こんにちは。高岡氏です。
いや~~~マジか。遂にそのときが来たか。
何のことかといいますと、タイトルにもある通り、スマホゲーム『きららファンタジア』のサービス終了が発表されてしまったのです。
私自身既に引退してスマホゲームは駅メモ一本に絞っている(駅奪取もダッチュー上げきったので消しました)のですが、一応サービス開始した2017年12月から昨年12月までの4年間プレイしてたのでそこそこ愛着はあるゲームです。
(個人的にそれなりに本腰を入れてプレイしてたソシャゲのサービス終了はこれが二度目です。ちなみに1作目は『ロイヤルフラッシュヒーローズ』とかいう超ドマイナーゲーだったのですがご存知の方はいますかね・・・?)
まあそんなわけでちょっとばかりこのゲームの思い出を語っていこうかなという感じです。
きっかけ
2017年といえば当時私は大学3年生。この頃には既に全然アニメを見なくなっていました・・・。大学1年時には東京に引っ越してきてアニメ見放題や!とワクワクしていたのですがあまりにも多すぎて逆に見るのがどんどん億劫になっていっちゃいましたね。
ただ、アニメは見なくなっても萌豚気質は捨てられず、
「今まで自分がブヒってきたアニメ達(きんモザ、ごちうさ、けいおん、ゆゆ式とか)のオールスターゲームとか最高か!?」
とこのゲームを始めるに至ったわけです。
良かったところ
まずはやはり多数のきらら作品のキャラクターが登場することですよね。
といったきららを代表する作品から、
・ぱわーおぶすまいる。
・こはる日和。
といった、きららファンでないと知らないような未アニメ化作品までCVがつき動いていたのは当該作品のファンにとっては感涙ものだったでしょう。
また、個人的に現在単行本を購読しているきらら作品が、
・まちカドまぞく
・球詠
の2作品なのですが、まちカドまぞくの方はきらファンでキャラクターの掛け合いを見て面白そうだなあと思ったところから原作に入りました。
アニメを見るのは面倒だけどソシャゲという形でスキマ時間にやっていたら作品に興味を持った、という方もそれなりにいると思うので、広告塔としての役割は果たせたんじゃないかと思います。
そして2点目が「無課金者にも優しい点」です。
ガチャのテーブル的には一般的なソシャゲとあまり変わらないように見えますが、イベント限定キャラクターのピックアップは結構当たっていた印象です。
そしてキャラクター毎に用意された個別ストーリーを読むと無料のガチャ石を貰えるので、その石を貯めて次のイベントガチャを回して・・・というループで最高レアのキャラクターをそこそこ引けていました。
といっても完全無課金でやっていたわけではなく、時々数百円程度課金して有料のガチャ石を買ってはいましたが。
これに関連する話でもう1つ特徴的だったのが、
「キャラクターのインフレが少ない」点です。
初期からいる恒常ガチャキャラクターが未だに最強格にいるようなゲームなんてそうそう無いと思います。
もちろん一部必須級のキャラクターはいましたが、基本的には相性ゲーなのでいわゆる「死にキャラ」はおらず、大抵のキャラクターは何らかの役割を持つことが出来ました。極めた人だと、最高レアのキャラクター無しで高難易度クエストをクリアしてました。
スマブラなんかもそうなんでしょうけど、オールスターゲームというのは作品ごとに性能の優劣をつけると何かと面倒なことになるので、その点は本当に苦慮したんだろうな~、というのが伝わってくるゲームでした。
もっとも、この点がゲームとしての寿命を縮めたという見方もできますが・・・。というわけで次は悪かった点です。
悪かったところ
これは本当に致命的だったのですが、
とにかくイベントが単調で面白くなかったです。ぶっちゃけこのゲームはこれに尽きます。
「イベント特効のキャラクターを小隊に入れてひたすら収集クエストを回す」、いわゆる「マラソン」が大半を占めるゲーム性で、毎回ストーリーが違うだけでやることが全く同じだったので本当につまらなかった・・・。
それを言ったら駅メモだってそうだし最終的にどんなゲームも作業にはなってしまうのですが、駅メモの場合は起動してすぐにチェックインすれば良いという「圧倒的な手軽さ」があるから全然良いんですよ。
それがきらファンの場合、キャラクターは2個の固有技と、ゲージが貯まったときのみ使える「とっておき」(=必殺技)という計3つの技があるのですが(厳密には装備武器の技も含みます)、その技にもレベル上げという概念があり、何度も使うことでレベルが上がっていく仕様でした。もうこれだけでめんどくさいのが確定ですよね。
一応オート機能もあるにはあったのですが、必殺技である「とっておき」を勝手に使ってくれないなどあまり出来の良くないものだったので、結局のところ自分で操作する必要があったのです(1年前の引退時点の話なので今は改善してるかもですが)。
そして良いところで挙げた「キャラクターのインフレがない」ですが、ソシャゲにおいてこれは決して手放しで良いと言えるものではないのがミソ。
先述のようにこのゲームでやることといえば、
「イベント特効のキャラクターを小隊に入れてひたすら収集クエストを回す」
なのですが、このイベント特効を持つキャラクターが手に入るのは「期間限定」なんです。これが何を意味するか分かりますか?
ヒントは、多くのソシャゲで用いられている、同じキャラクターを手に入れることでキャラクターを強化する「覚醒」システムです。
ソシャゲに詳しい方なら察しが付くかと思いますが、
期間限定キャラクターを「覚醒」させるのってめちゃくちゃ大変ですよね。運が良くても数万程度は当たり前に吹っ飛びます。
それがゲームバランスを動かすようないわゆる「人権」キャラクターならばまだしも、恒常ガチャのキャラクターが普通に最強格にいるこのゲームにおいて、期間限定キャラクターは「1回だけ出てくれれば別にいい」んです。
先述の通りこのゲームのガチャは結構緩いので、よほどキャラクター愛が強くないとわざわざ限定ガチャを引くモチベーションが湧かないんですね。
このような仕様のためか、たまにフレンド欄を見ると常に「最終ログイン:10日前」の人がいるのが当たり前のような状況でした。
だから私の感想としては、
「よく5年も持ったな・・・」
というのが正直なところです。
まあ5年前はまだまだこういう日本式マラソン系ソシャゲが幅を利かせていたような気もしますし、何よりまだまだ「きららブランド」が強い時期だったのでこれでもなんとかなったのだと思います。
でも同年に始まったオリジナルIPソシャゲ「八月のシンデレラナイン」(以下ハチナイ)の方が長続きしているところを見ると、きらファンはIPの強さに胡坐をかいてしまった感は否めません。
この前ホロライブのVがハチナイの案件配信をしていたのですが、私がプレイしていた頃からだいぶ変わっていましたからね。時代遅れのマラソンゲーから脱却できなかったきらファンの敗北は必然だったと言えます。
とまあボコボコに言ってしまったのですが、かつてハマったきらら系アニメのキャラクター達を動かせるゲームはこれだけですし(↓まあ一応こんなゲームもあったりしましたが・・・)、
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このゲームがきっかけで好きになった作品もあったので、いくらか課金もしていましたがプレイしていたことに後悔は特にありません。
よく「ソシャゲへの課金なんて後に何も残らないから無駄」なんて言われますが、金なんて使うためにあるんです。そのとき良いと思ったことに金をかけることをためらっていたら何もできなくなってしまいます。もっと今を楽しもうぜ!!!
・・・もっとも、きらファンはソシャゲの虚しさを私に教えてくれた作品でもあるので、今後も駅メモ以外のソシャゲは一切やる気はありませんけどね!
ではでは。