けにやるならいっそ応募条件に

「AO、推薦入試、内部進学で楽して大学受かったやつは応募してくんな!」

とはっきり書いておくべきだったのかもしれません(※私個人の意見ではありません)。「全員にチャンスがある」と一応は思わせるような形になってしまっているから批判の的になってしまうのです。

ここは日本の「本音と建前」文化の悪いところですね。

 

 

日本の就活というものは就活生、企業がお互いに好きなだけ嘘を吐けるルールなので、いざ入社してから会社に合わずドロップアウトしてしまう会社員が後を絶ちません。

自分に合わない企業に入社してしまうことは、就活生にとってはもちろんのこと、採用に膨大なコストを割いた企業にとっても大きな損失となってしまいます。ですから、まずは就活生より立場の強い企業側が採用基準をもっと明確に就活生に示すべきなのです。 

 

そのための1つがこの「学歴フィルター」ではないでしょうか。

 

それと合わせて、学歴が大して必要ない業界は「高卒・大卒」の括りを失くしてしまうべきだと思います。はっきり言ってしまいますが、わざわざ大学出てまで誰が老人の世話や居酒屋・スーパーの店員なんてやりたいと思いますか?まあ介護はともかく、飲食・小売に関しては大卒は本部社員になれる可能性がより高くなるというメリットはあるかもしれませんが、人手不足を嘆いているクセに高卒と大卒で待遇に差をつけるのは馬鹿なんじゃないかと思います。新卒一括採用を行っているように、この国では若さゆえのポテンシャルこそが最も重要視されているというのに、これらの業界で高卒の価値が大卒より低い意味が分かりません。

 

 

最後はちょっと脇道に逸れてしまいましたが、結局のところ「学歴フィルター」は必要なものだと思っています。詰め込み勉強を出来ることが大事な業界もたくさんありますからね。結局のところ適材適所なんですけど、変に平等の価値観が植えつけられてしまったが故に今回のような炎上が起きるんでしょうね。

 

社会って難しい。

 

ではでは。