こんにちは。高岡氏です。
先日、駅メモ界隈に激震が走る出来事がありました。(いつも炎上してんなこの界隈)
それが↓の「増田」の存在です。
この記事を発端にして、私のTwitterのTLには当然のごとく駅メモ運営への不満をつらつら垂れ流す人達で溢れていました。
私の電友の中でも最古参の方に至っては引退まで決めちゃいましたし。まあ皆さんそれぞれ思うことがあったんだろうな~って思います。
かくいう私も駅メモをプレイし始めて早6年が経とうとしています。
連続2064日。一度たりとてログインしなかった日はありません。
大学時代に一度熱が冷めかけたときがあったんですけど、結局そのときに辞めきれずに今まで来てしまいました。今では熱量とか以前に
「私の生活に当然存在すべきもの」
になってしまいました。私がこのゲームを辞めるときはサービス終了と同時だろうなと思っています。
で、今回は私のTLで駅メモに対しあまりにネガティブな意見ばかりを見かけたので、
「逆に私のような養分ファンはどうして駅メモをプレイし続けているのか」
について語っていこうかなと思います。
Ⅰ.ポチポチゲー
まあ上の増田でも言われていることなんですけど、駅メモってかつての怪盗ロワイヤルやドリランドみたいないわゆる「ポチポチゲー」から全く進化していない、いわば「化石」のようなゲームなんですよね。
そして驚いたことに、上記の怪盗ロワイヤル、ドリランドといった化石ポチポチゲーはまだサービスを継続しているのです。
これが何を意味するのか、私なりに考えてみます。
①なんだかんだで需要はある
今やスマホゲームもどんどん進化してきて、「豪華声優陣!」なんてのはもはや売り文句ですら無くなってしまいました。増田ではウマ娘が例に挙げられていましたが、美麗なグラフィックに重要な試合後のライブ映像、濃厚なストーリーに奥深い育成システム・・・。まあ私自身はウマ娘は未プレイで配信者のプレイ動画を見ただけなのですが、なるほど確かに「バズる」ゲームだなあと納得させられました。
だけど、だけどなんですよ。「美人は3日で飽きる」という言葉があるように、最初はスマホゲームとは思えない濃厚さにどっぷり浸かることが出来ますが、だんだんその濃厚さ加減に胃もたれが起こるという方も少なくないのではないでしょうか。
ストーリーだって、同じものは1回読めば十分だというユーザーがほとんどだと思いますし、レースやライブも何度も見ているとそのうち早送りするようになってしまうのではないかと思います(別にウマ娘をdisっているわけではなく、どのゲームでも当然起こる事象です)。
一旦飽きが来てしまうと、最初に味わった強烈な濃厚さはむしろゲームプレイを邪魔する障害になってしまいます。ですからウマ娘についても、Twitterでバズっている今のうちは良いですが、いつか下火になる運命は避けられないでしょうから、どうやって顧客の心を掴み続けられるかがカギとなってくるでしょうね。
その点、駅メモのようなポチポチゲーはやることが至ってシンプルです。とりあえずログインして、右下のチェックインボタンをタップするだけで完了。この間せいぜい1分くらいです。だからこそ移動中に他のことをしながらついでに出来てしまいます(ガチでやろうとすると新幹線や飛行機内では休めなくなってしまいますが・・・)。
また、超絶シンプルながら一応スキルや属性といった戦略は存在します。そのスキルに関しても一部ぶっ壊れ性能のものがあるためもはや戦略とは呼べなくなりつつありますが、インフレはソシャゲの常なので、そこはある程度仕方ないと割り切るしかないと思っています。
個人的には、スマホゲームなんてポチポチゲーで十分です。スマホゲームというのは基本的に毎日続けることが前提ですから。
毎日二郎を食べていたら早晩死んでしまいます。私にとって二郎は月一未満で十分です。
②運営費が安い
またしてもウマ娘を例に出しますが、あれだけ力を入れた作品であれば当然メンテナンスや機能追加には相応のお金が掛かってくるはずです。運営にお金が掛かるということは、毎月セルラン上位に居続けるだけの売り上げを出さなければならないわけです。
ちなみに現在セルラントップのウマ娘の月売上はなんと100億とされています。凄いですね。対して駅メモの方はというと、1億いくかいかないかといったところです。もはや比べるのも烏滸がましいような差ですが、裏を返せばこれでも運営が成り立つのが駅メモということ。月500円課金がほぼ前提のゲームシステムですから、今からガクッとプレイ人口が減らない分には当分運営を続けていけるのではないでしょうか。そもそも6年運営を続けて来れた時点でソシャゲ界隈では「ご長寿」といえます。
ソシャゲユーザーが最も恐れるのが「サービス終了」ですが、その心配をあまりしなくて良いため安心して課金できるのが駅メモの強みではないかと思います。
・・・もちろんいつかは終わりが来るものですけどね。
※参考サイト
このように、世の中が「ニンニクヤサイアブラカラメマシマシチョモランマ」な濃厚てんこ盛りスマホゲームを求めるようになったからこそ、逆に駅メモのような安っぽいポチポチゲーがオアシスとなっている人間も間違いなく存在しているのです。
Ⅱ.リアルとの繋がり
私は駅メモを始めたことがきっかけで、実に色々な場所に行くようになりました。日本で未踏の地は沖縄ぐらいです。また、今では秘境駅や廃駅、長距離徒歩といったものにも興味が湧くようになりました。
もちろん「駅メモのため」のような遠征も何度も行ってきましたが、いずれにせよ駅メモをやっていなかった時期はずっと家でゴロゴロしているだけだったので、とても新鮮な刺激を与えてもらいました。
まだ全駅コンプリートは叶っていませんし、全駅はじめまして称号獲得という更なる目標もあります。これからもどんなスポットに行こうか考えることを楽しみつつ、上記の目標を達成していきたいですね。
また、「旅行」という多くの人が好む趣味という点でもとっつきやすさがあります。
以前会社の先輩が駅メモをやっていると聞いたときには驚きましたし、しかもその人とは知らず知らずのうちに電友になっていました(笑)
鉄道に特に興味があるわけでもない弟もこのゲームをプレイしていましたし、増田で指摘されているように運営が鉄道が好きなわけではないからこそ、カジュアル層にもじんわりと受けるような作品に仕上がったのかもしれません。どぎつい萌え要素があるわけでもありませんしね。
さらにさらに、駅メモには各駅に「駅ノート」と呼ばれる掲示板のような機能があり、各駅のグルメ情報や名物スポットなどが書き込まれています。そんなものはGoogleMapや食べログで十分じゃないかと言われるかもしれませんが、それらとの違いは「星が無い」ことにあります。
食べログやGoogleMapで高評価の店があると、どうしてもそこに行きたくなってしまうものですが、何というかそれだと「何が食べたいか」ではなく「星が多いから」で店を選んでる感じになってしまうんですよね。
その点、この駅ノートという仕組みは星が無いのでフラットな条件で店選びができるという所が強みだと思っています。字数も限られているので「接客がイマイチ」といった人それぞれの余計な評価も入りづらいですしね。私自身もちろん食べログやGoogleMapを参考にすることも多いですが、駅ノートを見て店選びをすることも多いです。
Ⅲ.ゲーム以外の楽しみ方
恐らく増田を書いた方は駅メモに「ゲーム」を求めていた方だったのでしょう。実際私も学生時代はスコアアタックをしていました。プロフィールを開いたときに表示される順位の最高は55位です。
ですが、就活、会社人デビューをしていく中でかつてのプレイングを続けることが難しくなり、今ではどちらかというと「旅の記録アプリ」としての側面が強くなってきたように思います(今でもイベントには普通に参加しますし大回り乗車もしますけどね)。
良く言えば「程よい距離感を見つけた」、悪く言ってしまえば「半端な立ち位置になった」ということかもしれませんが、ほどほどの熱量になったからこそ運営に過剰な期待もせず楽しめているのではないかと思います。
そうそう、ここまで「キャラクター」についての話を全くしていなかったのですが、正直ストーリーは一切読んだことがありません(笑)
正直スマホゲームにストーリーなんて最低限で良いと思ってます。そもそも駅メモのゲームシステムを考えたら、ストーリーを読む暇があったらチェックインしたいですから。そういう意味では、ストーリーを読んでいる間にチェックインしてもリセットされない機能はあった方が良いのではないでしょうか。
まあわざわざゲーム内でストーリーを読まずとも、Twitter漫画家たちがその設定を基に勝手に良質な二次創作を垂れ流してくれるのでそれを見れば満足してしまいます。
Ⅳ.運営への不満
ここまで見て頂ければお分かりかと思いますが、私にとって駅メモは
「ゲームでもあり、ゲームではないものでもある」
というスタンスなので、正直今のままで十分完成したアプリであると思っています。
ですから運営に対する不満は特にありません。
ただ一つ言いたいのは、
メモリールートの検索機能を改善してほしい!!!
これだけです。
Ⅴ.最後に
結局のところ、私はこの駅メモという作品が大好きなので、サービスが終わるか私自身が死ぬまでずっとプレイし続けるんじゃないかと思います。
「惰性で続けているだけだろう」と言われるかもしれませんが、惰性で続けてきたゲームでさえ一度糸が切れたら一切やる気が失せてしまいます。そんな中6年も続けてこれた駅メモという作品は私にとって奇跡というほかありません。
どうか末永く、せめて私の全駅はじめまして称号獲得までは続いてほしいと祈っております。
ではでは。