どこかの駅メモラーの雑記帳

そこそこベテランの駅メモラーのブログです。旅行記や日々感じたことを書いていきます。

【8泊9日】史上最強きっぷで北海道旅行してみた ③【廃線散策】

こんにちは。高岡氏です。

 

今回は

「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」で北海道旅行してみた企画の3回目です。

 

tk0k1975.hatenablog.com

 

さて私がもたもたと更新を怠っているうちに、ショッキングなニュースが入ってきました。

 

HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス販売終了

 

元々売れ行きが好調で早期の終了も予想されていたことではありますが、9月中での終了はさすがに早かったですね。9月最後の4連休はあちこちで混雑の声が上がっていましたが、それがとどめを刺した形になったようです。

Twitterでその混雑の様子を少し確認したのですが、私は上手く間隙を突く形になったので運が良かったなー、と。というか日本人はもっと休みをばらけさせないと、何のための「三密」呼びかけだったのか分かりませんね。

 

さて本題へ。

 

【8/24(月)旅行3日目】

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3日目にしてようやく周遊パスの出番です。

まずは滝川駅から旭川方面の普通列車に乗って深川駅に向かいます。

もうお分かりかと思いますが、今回の目的は留萌本線です。

 

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留萌本線の時刻表は隅に小さく追いやられています。1日たったの8往復ではそれも仕方のないことでしょう。

もう1つ気になることとしては、ダイヤの数字の横に▽や◆などの図形がありますが・・・。

 

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通過駅のパターンを示す記号でした。

それにしても▼のインパクトが凄い。現状現役で稼働している留萌本線内の駅は12個ありますが、そのうちの7つを通過します。同本線内の単独駅だけでいえば7/11です。

またいずれの記号でも飛ばされている北秩父別駅に関していえば、記号のついていないダイヤで停車することになるので、留萌行きの列車は1日たったの2本しか止まらないことになります。

 

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一時期話題になった、ガラガラの営業列車で荷物を一緒に運んでしまおうという「貨客混載」ですが、こちらは留萌本線では行われていません。

道北方面には高規格道路が存在しないのでこれが成り立つのですが、深川~留萌間には今年3月に高規格道路が全通してしまったため、客も荷物も両方自動車に奪われてしまう形となってしまったのです。

 

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さて留萌駅に到着。この日も見事なピーカンぶりです。

今日の目的も廃線探訪なのですが、またしても日差しに苦しめられるのか・・・?

 

・・・さすがに昨日の今日なので、対策はちゃんとしてきました。

それに留萌~増毛間はせいぜい13km程度しかないから大丈夫でしょ!(フラグ)

 

 

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留萌駅を出て最初にあった踏切は無くなり、線路は完全に分断されています。

むしろ4年も経ってまだこんなに残っているのかとさえ思いますが。

 

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せめてこの立派な鉄橋だけは撤去せずに残してあげて欲しいなあ。「鉄橋」だけにね、ふふっ・・・。

 

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 道路上の橋桁はさすがに邪魔なのでさっさと撤去されてしまったようですね。

しかしここに鉄道が走っていたこと自体ははっきりと示しています。

 

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留萌~増毛間の移動といえば沿岸バス。ですが行きは使いません。

 

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さっきまで道路の上を走っていたと思ったら今度は道路の下を走ります。

徒歩の良いところはこういうちょっとした気付きを楽しめる点だと思っています。

 

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何の変哲もない橋だと思っていたら・・・。

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!!!

この「AIR」って何のことだ・・・?(そっちかい)

 

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留萌本線には「峠下」という駅もある通り、かなり山深くも通る路線なのですが、留萌から先は海の絶景を楽しめる路線としても知られていました。

海と山奥の両方のロケーションが一度に楽しめる路線というのは結構レアだったんじゃないかなと思います。

 

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住宅地となっている部分は小高い丘のようになっているので、廃線区間を追いかけるには下に降りていく必要があります。

 

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ピーカンということもあり非常に美しい海の光景が広がっています。

今日来て良かったなあ。

 

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ということで留萌駅からあまり離れていないところで早速最初の廃駅、瀬越駅です。

駅舎と「瀬越駅」の文字、そしてホームがまだ残っています。

近くには(↓)海水浴場である「ゴールデンビーチるもい」もあります。

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ただの通行止め看板とは違う、JR北海道の私有地を示す看板がありました。周囲を見てもどこを指しているのかはよく分かりませんでしたが・・・。

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長距離徒歩といえば心配になるのがトイレ問題。ですが先ほどの「ゴールデンビーチるもい」の建物に加えその後も短い間に立派なトイレが2連続で出現。この辺りの海水浴客はかなり多いようです。

実は、瀬越駅からあまり離れていない場所にかつて「浜中海水浴場駅」という留萌本線の臨時駅が存在していました。その頃から海水浴が非常に盛んだったのでしょう。

 

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こういう牧場って入っていいのかとなんか迷ってしまうの分かりますかね・・・?

入りませんでしたが。

 

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こちらの「厳島神社」の鳥居には

「大東亜戦 戦勝祈願」

の文字が。

下手に観光地化された歴史建造物よりも生々しい「歴史」を感じることが出来ます。

 

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まだ大して時間も経っていないのに既に脚に疲労が溜まっています。2日連続の長距離徒歩は初めてですがやっぱりしんどい。

実は、いずれ三江線廃線跡を全駅歩いてみようと画策しているのですが、このくらいで疲れているようでは遭難待ったなしですね・・・。

 

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留萌市はニシン漁で栄えた街であり、ここにある建物群ではニシンの水揚げから加工までが行われていました。現在では北海道遺産として、市で保存されているということです。

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なお、内部は基本的に非公開とされていますが、駐車場の案内があることからも、時々公開されていることが分かります。

ちなみにこの月は8/1~7の1週間限定での公開ということで、ニアミス(?)という形になってしまいました。前日の札沼線写真展示といい、こんなに公開期間を限定しなくてもいいのに・・・、と思わずにはいられません。

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見にくいですが線路の上には豊漁祈願と思われる神社があります。

 

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道端に何か落ちてるなー、と思ってよく見たらウニの殻でした。

さすが北海道。

でも踏んだら危ないのでちゃんと回収してほしい。

 

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この辺りは「〇〇第一」「〇〇第二」みたいなバス停ばかりです。

 

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これは何の建物か分からず・・・。

 

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礼受駅に到着。

JR北海道おなじみのコンテナ駅舎ですが、廃止から4年経っているにも関わらずはっきりと残っています。

最近下灘駅が「海に一番近い駅」ということで観光客が殺到していますが、物理的な距離はともかく海への行きやすさ的にはこっちのほうが上だと思います。

 

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かつてはこの辺りにも海水浴場があったようです。

 

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珍しく生き残っているドライブインです。

周辺に飲食店らしい場所がないのでそれも頷けますが、残念ながら今期は見ての通り休業。果たして来年まで生き残っているのでしょうか。

 

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阿分集落から早くも増毛町に入りますが、増毛駅自体はまだまだ先にあります。

それにしても山よりは海沿いの方がマシだと思って歩いてきたのですが、結局同じ風景が続くので飽きてきました。

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商店は当たり前のように潰れています。
潰れているのは仕方がないにしろ自販機は残してほしかったなー。

 

北海道の田舎は本当に人がいないので、自販機などの設備が極端に少ないです。

 

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疲れたのでバス停で少し休憩。

北海道のバス停は待合室があるパターンが多いのでしょうか。徒歩旅を行う際は休憩所として重宝します。まあ若干の蜘蛛がいるのは仕方のないことです。

 

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さあ次なる駅、阿分駅はもうすぐ・・・。

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ってあれ?それらしき建造物がありません。

ja.wikipedia.org

 

元の姿と比較すると一目瞭然です。

最初に言っておくと、ここから増毛駅まではずっとこんな感じです。いずれ礼受、瀬越の両駅も跡形もなく撤去される可能性は高いと思われますので訪問はお早めに。

 

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仕方がないので休憩がてら駅近くの旧阿分小学校を見物。止まった時計が哀愁を醸し出しています。

2014年閉校とここまで見てきた廃校の中ではかなり最近のものでした。

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しかし神様はゆっくりと感傷に浸る間も与えてくれません。

なぜなら

便意を催したからです。

 

勘弁してくれ、こういう田舎町でトイレを探すのはほんと一苦労なんだよ・・・。

 

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トイレあった!・・・と思いきや「閉鎖中」の文字が。

貴重なトイレを封鎖して何がしたいんだ?いじめか?いじめなのか???

と当たっても仕方がないので、せめて腸を刺激しないよう慎重に進んでいきます。

 

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日本人は基本無宗教だと言われますが、便意を催したときは急に有神論者が増えるとされています。最近は「うんこ漢字ドリル」なる商品もあるくらいですから、「腸内安息祈願」みたいなお守りがあってもいいような気がします。

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海沿いの路線といえばトンネルが多い、というのが近年ではもはや常識になりつつありますが、この廃線区間にはあまりトンネルは見受けられません。もちろんトンネルが無いことは景色を楽しめたり、位置情報の取得に苦労しなかったり(駅メモラー限定)とメリットが多いのですが、日高本線肥薩線などの例を見ると、「絶景の裏に災害あり」だなあと思わされます。

 

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さて、次の信砂駅はいったん海沿いコースを外れることになります。

そして信砂駅の位置を調べていた私に朗報が。

 

信砂駅を過ぎるとセイコーマートがある!

 

っやっぱセコマよ~。

これでトイレ問題はほぼ解決ですが、油断せずにいきたいところです。

 

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日田彦山線のときみたいにほとんど車も通らないような道を歩いてるわけじゃないんで遭難の心配はないと思いたいです。

 

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駅の手前、留萌方面にはまだ鉄道橋が残っています。ここだけ見ると廃線になって4年も経ったとは思えません。

 

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というわけで信砂駅跡地です。前述した通り跡形も残っていませんが、わずかながら地面が盛り上がっているように見えます。

 

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駅見学もそこそこに、近くのセコマに駆け込みました。

「実家のような安心感」とはまさにこのことでしょう。

 

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さてセコマからほど近い場所に次の舎熊駅があります。

 

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舎熊駅の特徴はこのやたらと広いロータリーにあります。

wikipediaによると、最盛期は2面2線ホームに加え、貨物側線を有していたらしく、その名残が見受けられますね。

 

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現在では工事関係者の資材置き場と化しています。

 

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元駅舎方面から見た駅前。

 

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看板でアピールしているくらいなのだから有名な景勝地なのかと思いましたが、特に情報は出てきませんでした。

近くにあるこれまた謎の宿泊施設「B&B シーヌプシャ」と合わせて今度行ってみましょうかね。

 

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そこからすぐ近くに朱文別駅跡があります。

ここは駅に通じるまでのスロープ跡があるので分かりやすいですね。

 

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駅前には電器屋がありましたが当然のように潰れています。

 

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増毛町がフルーツで有名なのは知らなかった。

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いよいよ市街地が近づいてくるとこのような可愛らしいリンゴ型の看板がお出迎えしてくれることからも、この町のフルーツ推しが分かります。

 

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こちらが箸別駅跡なのですが、もう完全に工事関係者の私有地となってしまっており構内に入ることは出来ません。

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パレット?の隣にひっそりと存在している屋根付きの建物が駅舎だと思われます。

なぜ中途半端にあそこだけ残しているのでしょう?もしかして鉄オタへのファンサービス?(多分違う)

 

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いよいよ増毛町の市街地、そして増毛駅が近づいてきました。

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キターーーーーー!!!!!!

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15:10 増毛駅到着

 

というわけでこれが現在の増毛駅です。木造の味のある駅舎はそのままに、中には特産品販売のお店が入居しています。ここでタコザンギとリンゴジュースを買って長旅の疲れを癒しました。

 

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以前はただの砂利道でしたが、観光地として整備されたことにより、枕木を再利用した道が出来ています。

 

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そしてホーム上には新たに謎のオブジェが追加されていました。

4年前に来た時には無かったはずです。

 

↓ 廃止直前に増毛駅を訪問した時の様子

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この頃は木造駅舎の手前に職員専用の施設があったようです。

このときと比べるとさすがに駅周辺はずいぶん静かでした。まあ平日だったこともありますが。

留萌~増毛間が途絶えたことにより果たして訪問客の数にどれほどの差が生まれたのでしょうか・・・。

 

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新十津川駅はついに駅舎の解体が始まったようですが、こちらはいつまでも残っていてほしいですね。

 

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近くの蔵では大漁旗の展示が行われていました。

脚が痛くて遠くまでは行けなかったので、ちょうどいい暇つぶしになりました。

 

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帰りはさすがに沿岸バスを使用。

こちらも本数を減らすなど最近は苦労しているようですので、少しでも力になれればなと思います。 

 ちなみに旧増毛駅から乗ったのは私1人でした。

留萌駅に着くころには5,6人くらいは乗っていたと思います。

 

出発まで時間があったので、行きでは見られなかった留萌駅の構内を散策しました。

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(上)「懐かしの留萌本線」、もとい栄えていた頃の留萌本線の写真や資料が飾られています。これを見た後に現在の同路線の駅を見ると栄枯盛衰をまざまざと感じます。

 

ちなみに下の運賃表は旧国鉄のものではなく、留萌本線恵比島駅を起点とした「留萠鉄道」という私鉄のものです。

 

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留萌駅の駅舎の写真 もそうですが、今どきではもはや珍しい、昔のままの無骨な造りの駅となっています。ちょうど同じ北海道の釧路駅なんかもこういうタイプですね。

留萌本線では留萌~石狩沼田駅間にて更に部分廃止が行われることがほぼ確定しているため、このような光景を見られるのも今のうちでしょう。訪問はお早めに。

 

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 全体的に懐かしさを感じさせてくれる駅です。

 

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増毛行きホームの案内もまだひっそりと残っていました。

 

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というわけで深川駅に帰還。

乗ってきた車両の後ろからは19:22発留萌行きの車両が出発しようとしているところです。ラッシュアワーのため席が全て埋まる程度の客は乗っていました。

部分廃線の話によると多くが留萌までではなく石狩沼田までの利用なんでしょうかね。

 

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さて、せっかく特急にも乗り放題のきっぷですから、旭川までは特急ライラックで向かいます。

旭川では山頭火でラーメンを頂いて今日一日を終えました。

 

【まとめ】

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たった13kmの移動ですが6時間もかかってしまいました。

やはり前日の疲れの影響もあったのか、早い段階で脚が悲鳴を上げてしまいましたね・・・。このこともあり最近はランニングをして脚を鍛えるようにしています。

 

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駅メモで獲得した称号がこちら。

きっちり廃線区間全てのはじめまして称号を頂きました。順調に進んでいます。

 

そして肝心かなめの周遊パスで浮いた金額ですが・・・

・滝川→留萌(普通列車)・・・1680円

・留萌→旭川普通列車+特急)・・・2520円

合計 4200円

 

周遊パスの1日あたりの金額が2000円ですから、なんとこれだけの移動で2200円も元が取れてしまいました。(とはいっても100km以上は移動していますが・・・)

いかにぶっ壊れきっぷであったかがよく分かりますね。

 

というわけで最後に1日の使用金額の合計まとめ。

・JR運賃・・・2000円

・沿岸バス 旧増毛駅留萌駅前 片道・・・430円

・旧増毛駅舎 昼食とお土産代(送料込み)・・・約5000円(レシートを失くしましたorz)

・夕食 らーめん山頭火・・・820円

・ホテル代・・・5500円

 

合計 13750円

 

4日目に続く・・・。