こんばんは。高岡氏です。
ついに、東京都含む一部の都道府県に「緊急事態宣言」が発令される見込みとなりました。正直ここまでオーバーな話になるとは全く思ってもみませんでした。もっとも、字面だけ見ればヤバそうですが、その実、今まで出ていた自粛要請とさしたる差はないようです。それでも、字面がヤバそうなので自粛ムードは最高潮に達することでしょう。
弊社でも先週から在宅勤務がスタートしています。以前に書いた記事（↓）内で、
「通勤はしてんだから自粛しなくてもいいだろ！」と言っていましたが、会社から自粛のお墨付きをいただく形となりました。
さてさて、こんな状況になっても懲りずに外出する困った駅メモラーの皆さんもいらっしゃいます。私の電友にもいます。というか私も昨日ちょっとした大回りをしてきました。
もうお分かりかもしれませんが、結論から言うと、タイトルの問いに対する私の答えは「YES」です。こんなことを言うとまるで私が非国民であるかのように見なす方もいらっしゃるでしょうが、少し冷静になりましょう。
不要不急の外出自粛というのは「密閉空間を避ける」「密集場所を避ける」「密接場所を避ける」の三密を避けるための標語であって「一人で人が殆ど居ない場所に短時間出かけること」まで否定されてる訳ではないのに、外出しただけで袋だたきが始まる現状に対してすごく恐怖を感じる。#コロナウイルス
— おてんと🔰 (@otento_san3) 2020年4月4日
この方もおっしゃっているように、外出そのものは決して悪いことではないのです。
人が密集している閉鎖空間に行くことが悪なのです。昨日18きっぷ消費目的の大回り中に、私が撮った写真をご覧ください。
これが18きっぷ期間中のJR中央本線内の光景だ、と言われて貴方は信じられるでしょうか？見事なまでにガラガラです。この後私は身延線、東海道本線回りで帰宅しましたが、ほぼ空いていました。「密集空間には居なかったのでセーフ！」と私は胸を張って主張します。
また、在宅勤務中に私は、上司から「一人暮らしの人は誰とも会わない・喋らない状態が続くが大丈夫か？」と問われました（ちなみにその上司も一人暮らし）。実は、世の中部屋で引きこもっていることに耐えられない人は意外といるものなんですね。ウイルスを恐れるあまり鬱病になってしまっては本末転倒です。既にTwitterには、精神を病まれたであろう方々が攻撃的なツイートを繰り返しているのが何よりの証拠です。（え？元から…？）
ここまで、外出は悪くないよ、ということを話してきましたが、それでもやはりリスクを避けた行動をするのが望ましいでしょう。中でも
外出の様子をSNSで実況しない
これがなんだかんだ一番重要じゃないかな～と思います。もちろん、密集空間に行かないなどの最低条件は守っていることが前提で。
皆が外出を自粛していると何が起こるか。外出できず、さりとて家で時間を潰せるような趣味もない、そんな人達の鬱憤は、皆が我慢している中で抜け駆けする貴方達に向かいます。
貴方がネットで晒されることに興奮を覚えるマゾヒストならば止めはしませんが、そんな人はまずいないと思っています。自分の中で一貫した信念を持つのは良いことですが、自分は世の中の潮流に逆らっているんだ、という自覚を持つことも必要です。
また、駅メモラーが気にしたほうがいいかもしれないこととして、
称号の獲得
が挙げられます。
例えば、
東京→川崎→横浜→小田原→富士→・・・
という順番ではじめまして称号を取っていったとしましょう。そうすると、
「あっ、この人は今東海道本線で西へ向かっているな」となんとなく察しがつきます。
もうお分かりだと思いますが、獲得した称号は電友に通知されるため、自分が移動していることが知れ渡ってしまうのです。
電友が私のように、外出してもいいんじゃね？と考えていたり、誰がどんな称号を取ったかをあまり気にしなかったりという人間ならば良いですが、そうでなければ最悪電友を解除されて、Twitterもフォローを外される可能性があります。その可能性も踏まえた上で外出しましょう。
最後にもう一度だけ言っておきますが、外出そのものは決して悪いことではありません。なのになぜ非難されるのか、それは「みんな我慢してるのにアイツだけ許せない！」という考えが蔓延しているからです。私に言わせれば、どうしてもウイルスが怖い人は我慢して、そうでない人は節度を守って外出を楽しめばいいんです。何でもかんでも「平等」でないと気が済まない人が多すぎるんですよね、この国。
現状できる一番のことって、人間の醜いところがじっくり凝縮されたTwitterから離れて、心の免疫力を保つことなのかもしれませんね。
ではでは。
