どこかの駅メモラーの雑記帳

そこそこベテランの駅メモラーのブログです。旅行記や日々感じたことを書いていきます。

【熊本市内乗り潰し】年末恒例?な九州旅行に行ってきた④

こんにちは。高岡氏です。

 

3/12(日)に簿記3級の試験を受けて無事合格しました。94点でした。

さすがに3級レベルではあまり苦労することも無かったのですが、満点だと思って結果を見たらまさかの仕訳で2ミスという結果に・・・。

 

正直どこがミスっていたのか全く心当たりがないのですが(そもそもCBT試験なので振り返りようがない)、受験前に模擬テストをしたところケアレスミスもそれなりにあったのでそのせいかなという感じ。

 

まあ2級もストレートで受かれるようがんばるぞい!ってことで本題に入りましょう。

 

 

tk0k1975.hatenablog.com

 

 

阿蘇での旅を満喫した後は熊本市街地にやってきました。

この日はクリスマスだったので、駅前ではクリスマスマーケットなるものが開催されていました。食べ物やクリスマス関連グッズの屋台が並んでおり、多くの人で盛り上がっていました。

元々ドイツを始めとしたヨーロッパの風習だったようですが、現在では日本の各地でも恒例行事となっているようで、ここ熊本では2018年から開催されています。

 

私自身は限界独身男性なのでもはやクリスマスは特別な日では無くなってしまいましたが、クリスマスの浮かれた雰囲気自体は好きです。ぼっちを極めると「リア充爆発しろ」なんて考えは一周回ってどうでもよくなってしまうんですよね。いつか隣に誰かを侍らせながらこういうイベントに参加するときは来るのでしょうか・・・。

 

12/26(月)~市電・熊電乗り潰し~

熊本市電で9000駅達成!

まずは熊本市電から。

偶然にもいきなり最新車両「COCORO」に遭遇することができました。

どことなく既視感のあるデザインだと思ったら、デザイナーはお馴染み水戸岡鋭治氏。

ほんとどこへ行ってもこの人の名前が出てきますね。

 

車両前面にうっすらとVISAのロゴが見えますが、熊本市電では今年3/31まで、CMみたいに「VISAで」と言うと絶対に聞き返されるVISAのタッチ決済が運賃支払いに使用できるようになるという日本初の試みを行っています。

三井住友カードでVISAタッチ決済を使うと、コンビニやマックで高還元を受けられるので私もよく使っていますが、路面電車では交通系ICカードで十分かな。

 

 

道中、八丁馬場駅で9000駅達成しました。

あえて駅集めのペースは早くし過ぎないようにしていたのですが、いよいよレジェンドまで大詰めですね。レジェンド取ったら何人に電友切られるかな

恐らく今年中には取れると思いますので、プレチケ欲しい人は電友申請してくれたらいつでも枠は空けますよ。でもレジェンド取ってもすぐに切らないでね・・・

 

終点の健軍町そばにある商店街。

そこで目を引いたのがこちらの「豚足の自販機」です。

黄色い方は球磨地域で大人気の食堂「風月」が出しているもので、赤い方は「火の国豚足の自販機」というまた別の会社が出しているものです。

この2台は至近距離にあり、ここだけ豚足自販機の激戦区と化しています。

 

これ以外にも、福岡には「大吾の炭火焼き豚足」というこれまた違う会社の自販機があるのだとか。

 

九州民ってそんなに豚足好きなのか・・・。

 

熊本は『ケロロ軍曹』の作者、吉崎観音先生ゆかりの地でもあり、マンホールにはキャラクターのイラストがプリントされています。

ケロロ軍曹を見ていた方なら分かると思うのですが、作品内でいきなり団子を妙にプッシュしていたのは吉崎先生が熊本に関係していたからなんですねえ。

ちなみに作中に登場するいきなり団子はプルプルモチモチしてて美味しそうだなあと思っていたので今回初めて実際に食べてみましたが、さつま芋が前面に押し出されていてだいぶイメージと違いました。まあ美味しかったのですがアニメで見たプルプル感は無かったのでちょっと残念(笑)

あとはさつま芋がどーんと入っているので結構腹に溜まります。

 

健軍町まで行った後は上熊本行きのB系統に乗って上熊本駅へ。

市電はコンプしたので次は熊電に乗っていきます。

 

それにしても市電の駅メモ情勢は地主ばかりでなかなか燃やし甲斐がありましたね。

悪いメモラーにとっては往復しているだけで楽しめる路線かもしれません・・・。

 

 

どっかで見たことのある車両がいっぱい、熊本電鉄

JRでは熊本駅のお隣の上熊本駅

立派な駅舎ですが、肝心の熊本電鉄はというと・・・

 

え!?これ???

とても終点とは思えない質素な駅舎です。しかも無人駅・・・。

 

駅メモではJRと熊電で上熊本駅がそれぞれ分かれていますが、実際はここから出発してしばらくしないと熊電上熊本駅は取得できないので注意が必要です。

 

街中の路線ということでICカードはしっかり実装されています。

 

運行形態は上熊本北熊本上熊本支線)、御代志藤崎宮前(本線)で分かれており、上熊本支線の方は1時間2本の綺麗なパターンダイヤになっています。

 

また、以前は御代志駅より北側の菊池市・菊池駅まで路線があったようですが、30年以上前に廃線になってしまっています。

 

北熊本行きが到着。

外にも内にもくまモンだらけ。

世の中には熊本旅行の際くまモンを見たら死ぬゲーム」を楽しむ旅行者達が主にTwitterで観測されますが、これはもはやオーバーキルなレベルです。

 

北熊本駅で乗り換え。

御代志行きの列車には、降りたホームですぐに乗り換え可能です。

現在熊本電鉄の主力を担っているのは、東京メトロ都営地下鉄で活躍した車両達です。

日比谷線、銀座線の方は最近まで使われていた車両なので、車両に疎い私でも既視感があります。

 

北側の終点・御代志駅は昨年に移設工事が行われ、一部で「バス停のような終着駅」と言われていた頃と比べ、巨大ロータリーを有するザ・終着駅と言うべき姿に変貌を遂げました。将来的に2面ホームにも出来るようなスペースもありますね。

元の駅は見たことが無かったのですが、検索してみると行っておけば良かったなーと思う味わい深い駅でした(笑)

 

テクテクライフでは移転後の位置は反映されていません。

 

旧駅設備は国道387号線と公園に挟まれた位置にあり、パークアンドライドが出来なさそうな立地なので移転した理由もなんとなく察しがつきます。

 

昼食は駅前のレトロな食堂で頂きました。

何もかもが値上げ一直線の世の中にあって、なんとラーメン400円、チャンポン500円というお値段までもが昭和に取り残されたようなお店です。

 

今回はランチ時間帯の数量限定メニュー(どっかで聞いた話だと、広島県民は特に限定品に弱いらしい・・・?)であるホルモンセット650円を頂きました。

・ホルモン味噌煮

・白ごはん

・味噌汁

・漬物

のセットになっています。

 

合志市図書館に併設されたマンガミュージアムも気になりましたが、図書館自体が休館日だったので中に入れず。

続いて南側の終点・藤崎宮前駅。

こちらも2面ホーム用のスペースがある中での1面ホームになっていますね。

また、こう見えて無人駅です。

 

この駅の変わっているのは、改札に入る前に姿見が用意されていること。

ファッションに無頓着な我々異常独身男性に優しい駅ですね。まあそういう人種は姿見なんて見ないんですけどね

 

入口はあまり駅っぽさが無いですね。

 

熊本市街地を適当に散策

藤崎宮前の隣に「黒髪町」という変わった駅名があったので、徒歩で寄ってみました。

 

また髪の話してる・・・(AA略 とつい言いたくなるこの地名ですが、地名の由来となった「黒髪山」と呼ばれていた現「立田山」ですが、これが合戦で死んだ人間で川が黒く染まる様であったり、処刑された首の頭髪が残っていた様であったりしたことがこの呼び名の由来だったとされているそうです。怖いよお・・・

 

まあここに来たのは変わった地名なので何かマンションの名前とか面白いものがあったりしないかなーと期待していたからなのですが、特に何の変哲もない住宅街でした・・・。

野球の名門校である済々黌高校、そして熊本大学のキャンパスもあるなどいわゆる文教地区としての面が強いですね。

 

今川焼ほど有名ではないけど地域によって呼び方が違うアレ。

私の地元では「とんど」呼びでした。

 

肥後もっこすにとって馬術は当たり前の素養らしい。

さすがは馬刺しが名物の県ですね!

 

本当はこの後熊本城を見ていきたかったのですが、グダグダしていたら最終入場時間の16時半を過ぎており入れず・・・。

天守閣の石垣に大穴が空いた状況からどうなったのか気になっていたのですがしょうがない・・・。

 

最後は暇つぶしに未踏区間の熊本~新八代間を埋めるために往復しました。

 

周辺には田んぼばかりの当駅ですが、新玉名新大牟田新水俣の乗降客数が悲惨な3兄弟に挟まれている中ではまだマシな部類と言えるでしょう。もちろん普通列車も停まる駅だからというのもあるでしょうけど。

 

近くには八代市出身、平成を代表する強打者、松中信彦氏のミュージアムがあります。

昨年ヤクルトの「村神様」こと村上宗隆が三冠王を獲得したことで、最後の三冠王だった彼も話題に上がりましたね。両者とも熊本県出身というのもまた凄い。

大谷翔平、佐々木朗希、菊池雄星と近年ハイペースで素晴らしい投手を輩出している岩手と双璧を成すのが熊本県と言っても過言ではないかもしれませんね。

まあ大谷は野手としても超一流かつ、花巻東には佐々木麟太郎という野手の怪物候補もまた出てきているのですが・・・。

 

 

夜はせっかく熊本に来たので馬刺しを食べよう!と思って居酒屋に入ったのですが、調子に乗って食べ過ぎて会計が6000円を突破してしまいました。熊本グルメ美味いからしょうがないね。

函館朝市の「うにむらかみ」で5000円突破したのが過去最高だったのですがそれを更新しましたね。まあうにむらかみの方はうに丼1つで5000円超えというかなりのストロングスタイルなのですが・・・。

 

ippin.owst.jp

 

というわけで、本当にただ乗り潰しただけなのであまり色々なとこには行けませんでした。

田舎と比べて市街地の巡り方は本当に下手なのでつらいです・・・。

 

長くなりましたがもうちょっとだけ続きますのでよろしくお願いします。

ではでは。

社内ニート?窓際族?どんとこいや!・・・と思っていた時期が僕にもありました

こんにちは。高岡氏です。

 

WBC見ましたか?

2009年の優勝も大概よくできたドラマでしたが、今回はもはや出来すぎで気味が悪いレベルでしたね(笑)

もはやこれ以上の盛り上がりを見ることは出来るのか心配になってしまいますが、台湾・イタリアのような元々力を入れていた国のさらなる強化、キューバ・韓国といったお馴染みのライバル達の復活、チェコニカラグアといったあまり聞き馴染みのない野球新興国の台頭など、まだまだポテンシャルのある大会だと思うので、3年後にも引き続き期待しましょう。

 

 

さて、午前中の仕事を完全にサボってWBCに釘付けだった私に対する天罰なのか、会社が契約している社外のコンサルタントとキャリアアップに関する面談を行ったのですが、

 

そこでガン詰めされて泣きそうになりました🥺

 

 

なんでそんなことになったかというと、

 

過去に私の記事を読んだことのある方は、私がかなり「意識の低い会社人」であることをご存知だと思います。

 

tk0k1975.hatenablog.com

tk0k1975.hatenablog.com

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で、当然相手は面談に関してはプロなので、私が普段どんな仕事っぷりかなんてすぐに見抜かれてしまいます(仮に嘘を吐いたところで私の上司も同じ方と面談しているのですぐにバレちゃいます)。

 

タイトルにもあるように、今まで私は

「社内ニート?窓際族?働かずに給料もらえるなんて最高やん!」

・・・と考えていたつもりだったんですよ。

 

 

コンサルの人「君は普段あまり負荷の掛からない仕事をしているみたいだけど、そのしわ寄せはどこに行っていると思う?」

 

コンサルの人「君の上司にも話を聞いたけど、『高岡くんがもう少し仕事を積極的に受けてくれたら現場はもっと楽になる。けどそれを言ったらプレッシャーに感じてしまうかもしれなくて言い出せない』って言ってたよ」

 

コンサルの人「今は上司も会社も優しくしてくれてるけど、苦しくなったら真っ先に捨てられるからね」

 

コンサルの人「30過ぎのおじさんがクダ巻いても誰も助けてくれないよ?」

 

コンサルの人「もし今のまま50代になって『働かないおじさん』になって新人に蔑まれてもいいの?」

 

ぼく「

 

まあ薄々、というか分かっちゃいたのですが敢えて見て見ぬふりをしていたことを全部言われちゃいましたよね。

 

「頑張りたくない」という気持ち自体は今も昔もずっと変わらないのですが、それを貫こうとする人間に対する世間の風当たりは思った以上に冷たいんです。

社外の人に言われただけでちいかわと化す私が、上司から直接こんなことを言われた日には・・・ いや、むしろ何も言われずただ見捨てられるだけだったでしょうね。

 

これだけのことを言われても尚「ふーん、で?」と言ってのける猛者だけが、ニートになる才能を持った人間なのだと強く実感しました。

所詮私は社会性の中で生きるしかない羊の一匹に過ぎないのです。

誰かを必要とし誰かから必要とされる関係性の中でしか生きていけない。

 

これを読んでいる方の中で、タイトルのようなことを考えている若い方がいたら、本当にそういう状況になって耐えられるか想像してみてください。あるいは本当に自分は全く期待されていないのか、一度上司と腹を割って話す機会を設けてみてもいいかもしれませんね。

 

私はもう面談の度にはぐらかし続けて時間を過ごすのが嫌になりましたし、どうせ無能ならやるだけのことをやってそれでもダメだった、という評価の方が色々楽だと思いました。

 

5年目にしてようやく現実と向き合っていくことにします。

 

ではでは。

 

 

【南阿蘇フィールドワーク】年末恒例?な九州旅行に行ってきた③

 

こんにちは。高岡氏です。

 

JALが片道6600円セールを開催するようですね。

ちょっと前にANAが7000円セールを発表していましたが、あからさまにそれに対抗する価格になっています。

6月にエスコンフィールドに行くべく北海道行きを考えているので、なんとしても座席争いに勝ちたいところです(まあスタジアムの座席争いにも勝たないといけないんですけど・・・)。

今年は現地観戦を増やしていく予定なので、こういうキャンペーンをどんどん利用していきたいですね。

 

www.jal.co.jp

 

 

というわけで、昨年12月の熊本旅行レポの続きといきましょう。

前回は南阿蘇鉄道沿線の観光を取り上げたので、今回はその続きから。

 

tk0k1975.hatenablog.com

 

 

2日目・12/24(土)夜

南阿蘇鉄道の観光が終わったので、この日の宿がある阿蘇駅までやって来ました。

阿蘇駅前ではウソップがお出迎え。阿蘇といえば草千里を始めとする大草原が観光名所となっていますが、地震で傷んだ草原を復活させるために、自然の力を武器にする彼がやって来たということだそう。

 

本当は立野駅周辺に泊まれれば一番良かったのですが、どうにもお安く泊まれる宿が少なく、なんとかここ阿蘇駅周辺に外国人観光客多めの安宿を見つけることが出来ました。

 

チェックインが20時ということで、とりあえず食べてからチェックインすれば良いか!とのんびり夕飯を食べていましたが、これが後々ピンチを招くことに・・・

 

夕飯は駅近くの「イースト珈琲館」で頂きました。駅前にあり21時まで営業しているというとても有難いお店です。ここの「石焼高菜めし&チキン南蛮定食」が本当に美味しかった・・・!

熊本の郷土飯として知られる「高菜めし」ですが、ここではそこにバターと卵が加わり、さらにそれを石焼にするというとても贅沢な仕様です。チキン南蛮の方は少し酸味が効いているのですが、これがカロリーの高そうな高菜めしと本当によく合います。

夢中になってかき込みました。店内の雰囲気も良くて本当におすすめしますよ。

 

www.google.com

 

さて、夕飯を食べて次の日の朝飯をコンビニで買っていると、時刻はチェックイン時間の20時を過ぎていました。宿からの着信に慌てて折り返し、どうにかチェックインしてもらえましたが、

「電話に出なかったので本当ならもう受付を締め切ってるところでしたよ」

と宿の方に言われて背筋がゾッとしました・・・。

 

皆さんはこんなことにならないように、観光はちゃんとチェックインを済ませてからにしましょうね!どうしてもチェックイン時間に間に合わないときはちゃんと宿に連絡を忘れずに・・・

 

3日目・12/25(日)~震災の傷跡~

朝の肥後大津行きは1両編成。

マジか・・・と思いましたが座れる程度の混雑でした。

 

というわけでまたしても立野駅に来ました。

今回は本当によくお世話になります。

 

この日の目的は、南阿蘇村の震災跡を見学して回ることです。

目的の場所は駅から離れた場所に点在しているため、バスを使おうと思ったのですが・・・

 

 


こ、これでどうやってバスを使えというんだ・・・。

せいぜい病院に行く老人が使う程度のものですかね。

現在とはルートが違うとはいえ、元々1日6便はあったこの路線ですが、震災を境にこの通り本数が減ってしまいました。まあ震災なんでしょうがないといえばしょうがないのですが・・・。

 

というわけで歩いていくことにしました。

 

(上)今回撮影(下)2021年3月撮影

立野ダムが順調に建設されていますね。
事業が始まったのが1983年とのことで、ダム建設とは非常に長期の工事なんですね。

 

見所その①・新阿蘇大橋

立野駅から30分ほど歩くと早速最初の見所、新阿蘇大橋に到着です。

 

2021年3月に完成したばかりの出来立てほやほやですね。

「新」阿蘇大橋、という名前ですが、旧阿蘇大橋はどうなったのかというと、お察しの通り地震で崩落してしまいました。

地震発生時にたまたま橋の上にいた学生が橋の崩落に巻き込まれ亡くなるという痛ましい事故が発生してしまったことで、新しく建設する橋には崩落しないための工夫が施されています。

 

(マウスカーソルを合わせると、国土地理院の地図に変わります。国土地理院の地図の赤線で示されているのが布田川断層です。)

阿蘇大橋は、旧阿蘇大橋から南に600mほど離れた所に建設されているのですが、どちらも布田川断層に跨っているのは変わらないため、地震発生前と同じ組み方をするとまた崩落してしまいます。

 

手前にある橋脚を見てみると、他の物とは異なり、少し幅広になっていますね。

また、上の橋桁の部分にも接合部に少し隙間があります。ここはちょうど断層の真上部分にあたるため、地震が起こると橋桁が大きく左右に揺れることになりますが、この構造により橋桁が落ちにくくなっているというわけですね。

 

・・・と、いうことが展望所の案内板に書かれていますので、興味があればご覧ください。

 

奥の方にある阿蘇長陽大橋もなかなかの迫力です。

 

展望所にはカフェがあるので、一服しながら日本の震災対策技術の結晶をゆっくり観察してみてくださいね。

 

見所その②・旧阿蘇大橋跡と数鹿流崩れ

さて、先述した旧阿蘇大橋ですが、震災で崩落した当時の姿のまま震災遺構として保存されています。川の向こう岸から見ると崩れて崖に引っかかっている橋桁を確認できます。今回はそこまでは行けませんでした。

ここから見える無残に山肌が露出した部分は「数鹿流(すがる)崩れ」と言われており、地震の規模を物語っています。

先述の布田川断層の上を通っていた道。道路のセンターラインがずれてしまっています。

阿蘇大橋遺構のすぐ傍に、この日の目的地の1つ、旧東海大学阿蘇キャンパス正門もあります。が、正門から構内に入ることが出来ないため注意が必要です。

というのも、

地図上では立野駅側の入口が2つあるように見えますが、いずれも現時点では道が崩落しており入ることが出来ません。

今回私は立野駅から訪問しましたが、鉄道を使って訪問したい場合は赤水駅から訪問した方が近いです。先述の通りバスの本数も乏しいですし、赤い線で描いた道を歩くと普通に1時間くらいはかかりますからね・・・。

 

なお、正門から構内に入るとこんな感じです。

この場所だけ時が止まっているようです。

これが正門からは入れない理由です。

ここは遺構としてこのまま残す方針なんでしょうかね。

 

見所その③・震災伝承館「轍」

かつて小学校だった建物をミュージアムにした「轍」ですが、土曜日のみ開館なので訪問の際は注意が必要です。

見所その④・阿蘇猿まわし劇場

というわけで阿蘇キャンパスへ行くために県道を歩いていると、もう11時が迫ってきました。

すると、お誂え向きに11時から猿回しの舞台があるじゃあないですか。

元々見る予定ではいて、最初は午後の部を見ようと思っていたのですが、ある意味運良く予定が狂いました。

 

だだっ広い駐車場に車は5台だけ・・・。

震災やらコロナやらで長らく休館状態が続いていたらしく、色々大変だったようです。

 

ホームページでは大きな劇場で演じているシーンが紹介されているのですが、先述の通りの苦しい状況のためか、現在では大劇場の手前の小さな建物で公演を行っているようです。

でもこれはこれで演者と猿の息遣いを近くに感じられるので、客が少ない今のうちに行けたのはむしろラッキーだったかもしれません。

 

www.asomonkey.com

 

公演後には演者と写真撮影。

とても癒されるので阿蘇に行った際にはぜひ訪問してみてください。

公演時間も40分くらいと観光の合間のちょっと空いた時間にちょうどいい感じになっています。

 

見所その⑤・旧東海大学阿蘇キャンパス

正午過ぎになってようやく目当ての東海大学阿蘇キャンパスに到着。

向かう道はまだまだ整備されていません。

 

阿蘇キャンパス自体は廃止になりましたが、手前の阿蘇実習フィールドは現在でも東海大学が使っているので勝手に入らないようにしましょう。

現地にはガイドの方がいて、頼めば解説してもらいながら見学できます。

 

上から見ると「人」の形をした変わった校舎ですが、現在はそれぞれが切り離されています。写真だと分かりにくいですが、断層の真上に位置する真ん中の部分の負担が特に大きく、その部分だけ激しく損傷しているため、保存の都合上そうなっているとのこと。

 

地震により表出した断層は、風化しないように樹脂で固められています。

 

そしてここにはロビン像が設置されています。

考古学者として震災の歴史と教訓を語り継ぐ手助けをしてくれるそう。

 

キャンパスの隣には震災遺構を展示するミュージアム熊本地震 記憶の回廊」が開設される予定です。

 

見学が終わるとガイドの方が車で送っていこうかと申し出てくださったのですが、さすがにまだお昼なのでもうちょっと見て回るためにお断りさせていただきました。

 

といってもこの時間から阿蘇ファームランドに行ってもしょうがないので、とりあえず山道を登りながらどこへ行こうか考えることに。

 

見所その⑥・サジェストが不穏?杉養蜂園

熊本市に本社を置く蜂関連製品の企業、杉養蜂園の店舗です。

時期によっては女王バチの展示であったり、クイズラリーのようなイベントを行っているそうですが、この日の訪問では特にそんなことはありませんでした。

 

さて、wikiによるとこの企業は「独自のダイレクトテレマーケティングによるシステム」が特徴らしいのですが、検索したときのサジェストがこちら。

「杉養蜂園 しつこい」

「杉養蜂園 宗教」

 

どうやら商品購入時に会員になると、新商品や限定商品の販売時に電話を掛けてくるようで、それがすこぶる評判が悪いようです。

もし事実であれば、プライバシー意識の高まった現代で電話営業は嫌われるのでしゃあなしですねえ。とはいえ私もここで商品をいくつか購入しましたが、会員勧誘をされることはありませんでした。単純に金を持ってなさそうだと判断された可能性もありそうですが、普通に店舗で商品を購入する分にはあまり気にしなくても良いと思います。

 

循環バスのルートとは逆方向に山を登っていきます。

 

見所その⑦・葉祥明絵本美術館

絵本作家・葉祥明氏の弟・葉山祥鼎氏が館長を務める美術館です。

葉祥明氏の原画と、彼の書いた人生訓のような言葉がセットで展示されています。また、館長の葉山祥鼎氏も作家活動を行っており、その作品も展示されています。ご本人もいらっしゃいました。

絵と人生訓をセットにした展示方法としては、以前訪問した富弘美術館を思い浮かべるのですが、今回は若干説教臭さを感じて個人的にはあまり刺さらなかったなあという感じです。

 

tk0k1975.hatenablog.com

 

ここのメインは、何と言っても庭でしょう。

というのも、この庭こそが彼らの絵本の舞台であり、絵本の世界をそのまま現実に持ってきたような光景を見ることが出来ます。

まあ訪問時期が時期なんで、どうにも寂しい雰囲気になってしまいましたけどね・・・。

ファミリーで来たお父さんが、

「絵本の世界だ!感動だなあ・・・」

的なことを言っていたので、彼らの作品のファンは訪れてみるべき場所でしょう。

 

そうでなくとも、春~秋にかけては希少な「ブルー・ビー」、つまり青い蜂を見ることも出来るので、幻想的な雰囲気を味わえること請け合いです。私も次に来るときは暖かい時期にしようと思います。

 

なお、以前はここと、その奥の「大野勝彦美術館」までバスが走っていたのですが、現在は休止状態になっています。

南阿蘇鉄道が復旧したらバスも復活するのでしょうか・・・。

 

そろそろ良い時間になってきたので山を下りることに。

時間的に次が最後のスポットになりそう。

のどかな田園風景が広がります。

 

見所その⑧・南阿蘇復興公園

東海大学阿蘇キャンパスのガイドの方に、

「京大の火山研究所がある所(図中黒丸の右にあるやつ)で大規模な地滑りがあって、地層が剥き出しになった場所がある」

と紹介されて気になったので、その付近にある復興公園にやってきました。

 

公園というか住宅の分譲地のように見えますね。

実際は、今後また同じような災害が発生した際に100台程度の車を停められる駐車場スペースとなっています。

住宅の手前には倉庫や仮設トイレがあるのも分かりますね。

ただのモニュメントとしてだけではなく、防災訓練にも使われることでまさに震災の教訓を後世に伝える場になっている、というわけです。

 

もちろんモニュメント的なやつもあります。

 

では地滑り跡を見ていきましょう。

 

(上)復興公園側から見た地層(下)火山研究所へ向かう道から見た地層

あまり近づいて見ることは出来ませんが、これだけ綺麗に露出した地層を見る機会もあまり無いと思います。

 

写真では分かりにくいですが、地層の少し下に目をやると山の斜面が階段状に整備されています。これこそが地滑りの跡です。

 

この真下にある集落はそりゃひとたまりも無かったわな・・・。

 

復興公園側からは東海大学阿蘇キャンパスと数鹿流崩れの両方を臨むことが出来ます。震災の象徴的な遺構を見渡せるこの場所は、まさに「復興公園」に相応しい場所と言えます。

 

 

3日目まとめ

というわけで、バスの本数の少なさを嘆きながらもなんやかんやで南阿蘇フィールドワークを楽しめた1日でした。

次の日からは熊本市街地で市電と熊本電鉄の回収に向かいます。

 

結果的に20km以上もひたすら歩き回っていたわけですが、ここまでご覧になっていただいたのであれば分かるように、

徒歩だけでも意外に色んなスポットを見て回れます。

 

阿蘇の綺麗な空気を吸いながらさらに健康に良いウォーキングなんて贅沢な体験ですね。

 

そうそう、昼食は立野駅近くにあるおべんとうのヒライで買うのがおススメです。

熊本・福岡を中心に展開するローカルコンビニチェーンで、「ちくわサラダ」なるものが有名ですが、全体的にどれもボリューミーでウォーキングのお供に最適です。

今回はサラダ巻きと片手で食べられるのり弁を購入しました。

 

 

・・・え?どういうことかって?

 

 

文字通り、おにぎりの中にのり弁の具を全てぶち込んだだけという最高に頭の悪いメニューです。

 

熊本県民のソウルフードとして紹介されるだけのことはありますね・・・。

 

 

さて、南阿蘇鉄道が復旧した日には、阿蘇に鉄オタを始めとした観光客が殺到してこんな風にゆったりと観光できなくなってしまうかもしれません。

というわけで、今が穴場(?)な阿蘇に、復興の息吹を感じに行ってみてはいかがでしょうか。

 

ではでは。

 



 

「田舎移住の7か条」に見る多様性の難しさ +α

こんにちは。高岡氏です。

 

先日「都会風を吹かすな」というパンチの効いたワードがTwitterを騒がせていましたね。

 

www.town.ikeda.fukui.jp

 

「田舎移住に失敗した」という話はよく耳にしますが、そんな失敗を繰り返させまいとわざわざ自治体側からこんな発信をするのは異例のことでしょう。

田舎ならではの濃密な人間関係や風習について、「覚悟の準備をしておいてください!」と言わんばかりのこの7か条、田舎嫌いのTwitter民には当然ボロクソに言われているのですが、こういうのって田舎に限らず当たり前のことだと思うんですけど違いますかね?

 

――――――――――――――――――――

例えばあなたが壁の薄いアパートに住んでいるとします。

ある日、隣に中国人が引っ越してきました。

中国人はいつも大きな声で話し、あなたの部屋には壁越しにいつも話し声がダダ漏れです。

当然そのことに関して中国人に抗議にいくのですが、中国人は「お前は何を言っているんだ」と言わんばかりな顔で、

「私の国ではこのくらいのボリュームで話すのが当たり前なんだ。君が受け入れてくれ」

と一蹴されてしまいました。

――――――――――――――――――――

 

この話を見た多くの人は「中国人が悪い」と言うことでしょう。

 

何故か?

 

もちろん中国人自体をよく思わない嫌中感情も大きいと思います。Twitter民は基本的に田舎嫌いなので、今回の件も「とりあえず田舎だから」反射的に叩いている人も多そうですね。

 

でもそれを差し引いても思うことはあると思います。

「お前の国ではどうであろうがここは日本だ!それにここには俺の方が長く住んでいるのに、なぜ新参者のお前がいきなり自分ルールを押し付けてくるんだ?」

と考えたあなた。それは正常です。

 

otonanswer.jp

実際中国人が大きな声で話すのにはそれなりに理由があるのですが、意識して調べなければ日本人にとってそんなことは知ったこっちゃありませんよね。

それなのに「俺を受け入れろ。それが出来ないのはお前の度量が狭いからだ」と言われたらどう思いますか?ムカつきますよね。

 

でも現代では「多様性」の名の下に、

「異なる文化を受け入れられない方が悪い。そんなコミュニティなんて滅んでしまえ!」という意見がまかり通ってしまうのです。

 

そもそも私は「多様性」という概念を全く以て信頼していないし、本当の意味で人類が多様性を実現できる社会なんて一生来ないと思っているのですが、その筆頭が「多様性」という概念においてしばしば無視される「受け入れない自由」です。

 

今流行りのLGBT(なんか今じゃLGBTQQIAAPPO2Sなんてことになってるらしい。わけわからん)だって、それに対して受け入れられないことを表明すれば一発で社会的地位を失ってしまいますからね。最近だと首相秘書官が同性婚に関して否定的な発言をして更迭されました。

もちろんそんなことをマスコミの前でうっかり漏らしてしまう危機意識の低さは大概だと思いますが、これで一発アウトになってしまうのは、結局のところ多様性と言いながら思想統制が行われているのと同義です。

 

 

池田町の話に戻りますが、確かに古臭い田舎の因習を嫌う人は多いと思いますし、それを示すように多くの田舎町は人口減少の一途を辿っています。(私もこういう場所に旅行で訪れるぶんには良いと思いますが、積極的に住みたいとは思いません・・・。)

でもだからといって、町に来たこともないであろう人達が「このままだと滅びるぞ!価値観をアップデートしろ!」とピーピー騒ぐのは彼らにとっては大きなお世話なのです。

あえて「変わらない」という選択をした彼らに幸あれ。

 

ではでは。

 

 

 

※ここから先は余談です。

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~

まあよく言われていることですが、

都会からいきなり限界集落!なんて移住はやめといたほうがいいでしょうね。

初めての移住は、とりあえずほどほどな地方都市から始めるのが吉でしょう。

 

そんなあなたに広島県福山市がおススメ!

 

Q.仕事はあるの?

A.国内最大級のJFE西日本製鉄所を筆頭に、福山通運エフピコ青山商事など一流企業がたくさん!大口のクライアントとも取れるから起業にも向いた土地だね!

 

Q.どのくらいの規模なの?

A.50万人近い人口!全市町村の中で44位の人口とまさに「そこそこな都市」。都会過ぎず田舎過ぎないぞ!のぞみも停まるぞ!(ここ重要)

 

Q.なんか地味だし見るもんなさそう・・・。

A.ぶっちゃけこれといった観光地はない。でも逆に観光客が少なくて過ごしやすいぞ!観光したかったら隣の尾道市まで行こう!倉敷美観地区矢掛町の古風な街並みを見に行くのもいいぞ!

 

Q.災害とか怖いんだけど・・・

A.瀬戸内海に面した穏やかな気候。台風が来ても中国山地四国山地が守ってくれるから上陸するころにはだいたい弱体化しているぞ!あと大きな地震もあんまり来ないぞ!地震大国日本においてはとても重要な要素だね!

 

Q.私テレビっ子です。

A.テレビせとうち(岡山のテレ東系列局)が場所によっては映るぞ!なぜか広島にはテレ東系の局が無いけど福山ならワンチャンあります。(ちなみに我が家では映りません)

 

Q.カープが好きなんだけど広島まで地味に離れてるよね・・・

A.ぶっちゃけそこはしょうがない・・・。でも広島市ほど宗教みたいにカープカープしてないから程よい距離感で応援したい人にはおススメ!

あとJリーグ入りを目指してる福山シティFCが今はアツいぞ!

fukuyama-city.com

 

Q.なんか岡山でも良さそうなんだけど?

A.で、でも福山にはカープ坊やのナンバープレートがあるから・・・

なお今年から広島ナンバーにもカープデザインが使われるので唯一のアイデンティティでは無くなる模様。まあ今まで広島市サイドがこれをやってこなかったのがおかしいんだけど・・・。

 

・・・私の地元なので贔屓目もありますが実際かなり住みやすい街ではあると思ってます。

よかったら選択肢の1つに入れてみてくださいね。

案件とかではないです。

【南阿蘇鉄道】年末恒例?な九州旅行に行ってきた②

こんにちは。高岡です。

ついにイベント開催時の声出し&客数制限の撤廃の方針が定められましたね。

5類移行が完了すればいよいよこのコロナ騒動ともおさらば出来そうです。

ここでは語りませんが、本当にろくでもない3年でした・・・。

 

さて本題。

昨年末の熊本旅行レポートの第2回です。

↓第1回はこちら。

tk0k1975.hatenablog.com

 

今回は南阿蘇鉄道の終着駅、高森駅から始まり南阿蘇村を訪問した記録となります。

 

 

2日目・12/24(土)②~南阿蘇鉄道の駅を巡る~

マンガの街、高森町

熊本県では「熊本復興プロジェクト」と称して、ONE PIECEの主人公・ルフィ率いる麦わらの一味たちの銅像が震災で特に被害の大きかった地に設置されています。
これは原作者で熊本出身の尾田栄一郎先生が非公表で熊本に寄付金を渡したところから始まります。尾田先生への感謝の気持ちとしてルフィ像を建てようという話になったのですが、事情を知らない住民からは当然クレームが寄せられ、やむなく尾田先生が支援したことを公表して、その後麦わらの一味全員の像を設置することになりました。

 

この銅像を目当てに熊本の各地を訪問している観光客を多く見かけたので、結果的に銅像の設置を決めた県知事は有能だったことが証明されましたね。

ちなみに、このフランキー像を目にした先ほどの中国人観光客の一人は

「スーパー!!!」

と叫んでおり興奮を隠せない様子でした(笑)

 

駅舎内には土産屋を始め、熊本復興を祈念した有名漫画家たちのサイン色紙、世界各国から募集されたサイレント漫画、要はセリフ無しの漫画などが飾られており、「マンガの街」の玄関口にふさわしい光景がお出迎えしてくれました。

 

ついでにペッパー君も放置されています。何に使われていたんだろう・・・。

 

 

さて、高森町を「マンガの街」と紹介しましたが、それを象徴するのがこちらの県立高森高校です。

なんとマンガ学部なるものが設置されるらしく、それ専用の実習棟を建築中でした。

私立であればそんなに珍しいことでもないかもしれませんが、これを公立の学校がやっているのが凄いですよね。県全体でマンガの街としてプッシュしていこうという意思を感じます。

 

この高森湧水トンネル公園は、元国鉄高森線(現南阿蘇鉄道高森線)と高千穂線を結ぶトンネルとして開業予定だった高森トンネルを、同区間の工事中止に伴い公園として整備したものです。

 

高森線が全線復旧した際は、高森~高千穂~延岡を徒歩連絡する旅でもしようかなと考えています。

 

季節によってトンネル内部ではイベントが開催されており、12月はクリスマスイベントが行われていました。

町内の保育園や幼稚園、企業に役所などの団体が各々趣向を凝らしたクリスマスツリーの中から来場者の投票でNo.1を決めるというイベントです。投票者の中から抽選で地域の特産品が当たるそうなので楽しみに待っています。

観光客用に開放されているスペースの最奥部には名物の「ウォーターパール」と呼ばれる噴水があります。一定間隔で水滴を発射する噴水に点滅間隔をコントロールできる照明を当てることで、水玉が止まったり上下に移動したりするように見えるものです。

是非間近でこの不思議な現象を見てみてください。

 

この日2本目の高森行き列車はガラガラ。

これに乗りたかった・・・。

 

さて、1日3本と少ない本数で、また駅間もあまり離れていないので、中松~高森の間の駅を歩いて訪問してみることにしました。

 

慌ただしい撮り鉄と遭遇~見晴台駅

高森駅の隣駅、見晴台駅です。

駅名の「見晴台」ですが、パッと見どこにも見当たりません。

 

確かに見晴らし自体はいいけどね。

 

というのも、元々駅舎そのものが展望台となっていたのですが、老朽化により現在の姿になったことで駅名だけが残った結果、駅名詐欺みたいになってしまったわけです。

 

samy8940.tea-nifty.com

zattana.sakura.ne.jp

 

上が開業してまだ間もない時期、下が末期だと思われますが、どうにもネット上にはあまり情報が転がっていませんでした。1991年に台風19号で倒壊して、1993年頃に現在の駅舎に建て替えられたという情報が僅かに見られただけです。

いずれにせよ開業から数年で下のようなオンボロ駅舎になってしまう程度にはあまり関心を持たれていなかったのかもしれません・・・。

 

そんな当駅がにわかに脚光を浴びたのは、皮肉にも地震により苦境に立たされる南阿蘇地域を支援しようと、キリンビバレッジが当駅を舞台にした午後の紅茶のCMを撮影したことがきっかけです。

 

そんな理由もあり、午後の紅茶一色の自販機やポスター、タペストリーなどとにかく午後の紅茶推しとなっています。

ちょうど1年前に訪問した島原鉄道大三東駅もそんな感じでしたね。全線復旧したら大三東駅同様に当駅が盛り上がることになるのでしょうか?

 

tk0k1975.hatenablog.com

 

本当は列車が正面からホームにやってくる光景も写真に収めたかったのですが、熱心な撮り鉄の方が先に陣取っていたため不可能でした(というか指も入っちゃってるし・・・)。
中国人ツアー客と鉢合わせもあったしこの日は間の悪いことが多かったですね・・・。

 

その後、他の場所でも撮影するらしく列車が出発した後はすぐに車を飛ばして次の駅まで行ってしまいました。急ぎ過ぎて事故に遭ってないといいんですけどね。

 

 

まさかのカップリング!?~南阿蘇白川水源駅

前回の記事で、南阿蘇村には11か所の水源があることをお話したのですが、その中でも特に観光客向けに整備されているのが「白川水源」です。

 

物産館、水晶やお守りなどのスピリチュアル系なお店があり、その奥の方に水源がある構造になっています。他の水源は無料であるのに対し、ここだけは環境保全の名目で100円を払う必要があるため、水源の手前には料金所が設置されています。

最も観光客が訪れる水源できっちりお金を取るスタイルは賢いですね。

 

そして水源のすぐ近くに南阿蘇白川水源駅があります。

 

阿蘇村の請願駅として誕生した当駅は、当線内で最も新しい駅(2012年)となっています。大きなガラス窓から南阿蘇の美しい田園風景を見ることが出来、復旧後には併設のカフェで買ったものを食べながら乗客がのんびりと列車を待つ光景が見られることでしょう。

 

さて、ここ南阿蘇鉄道に実家駅があるでんこといえば白川あそちゃんですが、この駅で私が注目したのは併設されているカフェの名前です。

「カフェ俱梨伽羅」・・・字こそ違えど、俱利伽羅といえばIRいしかわ鉄道がモデルのでんこ・俱利伽羅しおりちゃんですね!

まあでんこなはなしは全く読んでいない私ですが、「あそ×しおり」のカップリングは割と珍しい組み合わせな感じはしますね。カフェのオーナーが駅メモラー、なんてことであれば駅メモラーの憩いの場になりそうな場所ですが・・・?

 

※なおこのカフェは駅開設当初からあるものなので、当たり前ですが駅メモは一切関係ありません。

 

 

まさかのカップリングその2⁉~阿蘇白川駅

白川水源駅から1kmも満たない隣駅、阿蘇白川駅

白川水源駅と比べて見た目は小ぢんまりとしていますが、元観光名所の最寄り駅だけあって、駅舎内に入ると良い意味でのギャップを受けることになりました。

 

狭い空間に絵、本棚、ストリートピアノ、カフェがこれでもかと詰め込まれた、開けてびっくりおもちゃ箱のような駅。ストリートピアノは上手い人しか弾いちゃいけないみたいな雰囲気もありますが、ここなら人がいないから下手でも弾き放題なのが嬉しいところ。

カフェは開いてませんでした。

 

で、今回のカップリングとはなんぞや?という話ですが、この駅にはいわゆる「駅長犬」というやつがいます。

 

その名も「ゆう」。

・・・もうお分かりですね?

 

・スペルが「Yuu」ではなく「You」

・鹿児島のお隣、熊本(ゆうは鹿児島市電のでんこ)

・ゆうの追加日は2019年7月1日、犬のゆう君の誕生日は同年9月3日。

 

QED

 

はい、オーナーは駅メモラー確定ですね!!!

 


・・・というわけで、脳内で勝手に同胞認定してニヤニヤしているキモオタの図でした。

 

 

駅の入口にはカフェとうどん屋があります。

 

最後は駅近くの明神池でパシャリ。

どうやらこの辺りで一番美味しい水だそうですが、二郎の味の違いがよく分からない私なので水の味の違いなんて尚更分からないでしょう。

 

 

というわけで、これにて南阿蘇鉄道の旅は終わりです。

 

もっとド田舎で何もない秘境を走るようなイメージがあったのですが、思ったより賑やかな路線だったなあという印象です。もちろん田舎は田舎なんですけど、寂れた感じはあまりしませんでしたね。なんというか独特な雰囲気を感じる場所だったので、全線復旧してからまた是非訪問してみたいと思います。

 

ではでは。

【12月】年末恒例?な九州旅行に行ってきた①

こんにちは。高岡です。

 

今回は、昨年の長崎に引き続いて2年連続となる九州旅行に行ってきたレポートです。

 

tk0k1975.hatenablog.com

 

 

私の実家が福山にあり、九州から新幹線で帰るとちょうど通り道になるので、帰省兼旅行として九州はちょうどいいんですよね。来年は鹿児島か大分辺りにしようかな?

 

 

 

1日目・12/23(金)~熊本に到着~

昨年のクリスマス付近は、西日本を中心に強烈な寒波の影響で各地で大雪に見舞われましたね。ここ熊本でもそれは例外ではなく、空港付近は雪こそなかったものの身を切るような寒さでした。

 

熊本空港といえば、無料で最寄りの肥後大津駅まで運んでくれる嬉しい空港ライナーの存在がありますが、今回の乗客は私と2人組の女性の3人のみでした。まあハイエースを使っている時点で元々そこまで利用者がいるわけではなさそうですし、空港からであれば直接熊本市街へ行く人の方が多そうな気はします。

実際この後肥後大津駅から乗り込む人は5,6人ほどいましたからね。

 

 

空港の最寄り、肥後大津駅

サッカーの強豪として知られる大津高校で有名な大津町の中心駅です。

熊本~当駅までは電化されていますが、当駅から東側は非電化区間のため、特急列車を除けば当駅で乗り換えが必要になります。

 

駅南口にはイオンモール、そして北口には「浜食品」という全日食チェーンのローカルコンビニがあり、食料調達には困りません。個人的には旅の気分を味わいたかったので後者で夕食の買い物をしました。

 

www.google.com

 

あと個人的に気になったのが駅前の「いづみやセンタービル」です。

「Welcome to OZU」というパネルと共に駅を出て真っ先に目に飛び込んでくる廃墟なので、いかにも寂れた街であるような感じを演出するのに一役買ってしまっています。

我が地元の福山駅前にも以前、「キャスパ」というショッピングモールがほぼ廃墟のまま放置されていた時代があるのですが、(いつになったら再開発するんや・・・)と半分呆れてました。今はちゃんと再開発されてますけどね。今の福山駅周辺はホテルがかなり増えててびっくりしました。

とはいえ旅行先でこういう建物を見る分には興味をそそられてしまうのもまた事実・・・。

 

 

復旧に向けて工事が進む立野駅

というわけでこの旅でたくさんお世話になる立野駅に来ました。

立野駅といえばスイッチバック駅の中でもかなりの標高差を登ることで有名な駅ですが、南阿蘇村の玄関口でもあるためこの手の駅にありがちな鉄オタしか降りないような駅ではなく、地元の利用者もそこそこ多くなっています。

 

ここまで来ればお察しかもしれませんが、今回の旅の主目的の一つは

南阿蘇鉄道に乗る」ことです。

 

本来であればこの立野駅から乗り換えることができたのですが、2016年に発生した熊本地震により途中駅からの発着になり、かつ本数も大幅に削減された結果、現在では実乗が困難になってしまった路線です。

 

今年夏に全線復旧ということだったのでわざわざ乗りにくい時期に乗りに来ることは無いじゃないかと思うかもしれませんが、実は旅行を決めた後にこのことを知りました(笑)

まあどのみち復旧直後はしばらくフィーバータイムで人でごった返すでしょうしある意味良いタイミングだったのではないかと思っています。

 

南阿蘇鉄道のホーム、駅舎は今年の全線復旧に向けて順調に工事が進められています。寒波にも負けず工事を行う作業員の方々には本当に頭が下がりますね・・・。

 

さて、途中駅の中松駅から乗るために南阿蘇村に宿泊したのですが、これから南阿蘇村に行く方に気をつけていただきたいのは宿泊施設の少なさですね。

決して村全体の宿泊施設が少ないわけではないのですが、駅から離れた場所にあるものが多いのです。そのためレンタカーを使わないのであればバスの利用がほぼ必須なのですが、バスの時間と宿のチェックイン時間についてはよく調べておくことをお勧めします。私もよく調べないまま飛行機の予約などを行っていたのですが、なんやかんや上手いこと嚙み合っていたので事なきを得ました。

 

ちなみに九州産交バスSuicaの利用が可能です。地方の路線バスってICカードが使えるかそうでないかでだいぶ好感度が変わってきますよねえ。

 

今回泊まったのは「南阿蘇 久木野温泉 四季の森」。ここは中松駅から徒歩20分程度の距離で、かつ施設名を冠したバス停があるので初めて南阿蘇村に宿泊する方にも分かりやすくてお勧めです。

宿泊料金は1泊朝食のみで1万円程度ですが、いわゆる安宿は少ない場所なのでむしろここでも安価なほうな気はします。

ただ周辺に飲食店が少ないのが難点ですね。夜まで開いているのは中松駅近くの味千ラーメンの店舗くらいです。私が予約したときはなぜか夕食付のプランが無かったので、先述した大津町の浜食品であらかじめ夕食を調達していました。

 

なお、コンビニは近くにヤマザキショップがあるのですが、見ての通り南阿蘇村は積雪するほどの寒さだったので、凍えるような寒さの中買い出しに行かなくて良かったです・・・。

 

クリスマスということでケーキも頂きました。もはやクリぼっちなんて全く気にならなくなってしまった・・・。

 

 

2日目・12/24(土)~南阿蘇鉄道沿線を観光~

朝。用意された朝食は私ともう一人分のみ。

前日の温泉では5,6人くらいの人を見たのですが皆地元の方だったんでしょうか。温泉はぬるめで入りやすかったです。

 

宿の方に歩いて駅まで行くことを伝えるとびっくりされましたが、個人的にはこの雪の中運転する方が怖いです。というか冬の北海道に比べりゃこの程度の雪は屁のつっぱりにもならんですよ。

 

さて、上述したように南阿蘇鉄道は現在途中駅である中松駅からの発着を行っている他、本数は大幅に削られ現在ではわずか1日3往復です。そのため中松駅発高森行きの列車の始発はなんと11時となっています。また高森からの終電も14時台と完全に地元民に使わせる気のないダイヤです。

せめて始発は7時とかにして学生を乗せれば良いような気もしますが、途中駅から高森への需要ってそんなにないのだろうか・・・。

 

まあそんなわけで始発までまだまだ時間があるので、徒歩で「あの駅」に訪問してみることにしましょう。

 

先述した宿近くのヤマザキショップです。

中には入っていないのですが、衣料品売り場や百均も併設しているようで、周辺住民の重要なライフラインとなっていることが窺えます。

 

阿蘇地域には非常に多くの水源があることで知られており、南阿蘇村には11か所の水源があります。

といっても同じ地域なんだからどこで汲んでも同じなんじゃないかと思っていましたが、↓の記事を見ると硬度にもかなり差があって色々な水が楽しめるようですね。

また行くときは飲み比べでもしてみようかな?

 

asobinasse.com

 

今回はそのうちの一つである湧沢津水源にやって来ました。

駐車場やベンチが整備されており、地元民にも観光客にも使いやすいものになっている印象です。

 

ちょうど空きペットボトルがあったのでいっぱいに汲んでいきました。

生水を飲むのはあまりよろしくないとされていますが、このペットボトル1本分の水を煮沸せずにそのまま飲んでもなんともなかったので恐らく大丈夫なんじゃないかと思います(一応一気には飲まず数日に分けて飲んでますが)。

・・・と書いてしまうと無責任なやつだと炎上する可能性が無きにしも非ずなので不安な方はしっかり煮沸して使いましょうね。

 

当たり前ですが遮断機がちゃんとあるとなんかホッとしますね。

長期休止&遮断機撤去は実質廃線みたいなもんですからね・・・。

 

 

元・日本一長い駅名~南阿蘇水の生まれる里白水高原駅

というわけで、やってきました。

 

南阿蘇水の生まれる里白水高原駅

 

です。

 

元祖・「読み仮名が日本一長い駅名」として知られる当駅ですが、

「富山トヨペット本社前(五福末広町)停留場」が登場して首位を奪えば、今度は「等持院立命館大学衣笠キャンパス前」駅が登場して首位を奪還、負けじと前者が「トヨタモビリティ富山 Gスクエア五福前(五福末広町)停留場」に改名して再び首位を奪い返す・・・というカオスな争いに巻き込まれた結果、現在では3位に転落してしまいました。

 

web.archive.org

ちなみに富山地鉄サイドとしては「狙って1位を取りに行ったわけではない」らしいですが、本当にそんな意図が全く無かったわけないですよね、さすがに・・・。

 

3位になってしまったとはいえ、さすがに読み仮名元1位の駅というだけのことはあり、全てひらがなにすると圧を感じます。

ですがちょっと個人的に不満があるのは、隣駅の表記の仕方なんですよね。

お隣の「あそしもだじょう」と書かれた駅も、正式名称は

阿蘇下田城ふれあい温泉」駅というそこそこ長い駅名なのですが、「ふれあい温泉」の部分がカットされてしまっているのです。

 

ちなみにお隣の中松駅駅名標を見ると、

「南阿蘇水の生まれる里」という駅名の半分以上が削られてしまう事態に。

そこはお前・・・自分でそんな長ったらしい名前つけたんだしちゃんと責任取って全部の名前を書いてあげるのが筋ってもんじゃあねェのかい・・・

 

なお南阿蘇水の生まれる里白水高原駅と並び、読み仮名が日本一長い駅名として知られていた鹿島臨海鉄道大洗鹿島線長者ヶ浜潮騒はまなす公園前」駅は、隣の駅の名標でもちゃんと省略されずに書かれています。

 

駅名標の法則を乱してまでちゃんと名付け親としての責任を取る、そういう意味では鹿島臨海鉄道の方に軍配を上げたいですね(謎の上から目線)。

 

元祖日本一長い駅名の意地を感じる張り紙。

ですが「隣接する2駅を合わせた文字数」では、先述の

トヨタモビリティ富山 Gスクエア五福前(五福末広町)停留場」+「富山大学前」(表記31文字、読み仮名41文字)に一気にぶち抜かれるという結果に。

この張り紙を掲出してわずか9ヶ月後の出来事だっただけにショックを受けたのか、富山地鉄ニュースリリースについては張り出されていませんでした。もっとも一番かわいそうなのはわずか9ヶ月で最長駅名を奪われてしまった京福電鉄ですが・・・。

 

田舎の駅によくある「自由に読んでください」な文庫かと思いきや、古本屋として営業している立派なお店なので、本棚は施錠されています。

金・土曜の11~15時というこれまた訪問が困難な日時となっていますが、機会があれば寄ってみてはいかがでしょうか。この日は土曜なので営業日ではあったのですが、列車に乗ることを優先したかったので今回はパス。

 

www.hinatabunko.jp

 

震災前の時刻表。本数多い!

 

駅の隣には居酒屋、さらに近くにはスーパーがあり意外に便利。

 

もちろん水源もあるよ!

 

ちなみに駅メモ内でのはじめまして称号獲得者を隣の中松駅と比較するとダブルスコアの差があります。名乗っている人数もかなり多いですね。

 

終着駅と化した中松駅からの乗車。意外に客が多い!?

というわけで、ここが現在の終着駅の1つ、中松駅です。

赤いぐるぐる?のような謎の意匠が気になる駅ですが、中はもっとすごいことになっていました。

 

まず目につくのは『星獣戦隊ギンガマン』の合体ロボ「ギンガイオー」の巨大フィギュア。そして懐かしいものから最近のものまでフィギュアやぬいぐるみが所狭しと置かれています。

 

これらのフィギュアは元々置かれていたものもあるでしょうが、この日は併設のカフェでクリスマスイベントが行われており、そこの店主のお子さんらしき少年が設営を行っていました。

パッと見た感じ子供しか参加できないっぽいイベントでしたが、ベイブレードとデュエマはいずれも少年時代にドハマりしたものなので私も参加したかったです(泣)

 

子供の頃にハマっていたおもちゃって、大人になってまたふと遊んでみたくなることはありませんか?でも今実家に帰ってもデュエマもベイブレードも無いという悲しい事実・・・。なんで親というやつは子供の思い出の品をすぐ捨てろ捨てろって言うんですかね?

 

 

ところで、この駅の駅舎の写真を見て何か気付いたことはありませんでしたか?

まあ駅舎のことではないのですが、右端にチラリと見えるバスの影。

 

「MK-1223BXTW」という謎の団体客用の観光バスが停まっていたのですが、一体何の団体なんだろう・・・。

 

まあ当時はそんなに深く考えていなかったのですが、ホームに列車が到着すると、なんとなくその答えが見えてきました。

高森からやってきた一両編成の車両には満員の客がぎっしり。

さらに私が高森行きの列車に乗ろうとすると、どこから湧いてきたのか突然ぞろぞろと団体がやってきて足早にボックスシートを占領していきました。そして明らかに日本語ではない特徴的な大音量の喋り声が車内に響き渡ります。

 

まさかの中国人団体ツアー客ッ―――!

 

言っちゃアレですが、1日3往復のドマイナー路線にツアー客が乗って来るなんて夢にも思いませんでした。どうせなら全線復旧してからにすればよかったのに・・・!(ブーメラン)

 

列車はまさに観光列車状態で、運転手が沿線のガイドをする場面ではゆっくりと進んでいきました。

「右手に見えるのは田んぼです」―――なんか手当たり次第に案内してない???

 

結局終点の高森駅までの所要時間は25分だったのですが、ガイド付きでのんびり進んでいたように思いきや時刻表通りの時間でした。

ツアー客がいたから観光列車のようなことをしているのかと思っていたのですが、むしろいつもやっていることなんですかね。全線復旧してこのあたりがどうなるのかも気になる所です。

 

 

長くなってきたので、①はここでいったん終了して②は高森駅の様子からお伝えしていきます。

 

ではでは。



 

 

 

 

 

応用情報技術者、リベンジ成功!そして2023年に取りたい資格たち

 

あけましておめでとうございます。

 

高岡です。

 

2023年もよろしくお願いします。

 

 

というわけでね、個人的に昨年の目標に掲げていたことが2つ、

 

普通自動車免許の取得

応用情報技術者試験合格

 

とあり、免許の方は順調に取得できたのですが、応用情報技術者試験の方は1回落ちてしまいました。

 

 

tk0k1975.hatenablog.com

 

まあタイトルを見れば分かると思うんですけど、、、、

 

 

 

応用情報技術者試験、合格しました!!!

 

午後試験は前回の57点から84点の27点アップです!

結局前回と同じ選択科目でしたが、情報セキュリティ、ネットワーク、データベースの午後試験勉強にほぼ全振りした成果が出ました。おかげで午前試験で結構苦労したのでそっちで落ちたんじゃないかと不安でしたが・・・。

 

組込みシステム開発ははっきり言って小学生でも解けるような初歩的な穴埋め問題だったので運にも恵まれましたね。今回組込みシステム開発を選ばずに落ちてしまった方はご愁傷様ですが、あれだけ簡単だと問題作成者も何を考えているんだとは思います。

まあ気になる方は↓のサイトから「試験回:令和4年秋期」「分野:組込みシステム開発」で解いてみてください。全く未経験でも日本語が読めれば簡単に解けるので・・・

 

www.ap-siken.com

 

実は去年12/22(木)の正午には既に結果が発表されていたのですが、

翌日から旅行があったので、

 

「もし落ちてたら落ち込んだ気分のまま旅行に行くことになってしまう・・・」と日和ってしまったので年明けの今記事を書いているというわけです(笑)

 

というわけで2022年の目標は無事クリアできました!

 

2022年は初めての草野球、フットサルオフであったり、本格的な資格勉強をやってみたりと自分なりに成長を感じられた年となりました。今年も少しずつ出来ることを増やしていければいいなと思います。

 

 

さて、応用情報技術者試験に受かると2年間高度試験の一部科目免除資格が与えられます。

それも踏まえて今年目指す資格を挙げていきます。

 

データベーススペシャリスト

 

・簿記3級(2級)

 

 

まず、データベーススペシャリスト(以下DBS)ですが、昨年史上最年少での合格者が出たことで話題になりましたね。高度試験の中では比較的勉強時間少なめと言われるこの試験でとりあえず最初の腕試しをしてみようと思います。

ただ高度試験は1つを除いて1年に1回しか開催しないので、これを落としてしまえばその時点で今年の目標は果たされないことになってしまいます。絶対に一発合格する気持ちで準備をしていきたいですね。

 

簿記はどこに行っても潰しの利く代表的な資格ですね。こちらは年に複数回開催されるので、早い段階で3級に受かれば2級にも挑戦していこうと思います。

 

あとは漢検一級の勉強も少しずつやっていかないとなあ・・・。まあそんなことを言いながらずっとやらずにいるのですが。

 

 

 

では改めて、今年もよろしくお願いします。