あけましておめでとうございます。高岡氏です。
箱根駅伝でわが母校である中央大学が10年ぶりにシードを獲得しました。以前書いた通り、学生時代は駅メモにかまけて授業はサボるわノンゼミノンサーだわ友達いないわで食堂でうどん食ってた思い出しか残っていないのですが、なんやかんやで帰属意識はあったようで、我が事のように嬉しかったです。来年以降はぜひ優勝を目指してほしいですね。
さて、2022年の駅メモ内での目標!・・・というものは特にないのですが、資格勉強のために2ヶ月以上行けていなかった赤新駅集めをしに6泊7日長崎旅行をしてきました。親からは「そんなに長いこと長崎いてどこ行くの?」と訊かれましたが、個人的には旅行のときは毎回このくらいの期間休みをとってやりたいくらいです。行きたい場所が多過ぎる。早く仕事辞めて高等遊民になりたいなあ・・・。
「長崎に行こう」と決めたのは10月だったのですが、このとき予約した航空便がこちら。
「国際線仕様機材」
そう、国内線にもかかわらず、国際線(短距離)で用いられている機体を使用しているのです。そしてこの国際線仕様に国内線で乗る最大のメリットは、
「ビジネスクラスの座席に安く座れること」
にあります。
いわゆるレガシーキャリアの国際線運賃なんてただでさえ高いのに、それがビジネスクラスとなると一般庶民ではなかなか手の出せない金額となってしまいます。しかし、国内線で使用されるとなると、JALであれば「クラスJ」の代金で乗れるため、新幹線でグリーン車に乗る程度の感覚で国際線のビジネスクラスに座れてしまうのです。
めちゃくちゃ座り心地の良い座席でした。金持ちのお忍び旅行気分になれます。私の隣に座っていたのはいかにも仕事のできそうなナリのサラリーマンで、なんとも場違いな所に来てしまった感じでした。
座席に搭載されているモニターでは、映画やドラマ、スポーツなどのコンテンツを楽しめます。国内線ではあまり見かけない設備ですね。
こんな至れり尽くせりの環境だと、機内wifiが使えないことなんて全く瑣末な弱点に思えてきますね。ハハハ・・・。
いや結構な弱点だったわ。
ぶっちゃけちょっとリッチな気分が味わえるというだけで、機内でもバリバリスマホやタブレット使いたいという方にはむしろデメリットの方が大きいかと思われます。たぶん次は普通に国内線機材を選びます。だって空爆(駅メモ)できないし・・・。もっとも全ての国際線仕様機材でwifiが使えないかは分からないので、事前に調べておきましょう。
【長崎滞在1日目 12/25(土)】
というわけでまずは長崎電気軌道の攻略。
こちらが「蛍茶屋みなも」ちゃんの元ネタ車両・・・、かと思いきや機体に書かれている数字は「307」。元ネタは370形電車とされているらしいので違うみたいです。
というか201形~500形の区別が正直つかない・・・。
さて、長崎に観光に来たからには、やはり最初に「坂の街」を体験すべきでしょう。
その体験にピッタリな場所が、長崎電気軌道5系統の終点・石橋駅付近にあります。
まずは駅すぐの「グラバースカイロード」と呼ばれる斜め移動のエレベーターに乗って坂を登っていきます。
なんとなく有料っぽい見た目ですが、普通に無料で乗れるのでご安心を。
グラバースカイロードともう1つ、こちらは普通のエレベーターですが、この2つのエレベーターを上がったところに観光名所の1つ、グラバー邸があります。
今回はグラバー邸をスルーして鍋冠山の展望台にやって来ました。
山の斜面に無理やり住宅を建てたようなこの景色からも、長崎がいかに「坂の街」であるかが分かると思います。
どこかで見た情報だと、可住区域が狭すぎて家賃が大都市圏並みに高いのだとか・・・。そのせいか人口減少率は47都道府県トップクラスとなってしまっています。
こんな急階段があちこちにあります。年取ったら絶対住めないなあ・・・。
1時間ほど歩き回った後は、そのまま大浦天主堂駅近くの軍艦島デジタルミュージアムにやって来ました。
こちらは長崎電気軌道の1日券に入場料割引クーポンがついてきます。
デジタルミュージアムの名の通り、VR技術やプロジェクションマッピングを用いた展示で往時の住民達の生活に思いを馳せることができます。
廃墟っていいですよね。特に昔人が住んでいたときの写真と、現在のもぬけの殻になった状態を見比べるのが本当に好きです。島全体が廃墟の軍艦島なんてまさにロマンの塊。ぜひ一度は上陸してみたい・・・。
なお、現在でも軍艦島に上陸するツアーはいくつかありますが、建物の劣化が激しく危険なため、観光用に開放されている区域は島のごく一部となっています。もしかしたらそのうち上陸することすらできなくなってしまう可能性もあるので、早めに行っておきたいものです。
なおせっかく予約しても天候次第で欠航の可能性もあるため、行けたらラッキーぐらいの心持ちでいるのが良さそう。
他には皿うどんを食べたり天主堂見学をしたりして過ごしました。ところで皿うどんって本当に食べる機会全然なくないですか?今回食べたのは小学校の給食以来でした。
給食で出るということは全くドマイナーなメニューではないのでしょうが、「ちゃんぽん食うかー」とはなっても「皿うどん食うかー」とはあんまりならない気がします。
いざ食べてみるとあのパリパリ食感も良いんですけどね。
みなもちゃんの実家、蛍茶屋駅。
車庫では留置された車両たちが出番を今か今かと待っています。
そういえばみなもちゃんの元ネタ車両である370形車両の写真撮り忘れてた・・・。
その後赤新駅稼ぎのために赤迫まで往復してきたらもうすっかり夜になってしまいました。というわけでそろそろ晩飯の時間・・・。
ところで私、旅行で都市部に来た時の飯選びがとにかく苦手です。
田舎だと選択肢が少ないので割り切って入ることが出来るのですが、都市部だと選択肢が多いので、「ここよりも他にいいところがあるんじゃないか・・・?」と逡巡してなかなか決まらないパターンになってしまいます。
選択肢は多いほど良い、というのが一般的な考えですが私は少ない方が楽で好きです。
浜町アーケード~観光通りの辺りを1時間くらいウロウロしたあげく、結局中華街で食べるかという結論になりました。
というわけで中華街の中でも最も有名っぽい「江山楼」で食事をしてきました。
麻婆豆腐と春巻きとビールで2500円くらいとなかなか良いお値段でした。まあ一人で来るような値段設定と量ではないなーって思いましたね。クリスマスということもあり周りはそれこそカップルや家族連ればかりで、私は沙花叉ちゃんの歌枠を聞きながら黙々と料理を食べ進めました。
寝る前にもう一度鍋冠山の展望台に来ました。スマホのカメラだとやはり夜景は厳しいので良いカメラが欲しくなりますね。でも三脚もセットで買うとすると旅行に持っていく荷物がさらに増えてしまう・・・。長距離徒歩も引き続きやりたいので悩みどころです。
・・・やはり免許を取るしかないのか。
ホテルへの帰り際にケーキを買ってきました。安いイチゴのショートケーキは売り切れてお高めのガトーショコラばかり売れ残ってました。ずっと一人でいるとクリスマスに特別感を覚えることが無くなるので、クリスマスにケーキを食べること自体が高校生以来な気がします。ところで、店員さんはなぜかフォークを2つつけてくれたのですが、これは店員さんなりの気遣いなのでしょうか。
「リア充爆発しろ」とかいう決まり文句、どこまでがノリでどこまでが本気なのか判別のつきかねるところですが、少なくとも私はそう思ったことはないんですよね。
彼女が出来れば世界は広がるのかもしれませんが、他人がずっと自分の傍にいるという生活も全く想像がつかないのでまあ彼女が出来るようなことがあれば嬉しいし、出来ないのであればそれはそれで別にいいんじゃないかと思います。
【長崎滞在2日目 12/26(日)】
2日目は原爆資料館や平和公園などに行こうと思っていたのですが、なんとなくバスの案内を見ていると、
「女の都」
という非常に気になる行き先が目に入りました。
行き先には「女の都入口」というものがあり、初見でこの行き先を掲げたバスがやってきたら「どこに連れて行かれるんだ・・・?」と思うこと請け合いです。ちなみにこの行き先は平日早朝しか設定されていないため、分かっていなければ遭遇することはまずないでしょう。
ほとんどの便は「女の都団地」行きとして設定されているので、どういう場所かはなんとなく察しがついてしまいます。それでもインパクトはありますが。
でも気になってしまったからには来るしかありませんよね。なお読み方は「おんなのみやこ」ではなく「めのと」です。
停留所近くにはバスターミナルがあり、ここが行き先に設定されている理由が分かります。
wikiによると、かつて平家の女性が落ち延びた先がここだったから「女の都」の名前がつけられたのだとか。今でこそ切り開かれた住宅街となっていますが、その急峻な地形にその名残を感じられる気がします。
なお、当たり前ですが普通に男の人も歩いていました。
つつじじゃなくてゆりだったら完璧だった。
この日はまだ寒波が留まっており、2時間近く風雪に耐えながらこの山の上の住宅街を歩き回っていました。我ながらこんなことで風邪引いたらあまりにも馬鹿馬鹿しいなあと思ってましたが、何事もなかったので結果オーライです。
お腹もすいたので長崎市街へとんぼ返り。
お昼はこちらの長崎西洋館で回転寿司を食べました。
旅行先でこういう次回サービス券をもらってもどうせ期限内に行けないので困ってしまうのですが、1200円割引はかなり太っ腹ですよねえ。翌日も滞在するのであれば間違いなくまた行っていたと思います。
西洋館には長崎電気軌道の資料館も入っており、幕回しやあのチンチン鳴るやつを鳴らすこともできます。
その後は17時半まで原爆資料館を見学して長崎市とはお別れです。
長崎~諫早間は長与経由の遠回りルートと現川経由の短絡ルートの2種類ありますが、当然短絡ルートの方が本数が多く、遠回りルートは1時間に1本程度です。
短絡ルートは空港から長崎市に来る際に既に通ったので、今回は遠回りルートを選択しました。
というわけでpart2は島原鉄道編です。
ではでは。