どこかの駅メモラーの雑記帳

そこそこベテランの駅メモラーのブログです。旅行記や日々感じたことを書いていきます。

【新型コロナ】今回の騒動、やっぱり大袈裟じゃね?

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こんばんは。高岡氏です。

 

 本当ならこのブログも、旅行記を積極的に書いていきたいのですが、この情勢でどこかに旅行に行くのはそれこそ自殺行為なので・・・

 

 相も変わらず、世間では

「大切な人を守るために、家にいよう」だの、

「今は我慢のときです!みんなで頑張りましょう!」だの白々しいメッセージが溢れています。別にこんなときで無くたって君ら我慢大好きでしょ(笑)って思うのですが、だからこそ大人しく自粛していられるんでしょうね。戦中、いやそれより遥か昔より代々受け継がれてきた美しい日本人のDNAです。

 

 さて、単刀直入に申し上げまして、私は今回のウイルス騒動に関しては

「大袈裟だ」

未だにそう思っております。

私の考えは、基本的にこの頃 ↓ から変わっておりません。

 

tk0k1975.hatenablog.com

 

皆さんの言いたいことは良く分かります。

「お前どんだけ危機感無いんだよ・・・」

「人が何人も死んでんだよ!?」

「自分が移したらどう責任を取るつもりだ!」

大方こんなところでしょうか。TVを点ければマスコミが不安を煽るニュースを垂れ流し、SNSを開けば「自称・感染者」や「自称・医療従事者」たちが注意喚起をし、ならばとあらゆる情報源を断って現実逃避をしようとしても、外に出れば異常なまでのマスク率とシャッター通りに嫌でも現実を直視せざるを得ない状況です。「ただの風邪」だったはずのウイルス騒ぎはとうとう来るところまで来てしまった感があります。

 

しかし、こんな状況だからこそ冷静になって、原点に立ち返るべきです。現状は、不安を煽るニュースを真に受けて盲目的に恐れてしまっている人が多すぎると思います。

ここでいう「原点に立ち返る」とは、

 

・我々は何を恐れているのか

 

これを考えることです。

 

 

■ 我々は何を恐れているのか

 では具体的に、我々が例のウイルスに対し、ここまで恐れをなす原因となっているものは何でしょうか。

 

・根本的な治療薬が未だに見つかっていない

 これが現状最も大きい不安要素ではないかと思います。一応、「アビガン」なる治療薬が有効ではないかと言われていますが、仮に効果があるとしても、認証実験を経て実戦投入出来るようになるまで最低でも数か月はかかるようです。恐らく、そうなるまでこの自粛ムードは続くでしょう。

 しかし、私はこの「薬さえあれば安心」という現代医学絶対信者の考えこそ最も危険だと思います。そもそも、薬って別に病気を消すものではなく、あくまで体の免疫力を手助けするためのものですからね。軽度の症状ならば、別に薬なんて使わずとも家で寝て治したほうがお財布にも優しいのです。ところが、現代人は体調が悪いにも関わらず仕事をし、「薬を飲んだから大丈夫!」などとのたまいます。体調が悪いときは免疫をつけなければならないのに、進んでストレスを溜めていては全く本末転倒です。「風邪でも休めないあなたに」なんてふざけた宣伝文句が成立する社会なんて異常ですよ。普段からそんな馬鹿なことをしている現代人が、風邪に毛が生えた程度のウイルスに慌てふためいているのが本当に滑稽で仕方ありません。

 

・重症化したら死ぬ!あの有名人だって亡くなった!

 志村けんさんがウイルスの恐ろしさを身を以て教えてくれたんだ・・・」なんて言ってますけど、言い方は悪いですが、何人も死んでる中にたまたま皆が知ってる有名人がいた、という程度の話でしかないんですよね。もちろん、何人もの一般人が死ぬより1人の有名人が死ぬほうがインパクトが大きい、というのは至極当然の話ですが、やはり1人は1人です。

「いやいや、何人も死んでるんだったらやっぱり大変じゃないか!」

ごもっとも。しかし何度も言うようですが、病気が重症化するリスクがあるのは当然ですし、重症化したら死ぬ可能性があるのも当然です。普通に転ぶだけでも、雑菌が傷口から侵入して敗血症からの死、コースは十分にあり得ます。

 

ちなみに厚労省のウイルスに関するQ&Aを見ると、

 

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新型コロナウイルスに感染した人は、軽症であったり、治癒する方も多いです。国内の症例では、発熱や呼吸器症状が1週間前後持続することが多く、強いだるさを訴える方が多いようです。 新型コロナウイルスによる肺炎が重篤化した場合は、人工呼吸器など集中治療を要し、季節性インフルエンザよりも入院期間が長くなる事例が報告されています。高齢者や基礎疾患(糖尿病、心不全、呼吸器疾患など)を有する方では、重症化するリスクが高いと考えられています。 国内での発生事例と武漢からのチャーター便帰国者事例を合わせると、PCR検査陽性の方で症状のあった2,989人のうち、重症(人工呼吸器等を必要とした又は集中治療室に入院した)である方は、約2.6%でした(4月6日現在)。 なお、中国疾病対策センター(中国CDC)によると、2月11日までに中国で新型コロナウイルス感染症と診断された約44,000人のデータによると、息苦しさ(呼吸困難)などを認めない軽症例が80%以上と多くを占めており、呼吸困難が生じる重症や呼吸不全に至る重篤例は20%未満に過ぎないと報告されています”

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 ということだそうです。「20%未満」という数字を多いと感じるか少ないと感じるかはあなた次第ですが、全世界がパニックに陥るレベルの話かと言われれば、少なくとも私は懐疑的な感情を抱きます。 

 また、Twitterなどで「自称・感染者」がウイルスの恐ろしさを語ってバズっていますが、これはいわゆる「生存バイアス」と同じ原理です。人は極度の不安に陥ると、ポジティブな情報を遮断し、ネガティブな情報のみを見て「ああ、やっぱり俺の不安は正しかったんだ!」と答え合わせをしたがります。これはある種防衛本能のようなものなので仕方がありません。がしかし、本能に流されるままでは動物と同じです。何のために我々は高度な思考能力を身に着けているのでしょうか。

 

・他人に移したときに責任を取れない

 そもそも病気に責任もへったくれも無いと思うのですが・・・。

 例えば会社の上司が風邪なのに出社して、それであなたが移されたとしてその上司は責任を取るでしょうか。「ただの風邪ならばいい」なんて言い訳は通用しません。風邪に罹ることで、数%でもあなたの死のリスクが高まるのならば、この考えに沿えば、上司は何らかの責任を負うべきです。しかし、前述の「風邪でも休めないあなたへ」という宣伝文句が表す通り、責任どころか、むしろ「風邪なのによく頑張っているな」と称えられるのが一般的なのです。もっとも、この騒動が終息したら、「風邪なのに出社した人間には何らかの処罰を与える」という考えが一般的になっているかもしれませんが。いや、薬に絶対的な信頼を置いている現代人のことですし、それはあり得なさそうですね。

 現代人って、何でもかんでも「責任」という言葉に背負わせすぎではないでしょうか。とりあえずこの言葉を出しておけば無条件で他人の行動を縛れるんですから凄いですよね。罪のない他人を拘束しておいて、それでいて自分は良いことをした気分になれる言葉、それが「責任」。とっても便利ですし今度私も使ってみようかな???

 

 

 さて、長々と書いてきましたが、いかがでしょう。いかに我々がつまらないことを恐れているか、それが少しでも伝わったようであれば幸いです。未知のものを恐れるのは、ある意味生物に備わった本能のようなものですが、それでも少し頭を使えば、本当に恐れるべきものは何かが見えてくるはずです。

 現代の「超・情報社会」とでもいうべき世界においても、「完全なる未知」というのは未だ多く存在するでしょう。しかし、先人たちは未知に対し、現代よりリソースは遥かに少ないはずなのに無から有を生み出してきました。況してや、その先人たちの遺した多くの成果があるにも関わらず、このような些事でいちいち世界的パニックに陥っているようでは、彼らに合わせる顔がありません。

 

 最後になりますが、ウイルスを過剰に恐れる現代医学絶対信者たちに向けて、国民的人気漫画のキャラのとある名言をお送りして本記事の締めとさせて頂きます。

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ではでは。